▼こうの史代 原画展
2005年5月5日(祝/木)11:00〜15:30
有明・東京ビッグサイト東4ホール
自主制作漫画展示即売会 COMITIA72会場内にて開催
・・・今週の『週刊ポスト』の書評欄に、平岡敬(前・広島市長)氏による、「夕凪の街 桜の国」評が掲載されている。
平岡氏はこういう本も書いている。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004304520/
書評の内容は・・・まあ、普通かな(@∀@)ちょっとカタいかな。
ネタを割らないでほしかったなあ。でもたぶん、一生懸命読んだんだろうな。
どうも、65歳〜70歳あたりの人には、「マンガの文法」がよくわからない人がけっこういて、「桜の国」はよくわからない、なんてこと言うし。あの時間移動についていけないのだろう。
でも、これが機会になって、『週刊ポスト』の読者層だと思われる40代以上の男性層にも「夕凪・・・」が読まれるといいのだが。(私はもう少し若いけれど、おっさん雑誌の書評欄を読むのが趣味なのでチェックできたのだ。同年代の人間はほとんど読んでなさそう。)
メモ。
司馬遼太郎の『坂の上の雲』は、つるつる読めて面白いし
個人的に好きなくだりもあるのだが、一方で
「明治はよかったが、昭和はダメだ」というワクに縛られすぎている、という意見がある。
明治時代、すでに「昭和のダメなところ」は形成されていたはずだからだ。
いわゆる「司馬史観」は「つくる会」史観にデッドコピーされたと言われるが
「つくる会」史観ほどにはヒドくないとも思う。個人的に戦争で非道いめにあった
思い入れに基づいているだけに。
とはいえ、確かに弱点があるのも事実で、
http://www.sam.hi-ho.ne.jp/s_suzuki/book_kingendai.html
そこを「つくる会」史観は最大限に利用し拡大解釈している。
ところで、
「『坂の上の雲』は、旅順虐殺事件を無視している」という意見があった。
旅順虐殺事件についてはのちほどまた。日清戦争の時の事件だよ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480857222/
http://kyoukasyonet.fc2web.com/kiru7.html