大日本帝国時代の慰安婦制度vs国際法、その他についてのメモ
・・・個人的なメモなので随時追加する。のちほど見やすくまとめることを考えている。
▼大日本帝国の慰安婦制度が抵触・違反した恐れのある国際法のリスト
●ハーグ条約 付属文書“占領地の尊重”規定(1907年)(日本は1911年批准)
●醜業を行わしむる為の婦女売買取締に関する国際協定(1904年)(日本は1925年批准)
●醜業を行わしむる為の婦女売買禁止に関する国際条約(1910年)(日本は1925年批准)
●婦人及児童の売買禁止に関する国際条約(1921年)(日本は1925年批准)
●児童の売買を禁止する国際条約(1925年)
●強制労働条約 第29号(1930年)(日本は1932年批准)
●「成年女子の売買の禁止に関する国際条約」(1933年)(日本は批准せず)
●東京裁判での“人道に対する罪”(1945年)→サンフランシスコ平和条約にて受諾を確認
↓大日本帝国が国際法の「抜け道」を用いて植民地出身の未成年者を慰安婦にした件について。簡潔に整理。
▼美しい壷日記「デマ広告 →「THE FACTS」」
http://dj19.blog86.fc2.com/blog-entry-104.html
↓大日本帝国時代の慰安婦制度と国際法の矛盾、および日本の公娼制度がいかに当時の国際法との摩擦を引き起こしたかについて。かなり詳しい。
▼半月城通信「性奴隷と奴隷条約」
http://www.han.org/a/half-moon/hm036.html
↓日本政府の公式見解。
▼外務省の公式見解
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/taisen/qa/05.html
>問5.「従軍慰安婦問題」に対して、日本政府はどのように考えていますか。
>日本政府としては、慰安婦問題が多数の女性の名誉と尊厳を傷つけた問題であると認識しています。政府は、これまで官房長官談話や総理の手紙の発出等で、慰安婦として数多の苦痛を経験され、心身にわたり癒しがたい傷を負われたすべての方々に対し、心からお詫びと反省の気持ちを申し上げてきました。・・・
↓日本政府によって収集・整理・公開された、慰安婦制度の資料。まだ出てくる可能性はある。
▼日本政府による「従軍慰安婦」関連資料集成
※ネットで全文読めてダウンロードも可能。
警察庁・外務省関連資料
http://www.awf.or.jp/pdf/0051_1.pdf
防衛庁関係資料
http://www.awf.or.jp/pdf/0051_2.pdf
http://www.awf.or.jp/pdf/0051_3.pdf
厚生省関係資料 大英帝国戦争博物館関係資料 国立公文書館関連資料
http://www.awf.or.jp/pdf/0051_4.pdf
米国国立公文書館関連資料 国会図書館関連資料
http://www.awf.or.jp/pdf/0051_5.pdf
▼日弁連「従軍慰安婦問題への政府の対応に関する声明」(1995年)
>これまでの国連における審議経過をふまえると、性的奴隷制という用語が、「従軍慰安婦」制度を示す用語であることは明らかである。
>慰安婦問題が国連で提起された1992年2月以降、日弁連を含むNGOは、一貫して慰安婦問題に関し、「性的奴隷」(Sex Slaves またはSexual Slavery) として日本政府に対し国家による被害者への補償を要求し続けてきた。
>その結果、日弁連も参加した世界人権会議(1993年6月、ウィーン)においても、過去を含め、「全て」の場合、性的奴隷制問題について、特に効果的な対応をすべきことが決められたのである。このとき、性的奴隷制という用語は、初めて国連用語となったが、NGO及び諸国政府の間では、この用語が日本軍慰安婦制度を指すことは、共通の理解になっていた。北京会議行動綱領147(f)の原案(戦時性的奴隷制などに関するもの)が、ニューヨークで1995年3月〜4月に開催された国連女性の地位委員会(北京会議準備会)に提案された際、提案国は「従軍慰安婦」問題を解決するために必要な原則であることを理由にしていたのである。これが、多くのNGO・政府の支持を得て、全会一致で採択されたという経過がある。
>同委員会に提出された女性に対する暴力に関する国連事務総長の報告書(E/CN.6/199 5/3/Add.4, 18 January 1995, para.8 & note 9.)を見れば、国連用語としての性的奴隷制が、「いわゆる『慰安婦』として第二次大戦中に日本陸軍によって組織的に誘拐され、結局売春を強制された」問題をさすことが容易に理解できよう。・・・
※以下は関連する本ブログ過去記事(@∀@)
▼「従軍慰安婦」をなかったことにしたい「愛国」ネチズンが憤死するテンプレ
http://d.hatena.ne.jp/claw/20060630#p2