▼穴吹 史士『ジャーナリスト問題』(アサヒコム)
http://www.asahi.com/column/aic/Mon/d_click/20040419.html
>ジャーナリストになるべく生まれてきたような、先輩や同僚、後輩記者を何人か見てきた。およそ取材に骨を惜しむということがなく、対象に一気に切りこんでゆく迫力は、そばで見ていてほれぼれすると同時に、自身を振り返って、やっぱり仕事を間違ったかなと思った。
>そんなときは決まって、学生時代、三一新書だかカッパブックスだかで読んだ梅本克己の本を思いだし、「人間には、火のように相手を糾弾するルター型と、相手のスカートをめくって、おまえにもへそがあるじゃねーかと指摘するエラスムス型がある。つまりツッコミとボケがある」というくだり(引用は厳密ではありません)を復唱、まあボケの記者がいてもよかろう考え直すのだった。
・・・反戦運動も「ルター型」ストロング・スタイルばかりでなく、「エラスムス型」脱力系スタイルがあってもいいな。「テリー・ギリアム型」「テリー伊藤型」「テリー・ジョンスン」型とかもあるといいな。(テリーづくし
▼激震!米軍によるイラク人少年少女に対する性的虐待が表面化!
(@『低気温のエクスタシー・ハードバージョン』)
http://blog.melma.com/00111843/20040707080951
▼高遠さんが活動再開へ=都内で22日に講演
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040707-00000428-jij-soci
>22日に都内で開催されるイラク情勢の報告会で講演する
・・・「高遠さん、腸!」(腸とは英語のガッツのことです@大島弓子『乱切りにんじん』)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4592883578/
▼イラク偏向報道 アルジャジーラ・ネットより(@『葡萄畑で月を頼りに』)
http://d.hatena.ne.jp/cameracamera/20040705
>4月にアメリカ軍がファルージャを包囲している際、ファルージャから報道をしているジャーナリストが、国際メディアは世界に間違った事を伝えていると非難していた。
>アメリカ占領軍は、4人のアメリカ人警備員が殺害され遺体を損壊された後、少数の「サダムの支持者」や「テロリスト」を一掃するために街に侵攻したとしていた。
>しかし、反戦運動家であり、この戦場となった街(ファルージャ)の中にいた少数の独立系記者の一人であるRahul Mahajanは、世界のメディアが事実として伝えている、公開用に手直しされた報道を一蹴した。
>真実はかなり異なる、と彼は言う。ファルージャの抵抗組織は、街の大部分の住民から排斥されている孤立した「過激派」の小さな団体ではない。
>去年米軍が100人から200人の平和的抵抗組織に対して発砲し、15人を殺害して以来、ファルージャ全体が、占領に対して抵抗していたのだ。
(以下略)
・・・cameracameraさんの「私的翻訳」。
個人的には、ここでいうbiasは「偏向」より「歪曲」のほうがぴったりくると思う。事実を曲げている、あるいは一方的な証言のみ採用しているからだ。
・・・「偏向」という言葉は、「つくる会」人脈が使い出してから、それこそbiasのかかったイメージができてしまった気がする。あまり使いたくない。(というのが私自身のbiasだということでもあるが。)
「つくる会」がとんでもないのは、あの無味乾燥で無難にまとめられた各社の歴史教科書を「偏向」と言い出したことだった。日本の歴史教科書なんて、極力biasを排除するように、排除するように作られているものなのに。じゃあ、あんたらの「神話から始まる歴史教科書」にはbiasかかってないとでも言うのか・・・っと、話がそれた。