腹持ちのいい未来のお菓子
▼ラファエロ(ベルギー産。輸入者は日本フェレロ)
http://www.world-plaza.net/choco/ferrero.htm
・・・表面にココナツフレークをまぶした一口大のボール。
噛むとココナツの下のウエハースが砕けて
中のココナツミルクがとろり。最後に真ん中に入っているアーモンドが出てくる。
近年にない食感。輸入食料品店などで買える。
▼月刊現代@講談社
最新号(2007年7月号)
http://moura.jp/scoop-e/mgendai/
>「戦後レジーム否定論」への徹底抗戦宣言
立花隆「私の護憲論」安倍改憲政権に異議あり
「安倍首相は日本国憲法をGHQの素人が短期間で作ったように言うけど、実際に取り組んだのはみな法律教育を受けた人々であり、なおかつアメリカには数年間にわたって敗戦後の日本をどのように改革するかの研究蓄積があった。『押し付け憲法』というが、では大日本帝国憲法のシステムが今日まで続いていたら、日本の現在の成功はありえたのか?・・・」と言う論旨。次回も続くそうだ。
まー安倍首相のような歴史のシロウトをおちょくるのは感心しないな。(@∀@)やるなら息の根を止めるまでやらないと。
(同じ号で)
>靖国神社資料集」公開の波紋
>昭和天皇の「怒り」をいかに鎮めるべきか
>富田メモに続き、卜部侍従日記でも明白になった天皇参拝中止の意味。「靖国神社資料集」が物語るA級戦犯合祀のデタラメぶり。昭和史に精通する三氏が4時間かけて語り尽くした「靖国論」。元オランダ大使である東郷和彦氏の特別寄稿「『靖国問題』の思考停止を憂う」もあわせて掲載。
>半藤一利(作家)×秦郁彦(現代史家)×保阪正康(ノンフィクション作家)
・・・ここで「東条英機はチャハル作戦の民間人虐殺加担が露見してたら、さすがに靖国にもまつられていなかったのではないか」という話題が。
▼秦郁彦氏他編「世界戦争犯罪事典」より
http://t-t-japan.com/bbs/kyview.cgi?k=a&dir=tohoho&pg=10&id=glgqrf&id2=glgqrf
>陽高事件
>日中戦争初期の一九三七年九月、内モンゴルの陽高で、関東軍のチャハル兵団(兵団長東条英機中将)がひきおこした中国人虐殺事件。
>七月七日の盧溝橋事件をきっかけに日中間の戦火はしだいに拡大、八月中旬には華北ばかりではなく、華中の上海にも飛び火した。この間に中央・現地を通じ、もっとも強硬論を主張していたのは、極東ソ連軍を主敵としているはずの関東軍で、なかでも東条参謀長は対ソ戦準備の前にまず国民政府(南京政権)に一撃を加え、背後の脅威を除去すべきであるという思想の持ち主であった。
>その関東軍は、華北の戦闘が始まると、八月一四日チャハル兵団を編成、東条はみずから兵団長に就任、二個族団をひきい内モンゴルのチャハル省へ進攻した。参謀長が部隊の指揮官を兼ねるのは陸軍の伝統に反する異例の事態だったが、関係者は「チャハル作戦も兼務も東条の発案」で「東条の戦争」以外の何物でもなかったと証言している。
>作戦自体は追撃につぐ急進の連続で、八月二七日には張家口、九月一一日には大同を占領し、内モンゴルの全域を制圧した。
>大同の東北にある陽高で虐殺事件が起きたのは九月九日である。本多族団が南城門から、篠原族団が北城門から城壁を乗り越えて城内へ突入したのは八日夜だが、守備兵の猛抵抗で約一四〇人の死傷者を出す。激高した日本軍は夜が明けて占領が終わると、城内の男という男を狩り出してしばりあげ、機関銃の集中砲火を浴びせて殺害した。
>その数は三五〇人とも五〇〇人ともいわれるが、はっきりしない。また処刑を実施した部隊名も明確でないが、東条が首相時代の一九四三年二月、秘書官との雑談で当時を回顧して、「不穏な支那人等は全部首をはねた。一人しか捕虜は居なかった。斯くの如く日本の威力を知らせておいて・・・米とか何とかを施してやった。恩威並び行われたわけだ」と語っているので、東条兵団長の責任は免れないと思われる。
・・・愛国ネチズンは南京事件を「なかったこと」にしようと日々脳内で努力していることだろうが、こういう無数の虐殺をいちいち歴史から「なかったこと」にするのは無理があるというものだ。
▼初陣で不評を浴びた国軍初の機械化部隊
http://shanxi.nekoyamada.com/archives/000109.html
>酒井旅団と上級司令部である東條兵団との間には旅団=戦車の用兵について争いが絶えなかったというが、むしろ一将軍から手駒をすべて奪って平気な東條の感覚が批判されるべきだろう。張北にある旅団司令部にはいっとき工兵一個小隊しか手元にないという状況もあったという。「張北バラバラ事件」と呼ばれるゆえんだ。一期先輩の東條に対して酒井が馬鹿よばわりするほどの感情の行き違いが生じたのも無理はない。 ・・・
▼文芸春秋
http://www.bunshun.co.jp/mag/bungeishunju/index.htm
彼らはなぜ国家を破滅の淵に追いやったのか?
最高のメンバーが論じ尽くす
昭和の陸軍
日本型組織の失敗
半藤一利/保阪正康/福田和也/戸部良一/黒野耐
1 派閥抗争が改革をつぶした
宇垣一成と荒木貞夫
2 エリート教育システムの欠陥
東條英機と永田鉄山
3 天才戦略家の光と影
石原莞爾と武藤章
4 良識派は出世できない
栗林忠道、今村均、本間雅晴
5 暴走する参謀コンビの無責任
服部卓四郎と辻政信
6 凡庸なリーダーと下克上の論理
杉山元と瀬島龍三
7 「空気」に支配された集団
阿南惟幾と梅津美治郎
・・・半藤一利のノモンハン事件評価。
「最近になって『ノモンハンではソ連の方が日本より被害が大きかった』ということを言う人がいるが、戦争と言うものをわかっていない発言だ。戦争は敵をたくさん殺すのが目的ではない。戦争によって当初の目的を達成したかどうかが問われる。そしてノモンハンで言えば、その紛争の原因となったソ連と満州の国境は、結局ソ連の望みどおりに引かれることになったのだ。」
・・・そういえば山野車輪も、『韓国の中の日本』で必死になって「(大日本帝国は)戦争せざるをえなかった事情があった」と主張しているが、歴史に対する無知もいいところだ。実際には当時の軍や外務省にも、戦線拡大を回避したいと考える人々が少数ながらいたのだが、それを押しつぶして大日本帝国を破滅に導く戦争が強行されてゆく。過去の失敗のメカニズムを冷徹に分析しなければ、人間と言うのは何度でも同じ間違いをやらかすものだ。山野のような思考停止こそが大日本帝国を滅ぼしたのだし、次は日本国を滅ぼすのだろう。まさに亡国の徒というべき(@∀@)
- 作者: 内田樹
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・・・教育の場に経済性を持ち込んだら、
消費者として育てられた子供たちが
「消費者としての合理的判断」にもとづいて
勉強しなくなるのは当たり前じゃん?という
独自の教育批判。