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・・・忙しい毎日の片手間に、ちょっと戦争に反対してみる。
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「俺たちもキチガイか・・・敵も味方もみんなキチガイだ・・・」

・・・タイトルは松本零士「音速雷撃隊」より。


・・・南京大虐殺について手っ取りばやく知りたきゃ、まずはコレじゃない?(@∀@)
という一冊を。
お値段ほどほどの割には、中身は異常にオトクです。南京大虐殺論争における各論が整理されてる。それだけじゃなくて、「Aという学説があるとすれば、それはどのような社会的文脈の中で生まれたのか、また、その学説は社会にどのような影響をもたらしたのか」といったことも分析されている。つまり、学説史研究+政治学的分析の本です。

▼『歴史学のなかの南京大虐殺
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4760119205/
柏書房による紹介
http://www.kashiwashobo.co.jp/cgi-bin/bookisbn.cgi?isbn=4-7601-1920-5
>内容1: アイリス・チャンの『ザ・レイプ・オブ・南京』刊行以後再び語られはじめた南京大虐殺。しかし南京をめぐる言説は常に政治的な様相を呈し、日本・中国・アメリカの研究者間の意見対立は簡単に解消できそうにない。歴史記述がなんらかのイデオロギーと無縁ではありえないならば、歴史はいかにして描かれなければならないか? アメリカ在住の研究者がこのアポリアに挑戦する。
>内容2: 執筆者
チャールズ・メイアー(ハーヴァード大学教授)
ジョシュア・A・フォーゲル(カリフォルニア大学 サンタ・バーバラ校教授)
マーク・アイコト(元マサチューセッツ工科大学教授)
吉田俊(メリー・マウント・マンハッタン大学ほか講師)
楊大慶(ジョージ・ワシントン大学教授)

・・・いちばん楽しめるのは、やはり第三章「歴史をめぐる闘い――南京大虐殺は日本でどう見られてきたか」(吉田俊)でしょうか。

3章 歴史をめぐる闘い――南京大虐殺は日本でどう見られてきたか(吉田俊)
南京大虐殺歴史学
1970年以前――進歩主義者の影響の推移/1970年代――「百人斬り競争」をめぐる闘い/1980年代――南京大虐殺に関する著作の急増/1990年代――古い問題、新しい戦略
彼らが闘う理由
結論――南京大虐殺の歴史と記憶の国際化
4章 南京大虐殺の課題――歴史研究についての考察(楊大慶)
方法論上の課題
証拠にかかわる諸問題/立証責任/修正主義はいずこへ?
政治上および道徳上の課題
加害者と被害者/属性の共有と比較
国家の枠を越えた歴史学の課題
望ましい目的か?/達成可能な目標か?/対話へ向けて

・・・コレはなかなか面白いですよ。
南京大虐殺なんてなかった」という歴史修正主義の学説がぶち上げられることが、社会的な反発を引き起こし、かえって新資料の発掘を招いてしまう(@∀@)そういうこともあるんだ、と。たとえば故アイリス・チャンにしても、歴史修正主義への怒りが彼女の執筆活動のバックボーンにあって、著書にもいくつかの間違いはあるんだけれども、その活動が「ラーベの日記の発掘」につながっていったりもした。そういう相互関係が描かれているわけです。
それにしても、日本の歴史修正主義者についての記述は面白すぎます。「彼らはあまりにも偏狭で自己矛盾に満ちている」とか「自らの主張のためなら学問的地位を投げ出すこともいとわない」とか(@∀@)そういうことをいちいち参考文献で例証しながら書いてるので(学者なら当然なんだけど・・・)大笑いしました。


・・・鎌倉圭悟さんにコメント欄でいただいた情報。

「憲法9条で、アタマ悪い『対テロ戦争』をかしこくサボろう
「愛国心とか夢見てんじゃねーよw
 国家は国民を守らない。君の生活とか老後は特に。」
「日の丸・君が代とか強制してると国が滅びますよ!(@∀@) (例)大日本帝国」