▼【石原知事会見詳報（１）】「福島氏の特定ではない」与党幹部をめぐる子孫の帰化発言で
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/100423/lcl1004232042004-n1.htm
※「与党幹部の中には帰化された方の子孫が多くいる」発言について。
＞（大日本帝国と）同じ歴史観を持った朝鮮の国が議会で議決してね、ロシアにつくか、清国につくか、日本につくかということで日本を選んだというのはこれ歴史的事実でありますけど、しかしなお、つまり議会の手続きを経て行われたことでもね、朝鮮の人たちにしたら好ましくない、非常に鬱屈（うつくつ）したものを与えたでしょう。そういう時代に生きた近い先祖を持った方々が日本にたくさんおられる。帰化されたんならそれはそれで結構なんです。ただね、帰化しないで、しかもやっぱりごく近い先祖の信条というものが受け継いでるでしょう。だから帰化されない人たちが日本にいる。私はね、その人の信条を決して非としませんよ。気持ちとして分かるけどもね」
＞ただね、そういうものを反映した形で突然、今の与党が日本に永住している外国人に選挙権を与えるということは、私非常に危険だと思います。ということはですね、地方主権ということを言い出した、民主党にしてはずいぶん矛盾した話だけどね。例えば、日本の原子力・エネルギー行政っていうのを支えているあの六ケ所村の再処理の問題。あの村では賛否両論あったんですよ。結局ですね、賛成になって、（中略）あの町の日本の国力を支える原子力行政の要であるあの問題がホントに数百人の外国人が移住してくることでね、何ていうのか、否決される可能性あったわけです」
＞「それから今、与那国島がですな、自衛隊の駐留を望んでいる。これはね、台湾とばっかりやってむしろその向こうの中国と台湾のかかわりの両方をですね、下手して受けたらということで望んでいる。それをですね、是としない人たちがですね、日本の国籍を持たない、日本の国土の侵犯にもつながりかねない危機というものを防ぐための、仮に自衛隊の駐留というものを反対したらとてもこれあぶないことじゃないでしょうかね。
・・・
＞「そういうね、その沖ノ鳥島をきちっと守ろうというね、その意向を政府が持ち出してそのための施設をつくろうとしている。その発信基地が当然小笠原に設けられるでしょう。そういったものにですね、小笠原の人たちが反対する可能性がないでもない。その時に小笠原の町長というのは、本当に何百票の差でできてくるわけですな。村長かあそこは。こういった問題を考えると私はだから国籍を持たない外国人が地方の行政を左右する投票権を持つことは絶対に反対だし、まあこの間の全国知事会のほとんどの知事が、これもっと慎重に考えるべきだと言ってましたけど、そのとおりだ。そのつながりで申し上げたんて、私は決して国籍を持っているから国会議員になれたんでしょうか、その人たちを差別する気は毛頭ないです」
・・・日韓併合のプロセスは、大日本帝国による明白な武力脅迫によって行われており、それについてはネットにいくらでも情報がある。
http://d.hatena.ne.jp/claw/20060309#p22
また、都知事は「三・一独立運動」の存在についてもまったく失念しているようである。
このことから、石原都知事は高校歴史の教科書レベルの知識も持っておらず、ネットの検索機能も使えない情弱ということが証明されるわけだが（＠∀＠）それはさておき。
石原都知事のロジックには、非常に重大な穴がある。
もういちど見てみよう。
＞あの町の日本の国力を支える原子力行政の要であるあの問題がホントに数百人の外国人が移住してくることでね、何ていうのか、否決される可能性あったわけです」
＞「そういうね、その沖ノ鳥島をきちっと守ろうというね、その意向を政府が持ち出してそのための施設をつくろうとしている。その発信基地が当然小笠原に設けられるでしょう。そういったものにですね、小笠原の人たちが反対する可能性がないでもない。その時に小笠原の町長というのは、本当に何百票の差でできてくるわけですな。村長かあそこは。こういった問題を考えると私はだから国籍を持たない外国人が地方の行政を左右する投票権を持つことは絶対に反対だし、まあこの間の全国知事会のほとんどの知事が、これもっと慎重に考えるべきだと言ってましたけど、そのとおりだ。そのつながりで申し上げたんて、私は決して国籍を持っているから国会議員になれたんでしょうか、その人たちを差別する気は毛頭ないです
・・・おわかりになっただろうか？（＠∀＠）
小笠原諸島が「東京都小笠原町」か「小笠原村」であるかがアヤフヤなのも少々問題だが（小笠原は2900人弱の村である。）そんなことはたいした問題ではない。いや、都知事としては問題かもしれないが、今はどうでもいい。
もういちど見てみよう。（＠∀＠）
＞あの町の日本の国力を支える原子力行政の要であるあの問題がホントに数百人の外国人が移住してくることでね、何ていうのか、否決される可能性あったわけです」
＞その時に小笠原の町長というのは、本当に何百票の差でできてくるわけですな。村長かあそこは。こういった問題を考えると私はだから国籍を持たない外国人が地方の行政を左右する投票権を持つことは絶対に反対だし、まあこの間の全国知事会のほとんどの知事が、これもっと慎重に考えるべきだと言ってましたけど、そのとおりだ。そのつながりで申し上げたんて、私は決して国籍を持っているから国会議員になれたんでしょうか、その人たちを差別する気は毛頭ないです
・・・おわかりになっただろうか？（＠∀＠）
石原都知事はお忘れのようですが、
六ヶ所村における原子力施設の推進政策は、1989年に「核燃料サイクル施設の工事凍結」を公約とする土田浩氏が村長選挙に勝利して、いったんは事実上の否決をされてるんですが（＠∀＠）
その後、土田村長が推進派に寝返ったからこそ、今では原子力施設がボコボコ建てられ、東北地方にイヤな気配をまきちらしているわけで。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AD%E3%83%B6%E6%89%80%E6%9D%91%E6%A0%B8%E7%87%83%E6%96%99%E5%86%8D%E5%87%A6%E7%90%86%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E5%8F%8D%E5%AF%BE%E9%81%8B%E5%8B%95
外国人の力など借りなくとも、国の原子力行政は一度は否決されたというのが事実。
このことから、石原都知事は記憶力に重大な問題を抱えているということが証明されるわけだが（＠∀＠）わたしがもっとも重大視しているのはその点でもない。彼の論理にはさらに深刻な穴がある。
もういちど見てみよう。
＞その時に小笠原の町長というのは、本当に何百票の差でできてくるわけですな。村長かあそこは。こういった問題を考えると私はだから国籍を持たない外国人が地方の行政を左右する投票権を持つことは絶対に反対だし、まあこの間の全国知事会のほとんどの知事が、これもっと慎重に考えるべきだと言ってましたけど、そのとおりだ。そのつながりで申し上げたんて、私は決して国籍を持っているから国会議員になれたんでしょうか、その人たちを差別する気は毛頭ないです
・・・おわかりになっただろうか？（＠∀＠）
小笠原村において町長になるのは実に簡単である、ということを。
現職村長は719票で当選、二位との差は272票である。
http://www.vill.ogasawara.tokyo.jp/blog/archives/2007/07/a_945.html
「外国人」が本気で小笠原村の選挙をどうこうしようと思えば、外国人参政権など必要ない。すでに日本に「帰化」した人間で十分であるということを(＠∀＠)
▼法務省 帰化許可申請者数等の推移
http://www.moj.go.jp/MINJI/toukei_t_minj03.html
帰 化 許 可 者 数 （実際に帰化が許可された人数）
韓国・朝鮮 中国 その他
平成11年 16,120 10,059 5,335
平成12年 15,812 9,842 5,245
平成13年 15,291 10,295 4,377
平成14年 14,339 9,188 4,442
平成15年 17,633 11,778 4,722
平成16年 16,336 11,031 4,122
平成17年 15,251 9,689 4,427
平成18年 14,108 8,531 4,347
平成19年 14,680 8,546 4,740
平成20年 13,218 7,412 4,322
・・・もしも石原氏が妄想するような「外国人」が、地方自治体の行政を左右したければ、外国人参政権など必要ありません。正式に「帰化」すればすむことです。
なぜ、そうなっていないのでしょうか？
・・・私の指摘したいことは、以上です。外国人参政権によって、石原氏が妄想するようなことは起こりえません。もしも彼が言うような、「外国人に地方行政が左右される」（ﾌﾟｯｗ）なんて事態が起こるとすれば、それはとっくに起きていないとおかしいのです。
ちなみに私は外国人の参政権については「どっちでもいい」です（＠∀＠） 日本に住んでる外国籍のみなさんが、地域住民のみなさんとまあまあ気分よく暮らせたら、ま、それでいいかなｗと。
