▼「私は貝になりたい」 中居で映画化
>テレビ草創期の1958年(昭33)に放送されたTBSのドラマ「私は貝になりたい」がSMAPの中居正広(34)主演で半世紀ぶりに映画化されることになった。戦争の記憶がまだ生々しく残る時代に、平凡な市民の幸せが戦争によって打ち砕かれる悲劇を描いた名作。02年の「模倣犯」以来5本目の映画となる中居は「気負わず頑張りたい」とやる気をみなぎらせている。
>戦時中に上官の命令で米兵に銃剣を向けた男が、戦犯として裁かれる−−。戦争の恐ろしさ、むなしさを一般市民の目線から描いた作品。・・・
▼その元になった実話
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%A0%E8%97%A4%E5%93%B2%E5%A4%AA%E9%83%8E
>のちに哲太郎が発表した「私はなぜ「貝になりたい」の遺書を書いたか」によると、哲太郎らは初年兵の実践的訓練を名目に、八路軍の嫌疑で捕まった中国人捕虜10人ばかりの処刑を命じられた。八路兵ではないからもう一度調べてくれと叫ぶ少年がいたので、哲太郎は思わず前に出て、命令を下した中尉にそのことを告げた。中尉、「きさま、血を見て逆上したな。いいか、これは憲兵隊で十分調べられて、八路とわかっているのだ。たとい一人や二人良民がまじっていたって、もう手遅れだ。この処刑は中隊長殿から命ぜられた。命令は天皇陛下の命令だ。お前は命令がどんなものであるか知っているだろう。たとい間違っていても、命令は命令だ。ことの如何を問わず命令を守らなければ、戦争はできん。わかったか。わかったらひっこめ」。哲太郎は引っ込めといわれたのを幸いに自らは手を下さなかったが、捕虜は結局処刑された。・・・