▼①ちょっとした偶然で映画「永遠の0」を見る機会があったんだけど、上映中何度も笑いそうになって困った(@∀@) 特撮がくせえッーーー！CGのにおいがプンプンするぜッーーーーッwww 説教が長ェーーーッ！！ 説明セリフも長ェーーーッ！！しかも観客の若い連中にゃぜんぜん通じてねェーーーッ！！みんな首ひねってたーーー！
▼②映画「永遠の0」のヘンなところを色々あげていく。まず第一に説明と言い訳が大杉。「特攻は自爆テロと違う」ったって、その異常さが消えるわけではない。「風立ちぬ」は零戦設計者の異常さについて説明も言い訳もしなかったが、あれは今にして思えば本当に潔かった。だが「永遠の0」はダメだ。
▼③映画「永遠の0」のヘンなところの続き。原作最大の穴である、主人公が特攻に志願してしまう動機が不明確な点、映画でも全然解決できていない。モデルとおぼしき岩本徹三も特攻には批判的で、自身も特攻はしていない。主人公は部下を特攻させて酒に溺れるが、そんなヤワな奴ぁ海軍にゃいねーよ！w
https://twitter.com/claw2003/status/441584258142859264
▼④映画「永遠の0」のヘンなところ。司法浪人4年目の主人公が、先に就職した同期との飲み会(実は合コン)にノコノコ出ていく不思議(@∀@) 監督・脚本の山崎貴はきょうびの学生の「プライド(≒打たれ弱さ)」というものをどこまでナメているのか。行くわけねーだろそんな針のむしろの上にw
https://twitter.com/claw2003/status/441585642498043905
▼⑤映画「永遠の0」のヘンなところ。合コンの席で「特攻と自爆テロは違う！自爆テロは市民を無差別に殺すが、特攻が攻撃するのは敵の空母という殺戮兵器で！」などと力説する特攻隊員の孫(@∀@) 「酒の席で軍事論を語って場を冷えこませるネトウヨ」って、2ちゃんねるでよく見るネタだよね
https://twitter.com/claw2003/status/441587787804864512
▼⑥映画「永遠の0」のヘンなところ。「自爆テロは市民を無差別に攻撃するけど特攻は違う！」という特攻隊員の孫の言いぐさも変だよね。零戦は「市民を無差別に攻撃」した重慶爆撃でも使われているわけで、あんまり偉そうなことは言えない。この孫は零戦の運用についてきちんと調べたとは思えない。
https://twitter.com/claw2003/status/441591916988084224
▼⑦映画「永遠の0」のヘンなところ。戦争についてろくに知らない「特攻隊員の孫」が、特攻について図書館で調べものをしているシーンで、なぜか不自然に「戦史叢書」が机の上に転がっている(@∀@) おめーふざけんなよw 80年代以降の研究成果が反映されてる入門書が他にもっとあるだろうがw
- 作者: 小沢郁郎
- 出版社/メーカー: 同成社
- 発売日: 1983/01/01
- メディア: 単行本
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
https://twitter.com/claw2003/status/441597849252282368
▼⑧映画「永遠の0」のヘンなところ。「主人公のライバル操縦士が戦後にヤクザとなって、主人公の妻を命がけで窮地から救う」という下りは原作にもあるが、映画ではそれをなんと「セリフのみ」で説明しやがった(@∀@) その一方で主人公の妻と部下が再婚する描写はだらだらとw 重点おかしいだろ
https://twitter.com/claw2003/status/441599605046665216
▼⑨映画「永遠の0」のヘンなところ。そういえば「主人公のライバル操縦士が戦後にヤクザとなって、人妻を救う云々」というエピソードは、梶原一騎「青春山脈」 http://www.myagent.ne.jp/~bonkura/70s/seishyn.html …のパクリではないか…ということは、すでに2ちゃんねるなどで指摘されているが(続く
https://twitter.com/claw2003/status/441601912526225408
▼⑩映画「永遠の0」のヘンなところ。そもそも「元零戦乗りがヤクザに」「元特攻隊員がヤクザに」とかいうストーリー自体が、戦後ある時期の「流行」で、事実の裏付けが薄い。たとえばヤクザ映画で有名な俳優の鶴田浩二は、「元特攻隊員」として売り出した。実際は海軍の整備科予備士官だったのに。
https://twitter.com/claw2003/status/441604508557131776
▼⑪映画「永遠の0」のヘンなところ。まあ確かに安藤組の安藤昇は、海軍の予科練にいた「元特攻隊員」なんだけど、彼の場合は特攻は特攻でも「伏龍」 http://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Fukuryu.png …訓練生(２ヶ月)。それに彼はヤクザじゃなくて愚連隊（不良青少年集団）。現実は映画より散文的。
https://twitter.com/claw2003/status/441606100526174208
▼⑫映画「永遠の0」のヘンなところ。最大の爆笑シーンはラストシーン直前、特攻隊員の孫が「現在の街並みを低空飛行するCG感バリバリの零戦と、機上から挨拶する祖父」を見てしまうシーン(@∀@) これはあかん演出やw 孫が発狂したかと思うやろw ここは遠い爆音や機影で渋くキメないと。
▼⑬映画「永遠の0」のヘンなところ。 主人公と訓練生たちが編隊飛行してたら一機のムスタングが攻撃しかけてくるシーン。そんな状況で攻撃しかける奴ぁいねえ！(@∀@) 「主人公が訓練生に救われるシーン」を作りたかっただけw
▼⑭ 映画「永遠の0」のヘンなところ。 主人公の零戦とムスタングがバックを取り合ってドッグファイトになるシーン。性能差や米空軍の戦法から考えて、その状況になるのっておかしくね？(@∀@) ふつうムスタングは逃げるよね。
▼⑮ 映画「永遠の0」のヘンなところ。バックをとられ追い詰められた主人公の零戦を救おうと、ムスタング後方から訓練生の零戦が体当たりで墜落させるシーン。それ、性能差とか空戦技術の差とか考えるとぶっちゃけ無理じゃね？(@∀@)
▼⑯ 映画「永遠の0」のヘンなところ。 ムスタングに体当たりで主人公を救った大石。時速数百キロで墜落したのに死にもせず、「教官、あなたは死ぬべき人ではない」とか喋ってる化け物w そしてまた零戦に乗る(@∀@) こいつ特攻しても死にそうにないw
※【参考】中野松美伍長機による「Ｂ29馬乗り体当り」の虚実
http://www5b.biglobe.ne.jp/~s244f/kizuki-010.htm
▼⑰映画「永遠の0」のヘンなところ。 特攻に向かう主人公、大石と零戦を交換。大石の零戦は故障発生で不時着、機体からは主人公が部下にあてた手紙が見つかる。って、たまたま特攻前に故障が起きたからよかったけど、どんな運任せだよ(@∀@)
だいたい主人公は一度は「特攻を拒否した」ということになっている。これは主人公のモデル岩本徹三が実際にやっている。ところが最後にきて主人公は妻をほたって特攻しちゃう。岩本のように最後まで拒否れよ(@∀@)
▼⑱映画「永遠の0」のヘンなところ。 主人公が特攻したあとで、残された妻が主人公の部下と再婚するプロセスや理屈がかなり意味不明。 あのへんはいらないドラマだったw 昔はあんまりごちゃごちゃ理屈つけなくても、生活のためにさくっと再婚してたよね。
▼⑲映画「永遠の0」のヘンなところ。 登場人物が「相手から視線をはずしながら突然ドナる」という、テレビドラマくさい演出が何度も何度も繰り返され、あまりのくどさに笑えてくる(@∀@) ダメなホラー映画の冒頭のドッキリシーンなみに安いw
▼⑳映画「永遠の0」のヘンなところ。 零戦の搭乗員が長時間飛行で睡魔に襲われるシーンがあるのはいいとして、なぜそこで日本が開発したすばらしい「除倦覺醒劑」、大日本製薬謹製のヒロポンが登場しないのか？(@∀@) 自虐史観かっ！w
▼(21)映画「永遠の0」のヘンなところ。ヤクザの大物になった元零戦パイロット・景浦の自宅、ヤクザハウスなのにセキュリティがぜんぜんなってない(@∀@) いつ行っても若いあんちゃんが１人出てくるだけ。もっとゾロゾロいるだろ普通？w
▼(22)映画「永遠の0」のヘンなところ。主人公の妻子が横浜にいるのに、1945年5月29日の横浜大空襲という
大事件の描写がない。真珠湾攻撃はＣＧでうれしそうに再現しても、空襲は描かない。…特攻が開始されたのが1944年10月。特攻は空襲を阻止できなかったということがバレルから？
以下ちょこちょこ更新するよ。
