▼ 忌野清志郎 宇宙大シャッフル(LOVE JETS) ちびまる子ちゃんED
http://www.youtube.com/watch?v=T8LkeYuH7aI
・・・こんな歌が『ちびまる子ちゃん』のエンディングに流れていたなんて信じられるかな(@∀@)すばらしいよねw
間寛平が一瞬でてくるけど、清志郎は寛平ちゃんの「アースマラソン」のために曲を作ったり、ステージで競演したりしていたのだ。
http://www.youtube.com/watch?v=-MgzqIlUomU
・・・同じような生活を繰り返すと人間はどんどんダメになっていく。『家栽の人』が言うように、「僕たちは毎日、本当は二度とない旅を続けている」のだが、忙しいとそんなこともついつい忘れがちだ。
そういう時、この歌は教えてくれる。「隣の奴をまきこんでシャッフルしろよ!」と。生きているというのはシャッフルすることだ。
・・・で、この曲を聞きながら思いつくことをメモしてるんだけど、産経新聞や石原慎太郎が「派遣村」たたきに血眼になってる件だが、何を言ってるんだろうと(@∀@)あとで詳しく書くつもりだけれど、「派遣村」っていうのはそもそも非常事態に対する緊急支援なわけで、トラブルが発生して当たり前の場なんだよね。で、そのトラブルの中からこそ、「こういうときにはどうすればいいんだろう」ということを考えていく、考えざるをえない、そういう場所でもあったと。ていうか、さらに言えば「今年の派遣村が必要ないような政治」こそがこの1年、求められていたはずで、そういうことは去年の段階でわかっていたのに、できもしないオリンピック誘致に夢中で失業者は眼中になかった都知事が、自分の間抜けを棚にあげるのは妙な話だなあw
湯浅誠氏が語っていたように、失業者支援っていうのは難しい仕事だ。彼だって支援している相手の路上生活者に殴られたり怒鳴られたりしながら、辛抱強く方法論を検討しながら取り組んできたのだ。暖衣飽食に慣れ親しんだ産経新聞の記者や石原都知事が、平和ボケしたたわごとを吐き散らすのはみっともないと思うよ。
・・・以下の記事を読んでみてほしい。産経新聞には書けない、石原都知事には見ることのできない世界がそこには描かれている。
▼「公設派遣村には行きたくない」!? “もうひとつの派遣村”に留まった人々の複雑な事情
http://diamond.jp/series/yuuai/10007/
>家族の絆が希薄になりつつある現代。だが、そんな時代にも救いはある。6日間にわたるてのはしの越冬活動に参加したボランティアは、のべ372名。今年から新たに参加した人も多かった。
>阪神淡路大震災以来、ボランティア人口は増加傾向にあり、2006年の社会生活基本調査によれば、過去1年間に何らかのボランティア活動を行った人はおよそ2972万人となっている。
>たとえば自分が家族もなく、寒空の下に放りだされることになったとしても、誰かの笑顔と温かな言葉があればすこしは心強い。確かな絆がない時代だからこそ、血縁や職縁を越えたつながりが、今求められているのだ。
>家族にかわる“ホーム”を作ろうと、動き始めた人々。ちなみに、てのはしでは年末年始に限らず、毎月第2・4土曜日に炊き出しを行っている。地道な活動を続ける、あちこちの“派遣村”を通して、新しい絆が広がろうとしている。
▼てのはし 池袋ボランティア 炊き出しの協力者募集
http://tenohasi.exblog.jp/
・・・そういえば、
今週のモーニングに載ってる三田紀房『エンゼルバンク』もひどいね。「マスコミで言う就職氷河期なんて嘘っぱちだ」とかいうから何を言い出すかと思えば、「10年前と今とでは、学生数が大きく増加したにもかかわらず企業の新入社員募集者数は微増したに過ぎない。就職できない学生がいるのは不景気のせいではなく学生の数が増えたからだ」というwだから「企業に雇用拡大の責任を求めるなんて茶番だ」などというのだが、
ちょっとまてw
なんで10年前と現在という二点の数字だけを取り出すんだ(@∀@)
この10年間の間にも雇用環境には「波」があったのであって、年によってはそんなに「就職氷河期」でなかった時期もある。2006年あたりがそうだ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%B1%E8%81%B7%E6%B0%B7%E6%B2%B3%E6%9C%9F
しかしながら2008年以降の雇用環境の悪化は隠しようがない事実であって、それをなぜそんなに必死になって否定しようとしているのかがよくわからない(@∀@)
俺は『エンゼルバンク』で書かれていることのすべてを否定する気はないのだが、三田紀房は時々なんだか妙なことを言い出すので注意が必要だ。
▼紙屋研究所の人が『ドラゴン桜』の「奇妙な論理」を説明した記事
http://www1.odn.ne.jp/kamiya-ta/dragon-zakura13-14.html
・・・どうも三田紀房は「マスコミなどで常識とされていることを疑え」ということが自己目的化している人じゃないかという気がしてきた(@∀@)
これを鵜呑みにする人も少ないだろうし、就職活動中の学生はまったく納得できないだろう。ただ、万が一でも真に受ける奴がいたら(そして「就職氷河期なんてウソッパチなんだぜ」とか得意げに吹聴しはじめたらw)さぞウザったいだろうなあ・・・なんてことを思ったのでした。