・・・ふだんは産経新聞なんか靴の湿気とりにしか使わない俺だが、それでもたまに「読む価値のある記事」が載ることもある。
▼悪臭で通報…一面に血液や体液 事件現場清掃人が語る壮絶現場
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100816/crm1008162203028-n1.htm
>高江洲氏は2003年から自殺、孤独死、事件現場を専門に扱う清掃業を始め、1000件以上の死者の痕跡を消してきた。今年4月に出版した著書『事件現場清掃人が行く』(飛鳥新社)で悲惨な現場や希薄な親族関係、憤る家主などの人間模様を記した。・・・
>建材を外し独自に開発した薬剤で体液のタンパク質を分解し、においを消し去る。リフォームできる直前にまで物件を回復させるのが高江洲氏の仕事だ。遺品整理も込みで費用は約30万円。費用は遺族が支払うのが原則だ。
>だが、「親類が見つかっても費用の支払いは拒否して『遺骨だけは引き取る』という人や、保証人が見つからないケースが本当に多い。遺品もほとんど資産価値がなく、通帳があっても勝手に下ろすわけにはいかない。結局は家主が泣き寝入りすることになります」。すでに大手賃貸業者の一部には、40代以上の単身者に物件を貸し渋る傾向があるという。そこで高江洲氏は現在、孤独死した場合の家賃補償や原状回復費用をカバーする損害保険の創設を目指して活動しているという。
・・・もっとも、この記事のシメはどうかと思う(@∀@)
産経の記者は、失業や孤独死を防ぐことについてはノータッチで、「孤独死が発生した場合の大家の損害をいかに減らすか」にしか興味がないみたいだ。ま、それはそれで正直でよろしいんだけどネw