「マイウェイ」を見てきたんだよ(@∀@)
・・・デートムービーとしてはいかがなものかと思ったんだけど、相手の女性が希望したんだからしょうがないw
▼映画『マイウェイ 12000キロの真実』公式サイト
http://myway-movie.com/
ネット上ではなんだか酷評する奴もいるんだが、これね、「ああ今日は映画ガッツリ見たわ」という満足度は非常に高い作品ではあるのですよ。
そりゃあアラはありますな。「朝鮮人懲罰部隊」とか「命令書が巻き物」とか「帝国軍人に切腹命令」とかねw
しかしまあ、だんだんどうでもよくなるわけですよ、戦闘シーンに勢いがありすぎて(@∀@)同じ監督の『ブラザーフッド』もそうなんだけど、大画面で見ると息苦しくなるほどの戦場密度。痛い熱い苦しい。一緒に見てた女性は悶絶してましたが、あー、見る前に俺が引き止めるべきだったかな、と思うくらいwww
ただ、俺が感心したのは、「これは手塚治虫だ!『アドルフに告ぐ』だ!」ってことなのでした。つまり、国家や民族などの制度の中で分断されている人間どうしが、制度の奴隷としてではなく、ひとりひとりの個人として向かいあう、そういうテーマが描かれていたってことです。それは良く考えたら『シュリ』とか『ブラザーフッド』の時からそうなんであって、監督のカン・ジェギュ(姜帝圭)はそのてん一貫している人なんですよ。彼はたいした人物だと思う。『ブラザーフッド』でも保導連盟事件をきっちり描いていたので、さぞかし右翼(韓国の)に脅迫されたのではないだろうか。
・・・歴史のいきがかりで激しく憎みあうことになる日本人と朝鮮人の青年二人が、幼いころにひたすら無心に街なかを競走していくシーン、ああ人はどうしていつまでもこのように生きられないのかと、そう思わずにはいられない。
だからまあ、もしもあなたのお近くの映画館でまだ上映中なら、大画面で見ておいて損はない、そういう映画でした。
・・・それにしても最近の映画・・・『聯合艦隊司令長官 山本五十六 太平洋戦争70年目の真実』もそうなんだけど、どう考えてもフィクションなのはわかってるんだから「真実」「真実」って題名やコピーにいれるのやめようよ(@∀@)と、それだけは声を大にして言いたいです。