「対テロ戦争」終戦交渉のすすめ
・・・『葡萄畑で月を頼りに』の中の人から、ブックバトンをいただいていた。
http://d.hatena.ne.jp/cameracamera/20050623/p1
▼Book baton
* Book reading right now (今読んでいる本)
* The last book I bought (最後に買った本)
* Five novelists(or writers) I read a lot, or that mean a lot to me (よく読む、または特別な思い入れのある 5 人の作家、または小説家)
* Five books I read a lot, or that mean a lot to me (よく読む、または特別な思い入れのある5冊の本)
* Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す 5 名)
・・・とりあえず考えてみた。
*Book reading right now (今読んでいる本)
天童荒太『永遠の仔』
(面白そうなのに読んでなかったので。)
富野由悠季『機動戦士Zガンダム』
(映画化記念。どんな話だったか、細かいところを思い出すために。)
ケッチャム『隣の家の少女』
(読書による精神への拷問。トラウマメーカー。積極的におすすめしない。)
* The last book I bought (最後に買った本)
こうの史代『ぴっぴら帳』全二巻
(『本よみうり堂』に、こうの史代『夕凪の街 桜の国』の書評を送って、もらった図書券を何に使おうか考えた結果・・・今月に出る新刊にしようかと迷ったけど)
* Five novelists(or writers) I read a lot, or that mean a lot to me (よく読む、または特別な思い入れのある 5 人の作家、または小説家)
小林信彦
カート・ヴォネガット
手塚治虫
大塚英志
こうの史代
* Five books I read a lot, or that mean a lot to me (よく読む、または特別な思い入れのある5冊の本)
カート・ヴォネガット『スローターハウス5』
(SF作家の奇想によって描き出された、第二次世界大戦におけるドレスデン爆撃の記憶。連合軍によるドイツへの戦略爆撃であり、都市市民への無差別攻撃でもあった。米軍兵士であった筆者は、ドイツ軍の捕虜として、「爆撃される側」からこの空襲を経験している。)
小林信彦『ぼくたちの好きな戦争』
(「喜劇」として描く太平洋戦争。あの戦争に悪ノリしていた国民一人ひとりの「草の根の戦争責任」を描く。この作品発売当時の新聞広告コピー『僕たちは戦争を楽しんでいた。それがいつか、大きなツケをもたらすことも知らずに・・・』を、今でも記憶している。)
徳弘正也『狂四郎2030』
(アメリカと中国が核戦争で消滅した未来世界、軍国主義的な超管理国家と化した日本では、男女が別々の生活を強制され、遺伝子で人間を差別する優生思想が支配している。超人的な殺人技術を持つ主人公は、性的暴力の犠牲にされ続けてきたヒロインを救い出すため、国家を敵に回した死闘を開始する。『ジャングルの王者ターちゃん』同様のお下劣ギャグと、悪い冗談のような暴力描写、そして思わず涙するような愛が同居する、「近未来SF冒険SEXYバイオレンスラブロマンスせんずりコメディちんこ漫画」(作者によるコピー)。名誉ある文化庁メディア大賞落選作品。)
ロデリック・ソープ『ダイ・ハード』
(商社で働く娘とクリスマスを過ごすために、パーティー会場のビルへやってきた初老の元警官・リーランドは、ビルがドイツ人テロリストに占拠された現場に遭遇する。強硬路線をとる警察が人質ごとテロリストを掃討しはじめる前に、なんとか娘や孫たちを救い出したいリーランドは、自分の手で次々とテロリストを殺してゆく羽目になる。しかし事件の背景には、80年代のアメリカが、そしてリーランドの娘が犯した「罪」が横たわっていた。テロリストにも警察にも、そして自分自身や娘にさえも「正義」を見出せないまま、リーランドは戦う・・・警官として、あるいは夫として父として「間違い」を犯し続けた過去の記憶に苦しめられながら。
ちなみに映画『ダイ・ハード』は、この作品から政治的な側面を完全に削り取った、まったくの別物である。くたばれハリウッド!
新潮文庫版は絶版。ブックオフでの購入を推奨。)
中沢啓治『はだしのゲン』
(こうの史代『夕凪の街 桜の国』も、この作品がなければ生まれなかった。すべての子供に読ませて、原爆や戦争に対するトラウマと、おそろしい悲劇を乗り越えていく人間の強さを与えたい。)* Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す 5 名)
・・・考え中。
ていうか、名指しするのも妙な気分なので、「これを読んだみなさんにバトンを渡します」ということで、どうだろうか。