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「対テロ戦争」終戦交渉のすすめ



・・・ロンドンでの同時多発テロに際して、イギリスのブレア首相は次のように語った。

▼<ロンドン同時テロ>時限装置付き爆弾 「アルカイダ」断定
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050708-00000034-mai-int
>ブレア首相は同日、サミット会場からいったんロンドンの首相官邸に戻った後、テレビ演説し、「イスラムの名のもとに行われたテロだ」と述べた上で、「大多数のイスラム教徒にはまったく無関係だ」と指摘。「テロリストは決して勝利することはない」と述べ、断固としてテロと闘う決意を表明した。

・・・また、小泉首相は以下のように語っている。

▼<ロンドン同時テロ>小泉首相 「テロとの戦い続ける」
>主要国首脳会議(サミット)に出席している小泉首相は7日夜(日本時間8日朝)、ロンドンで発生した同時爆破テロについて「サミットにあわせたものだ」との認識を示したうえで、「(G8首脳で)結束して、テロに屈することなく、テロとの戦いを続けていかなければならないという共通認識を持った」と語った。
▼<イラク自衛隊派遣>再延長を否定せず 英国の小泉首相
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050709-00000004-mai-pol
>訪英中の小泉純一郎首相は7日、12月に期限切れを迎える自衛隊イラク派遣について「12月の状況で判断しなければいけない」と述べ、派遣期間の再延長を否定しなかった。ロンドン同時爆破テロを受け、米国は改めて「テロとの戦い」を強化するとみられ、自衛隊の撤退を検討するのは難しくなったとの見方が出ている。

・・・実を言えば、私にとって彼らの話は退屈だった。わたしは彼らの話には飽きあきした。それはまるで母親が語るベッドタイムストーリーのようで、陳腐でくだらない。「テロリストは勝利しない」「テロを許さない」「テロとの戦いを続ける」・・・彼らはその言葉をさまざまな機会に何度も繰り返してきたが、いまだに上手く説得力をもって話せないでいる。彼らの言葉には何の意味もないと言っていいだろう。
(参考文献:青山学院高等学校2005年度入試問題)
http://d.hatena.ne.jp/claw/20050619#p1


英・米・日が中心となって進めてきた「対テロ戦争」の戦果について、考えてみるべき時がきたように思う。
アフガニスタンイラクを破壊した「対テロ戦争」は、「テロ」を一掃するどころか、むしろ増大させている。
アメリカ政府はオサマ・ビンラディンと「アルカイダ」を911の首謀者とみなす。しかし「対テロ戦争」では、いまだにオサマを殺すことに成功していない。「アルカイダ」を名乗る組織は、壊滅どころか増えている。

▼<ロンドン同時テロ>アルカイダとは異なる実体なき組織か?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050708-00000087-mai-int
>声明を出した団体は、正式には「欧州の聖戦アルカイダ秘密組織」を名乗る。初めて出る組織名だ。
>しかし、日本エネルギー経済研究所中東研究センター研究主幹の保坂修司氏は、「声明が出たのは、アルカイダが従来使ってきた掲示板ではない。犯行組織しか知り得ない秘密の暴露もない。組織名にある『秘密』を使った団体はこれまですべて実体がなかった」と説明する。
中東調査会の研究員、高岡豊氏は「過激派が普段行う『殉教者』への称賛もない」と指摘。この掲示板には、世界のイスラム過激派から「偽物だ」との書き込みが集まっているという。

・・・そもそも、「対テロ戦争」は本当に「対テロ」の戦争なのだろうか?
どう考えても、対テロ戦争」で死んだ「テロリスト」の数より、
対テロ戦争」で犠牲になった民間人の数のほうが圧倒的に多い。

アブグレイブグアンタナモでの(児童虐待をふくむ)人権侵害、イラクの都市に対する無差別攻撃、あるいはイギリスにおける裁判なしの容疑者逮捕・長期拘留などは、あたかも「テロ」を挑発するかのようだ。
・・・「対テロ戦争」は、「対テロ」に関して言えばすでに現時点で負け戦であるし、収支としてみれば赤字であるし、
世界の自由と民主主義を縮小させている。

▼「文明へのテロ」と非難=駐日米大使−ロンドン同時テロ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050708-00000099-jij-pol
>シーファー駐日米大使は8日午前、就任あいさつのため訪れた福岡県庁で、麻生渡知事と懇談した。同大使は、ロンドンでの同時爆破テロについて「国際的問題として対処しなければならない。文明へのテロだ。文明を守り、法治を守っていかねばならない」と述べ、国際社会が一致してテロに対処していく必要性を強調した。 

・・・その「文明国」が引き起こした「対テロ戦争」のさなかで、どれほどの野蛮が行われていることか。

▼こども囚人 ニューヨークタイムズ
http://d.hatena.ne.jp/cameracamera/20050629
@葡萄畑で月を頼りに
アフガニスタン発の数値はさらに一層驚くべきものである。先月ジャーナリストのSeymour Hershが英紙ガーディアンに書いたところによると、2001年の侵攻の直後にラムズフェルド国防長官宛てのメモで「13歳から15歳のパキスタン少年800−900人の拘留」と報告されていた。
アブグレイブやバグラム空軍基地のようなアメリカの施設に収容された子供囚人達は大人と同様の虐待を受けている。国際赤十字アムネスティ・インターナショナル、そして米国防総省自らも、子供への拷問の物的証拠を集めており、それらは虐待を目撃したり、虐待に参加した兵士達の証言からも支えられた。
・・・

▼<ロンドン同時テロ>英国のイスラム系組織 一斉に犯行非難
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050708-00000087-mai-int
>英国のイスラム教徒は約3%の約180万人いるとされる。国内最大級の「英国ムスリム協議会」は「邪悪で無差別的な犯行を完全に非難する」との声明を出し、犯人が「国民を分裂させようとしている」と指摘した。また、英国でのイスラム教徒とキリスト教徒の従来の友好関係を強調し、反テロで結束を訴えた。
だが、英ガーディアン紙によると、事件後、同協議会のウェブサイトには約3万件の脅迫まがいの電子メールが寄せられたという。
>人権団体「イスラム人権委員会(IHRC)」は、米同時多発テロ直後にあったイスラム教徒への嫌がらせなど「反イスラム的な行為が回避されることを望む」との声明を出した。同委員会のマスード・シャジャレ議長は7日、スカイテレビに出演し、「多くのイスラム教徒は善良だ」と訴えたが、司会者から「善良というが、イスラム社会がテロリストの隠れみのになっているのでは」と詰問される一幕もあった。


・・・「英米をはじめとする先進国は、現在の「テロ」に対して国家間戦争の枠組みで対しようとしてきたけど、それでうまくいくわけないだろ(大意)」ということを、山口昌之先生が今日の『朝日』に書いていた。そのとおりであるが、英米があえて国家間戦争の枠組みを使用するというなら、そろそろ「終戦交渉」の頃合いだろう。さまざまな作戦が遂行されてもいまだにロクな戦果を挙げられず、貴重な税金と労力は無駄に消えてゆき、無数の市民が犠牲になっているにもかかわらず、無能な司令官は責任を問われない。まるで1940年代の大日本帝国だ。(@∀@)
やればやるほど敵の数と犠牲の数が増える。そういう戦争は、とっとと終わらせるのが戦争のキホンというもの。
戦術の山口先生は、「欧米諸国はもっとイスラエルに中東和平の義務を果たさせろよ、穏健派のイスラム勢力も支援しろよ(大意)」と主張なさる。それもそうだが、あとひとつ。アメリカのイラク占領の終結も忘れてはいけない。「占領されたイラク」こそが、いまや世界最大規模の「テロリスト」供給源なのだから。

▼二つの「宇宙戦争ニューヨークタイムズコラム
@葡萄畑で月を頼りに
http://d.hatena.ne.jp/cameracamera/20050708
>「アルカイダやその他の外国テロリストがイラクタリバン政権下のアフガニスタンのようにしてしまうのを防ぐ」と大統領は公言したが、そのちょうど一週間前に、ニューズウィークニューヨークタイムズによって、この戦争はイラクを、1980年代や90年代のアルカイダ支配下アフガニスタン以上に効率的なイスラム兵の磁場かつトレーニング場にしているのかもしれないという新たなCIAの調査が報道されたばかりだった。
・・・

・・・確かなことは、
「テロ」と「対テロ戦争」、いずれもが各国市民の敵だということだ。
「テロ」という手段でなくとも公正や正義が実現されうる状況下では、それでもなお無差別に「テロ」を行おうとするファナティックなグループは孤立していく。
しかし「対テロ戦争」は、逆に「テロ」に対して存在意義を与え続ける。
「テロリスト」を最後の一人まで殲滅する、そんな「勝利の日」は永遠に来ないだろう。
・・・「終戦交渉」の時は来た。
無能な司令官は更迭されねばならない。

「憲法9条で、アタマ悪い『対テロ戦争』をかしこくサボろう
「愛国心とか夢見てんじゃねーよw
 国家は国民を守らない。君の生活とか老後は特に。」
「日の丸・君が代とか強制してると国が滅びますよ!(@∀@) (例)大日本帝国」