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橋下維新に子供をアホにされないために!「市民のための教育戦略」を提案するよ (2)

・・・今回は「教育・職員条例」の前文に示された橋下維新の教育理念について、そのバカさ加減(@∀@)について書き出してみたい。なぜ「バカ」だと言い切れるかといえば、彼らの教育理念の根本には、ある重大な矛盾があるからだ。

▼(参考資料)橋下&維新の会の「教育・職員条例」
http://osakanet.web.fc2.com/kyoikujorei.html

・・・この前文が、現行法の原則にどのように違反しているかは、こちらを参照してもらいたい。

▼(参考資料)橋下「教育・職員条例」の法的問題点について
http://o-bengosi-hp.web.infoseek.co.jp/kyoikujorei3.html

法律上の論点は専門家にまかせて、わたしとしては、橋下の条例の内容がいかに現実離れしているか、また子供たちの教育にとっていかに役立たずであるかを、実例を通じて示そうと思う。
橋下がくだんの条例の前文で示していることは、

(1)国際競争に取り残されないために、その時々の時代の変化を教育に取り入れよ。
(2)そのために教職員の自主性を制限し、教育に政治を介入させよ。

ということだ。
ここには資本主義についての巨大な誤解があり、それゆえに生じる救いがたい矛盾がある。
彼らは「資本主義における競争に勝つために、子供に競争を教えるべきだ」と主張している。
しかし、この主張は前提が間違っている。
資本主義における競争に勝つためには、競争に参加する必要はないのだ。(@∀@)
考えてもみるがいい。競争とはどういうことか?
すでに敷かれたコースがあり、すでに設定された到達すべきゴールがあり、打ち倒すべき多数の競争者がすでに存在する。その状況下で他者よりも早くゴールに到達するために時間と資源を投入する。犠牲を支払い、ムダを削減する。競合者より少しでも速く速くと互いに競い合い、拮抗した力量を持つ者どうし、少しでも相手より有利に立つために、わずかな差をつけようと必死に走る、走る、走る・・・
な〜んてのは、バカのやることである。

・・・現実の資本主義社会を考えてみてほしい。
 
企業は「競争しないこと」で成功する。
 
たとえばアップルは、というかスティーブ・ジョブスは、「競争した結果」として市場における巨大な地位を得たのだろうか。iPhoneiPadは何か他の商品と競争する中で生まれたのだろうか。
amazon楽天は、「競争した結果」として現在のような地位を得たのだろうか。フェイスブックはどうだろう。
彼らはすでにある競技場の上で他者と競ったわけではなく、新しく競技場を作ることで覇者となったのだ。
新しい競技場を、つまり新たな基盤、プラットフォームを作るには、多くの人々が既存の商品やサービスに対して持っている不満を注意深く観察し、そこに隠された欲求や願いを読み取り、それに応えるために巨大な努力を注ぐという、ある意味で利他的な思考が要求される。企業がこの一点で利他的であればあるほど、その商品やサービスは消費者に選考され、資本主義社会で成功する・・・これは面白い矛盾だ。そのような企業だけが、競争相手のいない新しいフィールドの上を独走し、大きな利益を得る。

だが、橋下や維新の連中が叫ぶ教育方針では、このような思考を身につけることはできない。ただ、他人の作った競技場の上で走り回る競技奴隷が育つばかりだ(@∀@)
資本主義における企業の目的は「競走に勝つこと」ではなく、一般的には少しでも多くの利潤を獲得することにある。「競走には勝ちました、でも利潤はたいして出なかったうえにジリ貧です」では本末転倒だし、だいいち未来が見えない。ともかく労働者をしぼりあげて、利潤率さえ引き上げればそれでいいんだ!という方法にも限度というものがある。むしろ理想をいえば、「別に競走なんかしませんでしたが、利益はガッツリ出ました」ってな方がいいに決まっているw
(※ところで、「競技場を作ることで儲ける」といった発想は、実を言えば昔からいくらでもあった。たとえば、賭場(とば)で最も儲けるのは、個々のバクチ打ちではなく、賭場を開く胴元である。土地開発で儲けるために、まずは鉄道を敷く・・・という業者のみなさんもいらっしゃった。まーこれらについていえば利他的どころか私利私欲が動機ではあるけれどw、しかしながら考えてもらいたいのは、なぜこのような戦略をとる企業や個人が存在するのか、ということだ。ここには「競争をしないことによって利益を確保したい」という欲求が見て取れる。というのは、競争というのは人間や企業を疲弊させ、一方で利益を小さくするからだ。昨今の例で言えば、牛丼の値下げ競争。あるいはクラウドサービス。というかパソコンなんかまさにそうだよね。IBMはハード産業からどんどん「いち抜けた」して、ソフトやソリューションなどのサービス分野が事業の9割を占めるようになったというが、要するに「価格競争の激しいハードの分野では、稼ぎが小さくなりすぎる」から撤退しているわけだ。)
 
もうひとつ。
 
現実の資本主義における大企業は、自由競争などしていない。
 
・・・「言わせんな恥ずかしいw」って話ではあるけれど、資本主義社会における巨大企業は「公正な自由競争」などしていない。んなことはとっくにみんな知っているはずだ。

マイケル・ムーア監督作品『キャピタリズム〜マネーは踊る』関連インタビュー
http://democracynow.jp/video/20090924-1
http://democracynow.jp/video/20090924-9
>・・・ムーア監督はこの映画で、民主主義を形骸化させ政治と社会を牛耳る金融資本と、それに寄生する議会と行政に正面から切り込み、返す刀で、問題の本質から目を背け弱者に責任を転嫁することで権力に擦り寄る大手報道機関を切り捨てます。2008年、リーマンブラザーズ証券の破綻とAIG保険の経営危機に端を発した世界同時不況、それに続く巨額の公的資金による金融業界救済。「デリバティブ」や「クレジット・デフォルト・スワップ」(CDS)など、専門用語の煙幕に隠れて行われた「略奪」を誰にでも分かるように説明するという野心的な作品・・・
▼競争社会を勧める奴は競争には参加しない
http://shadow-city.blogzine.jp/net/2011/12/post_d319.html

 
・・・もっと言えば、橋下や維新の会の政治屋たちもまた、「公正な競争」に反することをやっているではないか(@∀@)

▼「以前、松井一郎が)府営公園管理の入札にケチをつけ、橋下知事に直談判し、入札を見直させた一件があります。また、別の公園でも、彼の後援会幹部が入札に参加した事業に関わる件で、決算委員会で彼が質問をしたのですが、それがきわめて不自然な形での質問だったので、注意を受けたということもありました。他にも、松井氏だけでなく、他の維新議員が公共事業で不自然な質問をしている場面があり・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/6144792/
パー券売りさばいた「幼馴染」が総額6億7784万円の府公共事業を受注 
橋下知事、パー券あっせん認める 「幼なじみのつてで売ってもらったので問題はない」
http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010052401000337.html
▼>閉園した遊園地・エキスポランド跡地の利用が課題となっている万博記念公園大阪府吹田市)をめぐる最近の橋下徹知事の動きに、不信感を感じている。・・・
>テーマパーク誘致を進めているのは、大阪市内の投資会社。この投資会社は実は構想発表前から知事側と接触し、知事の私設秘書も構想に関与していたという背景があり、投資会社の動きに符合するかのように、知事がテーマパーク構想を打ち出した経緯がある。
>さらに、この投資会社の社長が知事後援会主催のパーティー券を購入していたというおまけもついた。
>当初、こうした動きに対し、特定企業の利益のために知事が環境づくりをしているのではないかと疑う声もあり・・・
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/100327/lcl1003271204003-n1.htm
▼>建設コンサルタントをしている大阪府橋下徹知事の叔父が、知事の政治資金パーティー券を100万円分購入したことについて4日、共産府議府議会決算特別委員会で「叔父が大阪府公共工事にもかかわっており不適切だ」と批判。橋下知事は「知事の就任祝いとして購入してもらった。入札は公正で問題はない」と説明した。
http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/osaka/091205/osk0912051508005-n1.htm
週刊ポスト橋下知事スキンヘッドの叔父の公共工事受給額が2倍に」
http://blogs.yahoo.co.jp/nothigcat2000/13151442.html(記事の概要紹介)

 
・・・以上のことから明らかなように、資本主義社会における成功とは、競争によってもたらされるものではない
目的はは競争に勝つことではない。「競争に勝っても利益はスズメの涙」ではお話にならない。むしろ「いかに競争しないことによって利益を確保するか、あるいは大きな利益を獲得するか」が重要なのだ。それが新たなプラットフォームの創造を意味するにせよ、あるいは談合や汚職や裏取引を意味するにせよ(@∀@)そうなのである。
これによって橋下の「教育論」めいたたわごとは、前提からし完全な間違いであることがわかる。学校で子供たちに競争を教えても、資本主義社会の競争にはクソの役にも立たないのだ。では、子供たちには何を教えるべきなのであろうか。この資本主義社会で生き抜いていくために、何を身につけさせるべきなのか。汚職や談合の仕方か?wもちろんそうではない。次回以降はその話をしていこう。(続く)
 
 

「憲法9条で、アタマ悪い『対テロ戦争』をかしこくサボろう
「愛国心とか夢見てんじゃねーよw
 国家は国民を守らない。君の生活とか老後は特に。」
「日の丸・君が代とか強制してると国が滅びますよ!(@∀@) (例)大日本帝国」