・・・こういうのを「ためにする議論」というw
▼首相、海自派遣に前向き…ソマリア周辺の海賊対策で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081017-00000054-yom-pol
>麻生首相は17日の衆院テロ防止特別委員会で、アフリカのソマリア周辺海域で頻発する海賊対策に海上自衛隊艦艇を活用するための法整備を前向きに検討する考えを明らかにした。
...
>これに関連し、首相は同日夜、首相官邸で記者団に対し、自民党に与野党で具体策を検討するよう指示したことも明らかにした。艦艇派遣のほか、P3C哨戒機による洋上監視などが検討課題になると見られる。
>ただ、自衛隊の活用には、武器使用基準の緩和が必要となり、憲法解釈が議論になる可能性がある。
>公明党の太田代表は17日、「勉強が必要だ」と慎重姿勢を示した。
・・・実情はこんな感じ。
▼wikipedia「海賊」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E8%B3%8A
>現在日本政府は、海上保安庁を中心に、東南アジア各国に海賊取締りのための警察組織の創設を働きかけ(軍隊よりも警察組織のほうが国際間の共同対処がやりやすく、日本の法律では、軍隊への装備品提供が出来ない為である)、巡視船の無償供与や特殊警備隊による船舶制圧訓練、捜査官をシンガポールなどに派遣して、海賊組織摘発のための国際共同捜査などを積極的に行っている。
▼海賊・誘拐がソマリアの主要産業に:今年の「儲け」はすでに30億円
http://wiredvision.jp/news/200809/2008091820.html
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>陸と海に出没するソマリアの武装集団は、外国の企業や家族が支払う身代金によって、1ヵ月あたり数百万ドルを首尾よく獲得しているわけだ。
>現在のところ海賊たちは、ソマリア北東部の漁村エイルの南に位置する港に、11隻の船を保有している。彼らによる大型船の乗っ取りは今年に入って急増し、1回で平均100万ドルの身代金をもたらした。>ワイアードのブログ『Danger Room』に寄稿している海軍アナリスト、Galrahn氏は、この問題はさらに悪化すると予測している。その根拠として、同氏は具体的な計算を示して、海賊行為や誘拐がソマリア人たちにとって比較的収益性の高い「産業」になっていることを説明した。
>Galrahn氏のブログによると、エイルの村では、「元々地場産業だった漁業が、海賊行為に取って代わられた」という。「[今年に入ってから]現在までに乗っ取られた30隻以上の船舶は、数字の上では地域経済に3000万ドルをもたらしたことになる。これに対し、現在のソマリア全体の水産業は約150万ドルの規模と見積もられている」
>この件について、先進諸国は何か手を打っているのだろうか? どうやら、大したことはしていないようだ。>交代制の国際海軍が商業船を守る任務についているものの、その数はまばらであり、また、主に国連の食糧援助船を守っている。商業船の乗組員たちは、機関銃やロケット弾で武装した海賊相手に、なんとか自衛しているのが実情だ。フランス軍は、海賊に積極的に対抗する勢力としては唯一といえる存在だが、いまのところ、エイルに接近しすぎることは避けている。
>商業船にとって最善の防御策は、「回避航路」を取って海賊から逃れることか、逃げ切れなかった場合は、乗船しようとしてよじ登ってくる海賊たちを強力な放水砲で打ち落とすことだ。過去には、乗組員たちが「音響兵器」で攻撃して、海賊たちの接近を防いだ例もある(日本語版記事)。
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・・・つまるところ敵は海賊ではなく
貧困だということだ。