・・・アメリカの株安と、中国の「反日」デモの影響で、日本でも株が下がっている。
「世界経済を牽引する二国の影響は無視できない」とのことだ。
▼東京大学助教授 丸川知雄氏(中国経済) 助教授)
「反日」デモについてのインタビュー
via当代江北日記
http://web.iss.u-tokyo.ac.jp/~marukawa/antijapanesesentiment.htm
http://web.iss.u-tokyo.ac.jp/~marukawa/zoku.htm
>Q:今回の反日運動に現れたような日中関係の悪化をどうくい止めたらよいのか?>A:まず、反日運動に過剰反応しないことだ。「つくる会」や産経新聞など日本の対中強硬派と、中国の扇情的なマスコミや反日運動組織は、実は同じ穴のムジナであって、相互に挑発しあっては、マッチポンプ式に国内の反日(反中)感情をあおっている。過剰反応するのはまさに彼らの思うつぼである。実際に、今回の反日運動がどれほどの広がりを持っているのか冷静に見極め、我々に危害が及ばぬものであれば無視して、日中双方の強硬派を孤立させることだ。排外主義的言動を弄して威張ろうとする人間は日中双方に今後も絶えないであろうし、相互に挑発し合うことも彼らはやめようとしないだろう。だが、サッカー場でのフーリガンだと思って、勝手に喧嘩させておけばいいのだ。
>言論の自由、教育の自由の下で「つくる会」の教科書を検定不合格にすることは確かに無理であろう。教科書問題に関しては、検定をこの際廃止してしまえばいい。
>「日中関係が悪化している」と言われるが、本当にそうだろうか? 相互の留学生数はますます増え、日本企業の対中投資などビジネス面でも連携も深まっている。首脳の相互訪問はなくても、日本と中国の国民全体として見れば、日中関係はますます発展している。その大局に比べてごく些細な動きである今回の動きについて過剰反応せず、大局を見失わないことが大事だ。
・・・わが意を得たり、だ。