▼ピ（Rain）『I'm Coming』プロモビデオ
http://www.youtube.com/watch?v=mnHUS1ctUVo
▼その歌詞
http://blog.goo.ne.jp/kai20011231/e/a5116067d4bceedbf515262e50b7d77a
＞今なお俺を動かす力は
今なお俺が餓えるその訳は
俺の心の中奥深くに こびり付いている恐れだ
倒れる度に 俺に聞こえてくる声
今は休む時ではない 辛かった時を忘れるな
疲れ切った俺の体を 再び目覚めさせる声
お前が望んだ事じゃないか お前がした約束を忘れるな
荒れた呼吸を もう一度整えて行く
Rain is coming down through the roof top
また雨が降る すべてをずぶ濡れにする
Rain is coming down and it won’t stop
とても熱い やむことはない
Let me tell you the story
止まりそうだった俺の心臓は 今もなお脈打って
ほどけた俺の脚と 疲れた肩が再び生き返り
・・・ピのミュージックビデオの背景に原爆ドームが写ってることをネタに、
２ちゃん極東系の頭のおかしい愛国ネチズンが（＠∀＠）、必死で「反日韓国人が反日ビデオを流している」と吹き上げている。しかし盛り上がらないことおびただしく、からかいのカキコを投下してみても反応が鈍い。「嫌韓厨終わったなw」という感じ。
▼【反日】韓流歌手「Rain」、原爆投下直後の被爆地「広島」で歌って踊る
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/dqnplus/1166691258/
▼韓流歌手ピが反日ＰＶ、原爆投下直後の広島で踊る
http://society3.2ch.net/test/read.cgi/korea/1166776861/l50
＞韓流歌手ピ（日本名「Rain」）のミュージックプロモーションビデオの舞台が、
どうみても原爆投下直後の広島を彷彿とさせる映像になっている。
明らかに原爆ドームとおぼしき建物も確認できる。
＞這いずり回る被爆者や、キノコ雲のような爆発シーンまである。
ちなみに「原爆」は韓国人が日本人への嫌がらせによく使う言葉。
＞「平和の象徴」として翼をつけ舞い降りるＲａｉｎ。
そしてサングラスをかけ、ドッグタグを付けた彼はさながら「アメリカ進駐軍」。
日本を支配したとでも言いたいのか。
原爆ドームが見える場所で歌い踊る彼は、被爆者に対して何を思うのか。
＞たとえ事務所の方針だとしても、日本人のファンを持つアーティストとして、
このようなＰＶの映像を撮影することに、人として良心の呵責はないのか。
歌詞の内容がどうあれ、日本人としては大変不快な映像である。
＞反日教育、反日政策を取る国からのエンターテイメントや情報発信を
「韓流」などというブームや、表向きの容姿や親しさなどに惑わされず
今一度、慎重に考えたほうがいいだろう。
・・・現物と歌詞を見ればわかるように、この楽曲は、
抽象的なイメージをつなげたものであり、
おおよそ「苦痛、およびその克服・救済」をテーマとしているようだが、
ありていにいえば「よくわからない」（＠∀＠）、
そういうものでしかない。
つまり、「反日」だの「被爆者を売り物に」だのと決め付けようにも、
その手のネタになるような具体的な材料が存在しないわけだ。
炎の中でうごめいているのは、（嫌韓厨が主張しているような）被爆者たちではなく、カモフラカーゴパンツはいたダンサーたちだし、
炎上している車はどうみても８０年代風の軽自動車だし、（＠∀＠）
べつに原爆投下直後の広島を忠実に再現したかったわけでもないらしい。
そんなわけで俺としてはいまだにこの作品については
「よくわからない」以上の感想は持てないわけだが、
むしろ「日本人としては大変不快な映像である。」という愛国ネチズンの言い草にこそ、偽善や厚顔無恥、原爆被害に関する知識不足を感じたりもする。彼らはたぶん、広島での朝鮮人被爆者の存在など念頭にないのだろうし、おそらく被爆者援護のためには指一本動かしたりしないのだろう。
▼中国新聞：在外被爆者特集記事ページ
http://www.chugoku-np.co.jp/abom/02abom/zaigai/
＞朝鮮半島と北米、南米を中心に世界各国で暮らす在外被爆者は、 日本に住む被爆者と同様の支援は受けられない。医療費や各種手当の支給を定めた被爆者援護法は、日本国内に限って適用されるため だ。在外被爆者からの相次ぐ提訴で、大阪と長崎の地裁で昨年、援護法適用を認める判決が続いた。国は控訴する一方、昨年末に新たな支援策を打ち出したものの、援護法の枠内にとどまり、溝は埋まらない。法廷で争う二人の被爆者は「日本国内と同等の援護を、住み慣れた地で受けたい」とひたすら願う。・・・
・・・むしろ、自らの民族差別主義感情を満足させるために、わざわざ原爆被害を持ち出したり、被爆者を利用しようとしたりする、その腐った根性こそが鼻持ちならないとも言える。こういう連中に限って、中川・麻生や小林よしのりに煽られて「日本核武装論」を支持していたりする。（＠∀＠）
・・・だいたい、「原爆被害のイメージをポップカルチャーで引用するのが問題だ」というならば、わが国にはこういう偉大な先例があるわけで（＠∀＠）
▼中沢啓治公認、テクノポップ系『はだしのゲン』ファンサイト
『1995 GENPRODUCTION』
http://www.kamatatokyo.com/
はだしのゲン日記
http://kamatatokyo.com/hoge/hns-lite/
・・・「原爆の恐怖を伝えるためなら、『はだしのゲン』がホラー漫画として読まれることも構わない」という中沢啓治先生の名言を思い起こすべきである。ポップアイコンとして原爆ドームのイメージを商品流通させること自体は、別に悪いことでもなんでもない。それは原爆被害問題へのゲイトウェイになりうるのだから。むしろピのビデオを見て、「反日」以外のイメージを想起できない人々の硬直したイマジネーションの貧しさにこそ、ひとつの病が見て取れるのだ。
・・・太田光＠爆笑問題は、数年前の著書で、
「最近は非常に忙しくて、ほとんど何も考えず、反射的にネタを作ることも多くなったが、
ぜひこのままもっと何も考えずにネタを作れるようになりたいものである。」といったことを書いていた。クール。
なにごとかに打ち込み続けた人間には、「思考が光速を越える瞬間」とでも呼ぶべき時が、確かにあるものらしい。努力しない人間には辿り着けない境地。
太田光には及ぶべくもないが、「３０秒から始める反戦運動」を掲げる当ブログもまた、今まで以上にラクをしながら、「携帯から軽いノリで発信できる平和と民主主義のアクション」や、「たった一行で愛国ネチズンを激昂せしめ、彼らをして一日じゅう顔真っ赤にして粘着・炎上させずにはおれないような釣り（＠∀＠）」を提供できるよう、これからも研鑽してゆきたいものである。
それはそれとして、年初からフル稼働していた職場の休みがやっと取れたので、今日は暮れのボーナスで買う予定をしていた洗濯機を見に出かけてみる。最近は「乾燥機つき」というのも多いのだけれど、「送風乾燥」（つまり脱水しながら風を送って、「室内に干しておけば短時間で乾燥するくらい」にまで水気を飛ばす仕組み）というのもいいんじゃないか、と思うようになってきた。ついでに増設用のＨＤＤとかも買う予定。vista導入にむけて、いっそもう一台組むか。久々に燃え上がる物欲ファイヤー。
