・・・「実は安倍氏は、黄虎男朝鮮対外文化連絡協会局長ら２人のことを工作員などとは思っていない」ということを、だいたい論証できるような気がする。そう言えるだけのロジック上の穴が、安倍氏の発言にはあるからだ。で、そのことを指摘すると同時に、それをとっかかりとした企画を考え中。２ちゃんねるを利用して、ちょっと面白いネット上のイベント（というか、遊び）をやってみようと思うのだ。
▼【企画】「自由主義」的・拉致被害者救済運動のすすめ(仮)
【１：現状分析】
・北朝鮮問題は悪党どもの最後の隠れ家である。
「北朝鮮」の名前を持ち出せば、どんな民主主義への破壊行為も見逃してもらえると思ったら大間違い。
・民衆法廷の判事が「北朝鮮の工作員」だなんて、実は安倍氏も信じていない。
その根拠は、1/13放送の報道ステーション（テレビ朝日）での安倍発言にある。
そのロジックの墓穴とは？
あれは1日で考えた、２ちゃんねらレベルの嘘（笑）だったのだが、
論理的な思考のできない、マインドコントロールされた愚か者だけが信じ込んだ。（＠∀＠）
以下はhttp://d.hatena.ne.jp/claw/20050208を参照。
・北朝鮮拉致問題が解決しなければしないほど笑いが止まらない業界がある。
拉致被害者救済の運動が、いまだ国民的な広がりを生み出せない理由は、
「小泉不況のおかげでみんなそれどころじゃない」だけじゃない。もう一つ。
・「北朝鮮への経済制裁を！」という人々は、ホンキで北朝鮮の経済を締め上げるつもりがあるのか。
とてもそうは思えない、その理由とは。
・一部拉致被害者の帰国を実現したのは「経済制裁」のおかげだったか。
それは確かに日朝両政権間の一種の「取り引き」の結果であるが、一方でいくつか教訓もある。
強硬姿勢をとればとるほど北朝鮮政府にナメられるのはなぜか。その理由。
・政府・自民党は北朝鮮政府に金玉を握られている。(石原慎太郎「ピンハネ」発言事件)
http://ch.kitaguni.tv/u/8016/%A1%DA%CF%C0%C0%E2%A1%DB/0000150661.html
【２：採用するべきロジック】
・拉致被害者の生還を最優先するために有効であれば手段は選ばない。
ただし「現状での経済制裁」は効果が薄いので、たぶん気晴らしにしかならないだろう。
中国・韓国に頭を下げて協力を頼んでみる？（笑）
軍事脅迫はさらにナメられるだけで意味がない。「イラク戦争支持」でさらに墓穴。
むしろ独裁政権指導者の「欲」につけこむ。効果があることは実証済み。
「甘露」のような交渉条件、そこに混ぜる「毒」にこそポイントがある。
・拉致被害者生還のためには、くだらない面子はドブに捨ててよし。
・北朝鮮の核問題：適切なレベルで「脅威」を認識する必要。
フセインが、イラクにあったはずの（笑）大量破壊兵器を使えなかったのはなぜか？
「脅威」を誇張すれば対応を誤るだけ。「脅威」は適切なレベルで認識すべき。
【３：とるべきポリシー】
・拉致被害者の救済を、政治的・宗教的な理由から遅らせ、利用しようとする動きにカウンターを。
・全ての政党、全てのＮＧＯ、すべての労組や平和運動が参加可能な拉致被害者問題解決運動を作るには。
思考における一種のアクロバットの提案。
・自由主義的（言葉の正確な意味で）拉致被害者救済運動を。
・・・これはまだメモの段階だが、この企画が本格稼動の際には、狂ったようにコメント欄を汚しにくる連中が出てくることは間違いないだろう（＠∀＠） 皆さんに楽しんでいただければ幸いである。
・・・そうそう、安倍氏のロジックの墓穴とは何でしょう？（＠∀＠）わかった人はコメント欄にどうぞ。
・・・よりによって、キネマ旬報のコラムと町山アニキのコラムを並べて掲載、という、なに考えてんだ（いや、わかってるからこそか？）という企画。最高である。
・・・関口裕子『キネ旬』編集長、http://cinemaclub.skyperfectv.co.jp/Column/kinema/index.html あなたが言う萩尾望都のマンガの題名は、『セーラーヒルの聖夜』じゃなくて『セーラ・ヒルの聖夜』(1971年)です。
▼ジョージ・ルーカスは東映まんがまつりを観たか？ by町山 智浩
http://cinemaclub.skyperfectv.co.jp/Column/hihou/200410.html
＞(911がブッシュの陰謀だという説を聞いた)その時、僕が思い出したのは、今から35年も昔に「東映まんがまつり」で観たアニメ映画『空とぶゆうれい船』だ。
＞日本の近海で輸送船が次々と謎の幽霊船に襲われている。そして、「幽霊船の使い」を自称する巨大ロボット、ゴーレムが突如出現して東京を徹底的に破壊する。大量の犠牲者のなかに主人公の少年ハヤトの両親もいた。国民の間ではゴーレムと幽霊船に対して報復しろ、反撃しろという機運が高まり、ハヤトも軍に志願する。政府は軍備増強のため大量の兵器を軍事産業クロシオ・コンツェルンに発注する。
＞しかし、ハヤトは偶然、クロシオの地下秘密工場にゴーレムが置かれているのを発見する。ゴーレムの東京襲撃は、幽霊船を日本の敵に仕立て上げ、日本を戦争に向かわせ、軍備を増強させるためにクロシオ・コンツェルンが仕組んだヤラセだったのだ。
そして幽霊船のガイコツ船長こそは、クロシオ・コンツェルンの兵器輸送船を沈める正義のテロリストだったのだ・・・・・・。
＞それにしても、こんなハードで政治的な話を子供に見せるというのは教育上大変素晴らしい。僕は小学校一年生だったが、その後の僕の社会観の根底には、この『空とぶゆうれい船』があると言っていい。
この映画が作られた背景にはベトナム戦争と70年代安保闘争がある。原作は『サイボーグ００９』『仮面ライダー』の石ノ森章太郎だが、むしろ脚本の辻真先の思想が色濃く出ている。戦争を憎むあまり軍事物資を積んだ船を沈める孤高の船長というアイデアはジュール・ベルヌの『海底二万マイル』のネモ船長からの引用。
・・・
＞『空とぶゆうれい船』は、東映動画時代の宮崎駿が市街戦シーンを担当したのでも有名だ。リアルな戦車描写はミリタリーマニア宮崎の真骨頂。戦車は逃げ惑う群集の真っ只中に突っ込んで砲撃を開始し、一般市民を大量に巻き込んでいく。「軍隊は国民を守るもの」という幻想を打ち砕くリアリズムも小学一年生には強烈だった。
・・・そういえば『サイボーグ００９』も、世界中から集められたハンパ者と失業者と奴隷と不良少年と女子高生と赤ん坊が、自分達を兵士に改造した軍需産業グループと戦う話だった。その最初のテレビシリーズも辻真先の脚本で、トラウマになりそうな傑作が多い。
▼ＮＨＫスペシャル「フリーター漂流 〜モノ作りの現場で〜」
http://www.nhk.or.jp/special/
▼[AML 0399] Re: ＮＨＫスペシャル「フリーター漂流」 中島健
※amlより転載。＞こうした、不安定雇傭労働者の大量創出は、かつて日経連が「新時代の労使関係」で
打ちだした、雇傭の３形態が今日現実化した結果です。１割の正規雇用（賞与あり。
退職金あり）、１割のプロジェクト雇傭（賞与あり）、８割の不安定雇傭（パート労
働者。賞与も退職金もなし）。ところが、昨年１２月に発表された日本経団連の「２
００５年経営労働政策委員会報告」では、これまでの「守りのリストラ」では国際競
争に負けてしまうのだからこれからは「攻めのリストラ」だと言い放っています。つ
まり、いよいよ本格的に日本の労働者を＜植民地以下的＞な労働条件でこき使おうと
いうのです。
＞今でも、若者はロクな仕事がない、結婚できない、子どもをもてない、子どもを病院
に行かせる保険がないという事態なのに、それをもっと推し進めるわけです。教育基
本法の改悪も、早く選別して、第三類型の子どもたちを大量に作り出そうという日本
経団連の意図が明け透けに貫かれたものです。この国は、もう大資本家達の私物でし
かありません。しかし、職もなく保険もない若者は、それでも生きなければならないｊとしたら自衛隊に行くしかない。まさしく、アメリカで起こっている「経済的徴兵制」
が日本で起こる必然性があります。こういう脈絡で自衛隊のイラク派兵を考えてみる
と、そら恐ろしいものを感じます。しかし、同時にここまで追いつめられば、人は必
ずその息苦しさを跳ね返すために立ちあがることもアメリカの労働運動は教えてくれ
ています。
＞出口のない日々の営みのように思えながら、しかし、この国家のダメさも誰もが心か
ら感じ始めてもいます。
・・・ついでに言うと、「ゆとり教育」も、少数のできる子供の力は伸ばすが、その他の子供は低レベルな労働条件にも文句を言わない程度にテキトーに教育しておこうという文部省のもくろみ。予想以上に学力が低下して今になってあわてている。エリートは全体的な底上げをやった中から結果として生まれてくるもんであって、子供のうちから選別かけて、その時点で「ダメな子」は放置という「ゆとり教育」の方針は完全に破綻してしまっている。必要なのは競争ではなく、全体的な底上げ、および動機づけで、そのためには教師・職員の数も増やさなきゃならない。（教師が研修や雑務に追われて教育がおろそかになるという、本末転倒した文部行政がある）
【post it! いま注目のトピック】
※これからしばらく、毎日貼り付けておきます。
▼[イベント]WORLD PEACE NOW ３．１９
終わらせようイラク占領 撤退させよう自衛隊
http://www.worldpeacenow.jp
▼ [アクション][署名]憲法改悪国民投票法案反対署名
http://www4.vc-net.ne.jp/~kenpou/
▼[イベント]これって犯罪？暴走する公安と脅かされる言論社会 ４／６
警察による弾圧事件（立川、国公法、藤田さん、葛飾）弁護団共催の集会
くわしくは大洞俊之 （立川自衛隊監視テント村・反戦ビラ弾圧被告）ＨＰ
http://www.geocities.jp/solea01/ 参照
ジャーナリスト 魚住昭、学者 奥平康弘、石埼学ほか 各弁護団報告
