・・・『クーリエ・ジャポン』で読んだのだが、イスラム系アニメヒーローの企画が、クウェート生まれのアニメーターの手によって進められているらしい。
その名も『the Ninety Nine』。イスラムの教えにある99の美徳を体現した、総勢99人のヒロイン&ヒーローたちだ。(@∀@)多っ!!
▼the Ninety Nine
http://www.theninetynine.com/
アラブ系の容貌をしたエスニックなキャラクターだ。一人につきひとつの美徳。これはアレか。日本で言うところの「南総里見八犬伝」か。
・・・『最終兵器彼女』を実写映画化するという、その企画の意図がいまだにわからない。
同様の材料を使って、すでに「CASSHERN(キャシャーン)」がやるべきことをやってしまっているからだ。あれこそ『最終兵器彼氏』。
▼「最終兵器」期待はずれ!小樽の初日入館者わずか54名! (2006/1/29)
@小樽ジャーナル
http://www.webotaru.jp/news/2006/01/0129-2.htm
>小樽が舞台の切ないラブストーリー「最終兵器彼女」が、28日(土)から全国とともに、ワーナー・マイカル・シネマズ小樽(築港)でもロードショーされた。350万部を突破した超人気コミックの映画化で、小樽が舞台とあって、多くのファンが駆けつけると思われていたが、初日はなんと、たったの入館者54 名と切ないストーリーの始まりとなった。
・・・
>1月28日(土)の初日は、同映画館では3回上映して、総入館者数54名という結果になった。1回平均で18名が、165席ある6番スクリーンに、“切なく”座ったことになる。
・・・なぜ俺は『最終兵器彼女』を読むたびに、妙な不愉快さを感じるのか?
恋愛の障害に戦争を持ってくる「あざとさ」が透けて見えるから?
「女の子を『最終兵器』に改造するテクノロジーがあるような世界で、わざわざ戦争を起こす必然性が存在するのか?」という疑問ゆえに?
そもそもこの作品世界における「戦争」は、まるで地震や台風なみの「天災」にしか見えない。原作がそうであったとして、いまこの時に、そのとおりに映画を作る意味は何だろう。「対テロ戦争」やイラク侵略という現実のヘタレ戦争を前にしては、避けようのない宿命のようにして描かれる本作の「戦争」は、悲恋の味付けにしては薄味すぎる気がする。「戦争が始まって札幌が空襲される」?・・・「宇宙人の侵略」の方がまだ(絵空事としての)リアリティがあるんじゃないか?(@∀@)
・・・それでも、とりあえずアニメ版は、「視聴者を気持ちよくだまそう」という志が感じられた。その限りでは好感をもてた、といってもいい。ラストシーンのちょん切り方などは、原作より思い切りがいい。
そこでやめておけばよかったのに・・・。
▼超映画批評『最終兵器彼女』39点(100点満点中)
いったい誰を満足させるために作ったのか
http://movie.maeda-y.com/movie/00669.htm
▼実写版最終兵器彼女 part2@2ちゃんねる
http://tv8.2ch.net/test/read.cgi/cinema/1138593704/
>182 :名無シネマ@上映中 :2006/02/01(水) 23:11:31 ID:/ntW2g5T
>原作もアニメも鬱病患者の遺書みたいなシロモノだからな
>好んでこんなもの見たがる奴の気がしれん
>まああまりの内容にむしろ腹が立って生きる気力が湧いて来るかもしれんがw
・・・そう考えると、あんまり腹をたてないですむのかもしれない。(@∀@)