▼橋下知事の校庭芝生化、野球王国反発「内野は土が基本」
>大阪府の橋下徹知事が意欲を燃やす小学校の芝生化事業に「野球王国」の壁が立ちふさがっている。 内野グラウンドは「土が基本」と、芝生化に難色を示す声が上がっているからだ。維持管理も学校には重荷。
>府は15日から希望校の募集を始めるが、目標の50校に届くめどは立っていない。・・・
>「芝生は最高。1校でも多く校庭を芝生化して子どもたちを遊びほうけさせたい」
>元ラガーマンの橋下知事にとって校庭芝生化は昨年の知事選以来の宿願だ。
全国の小学校2万2197校のうち芝生化は873校(4%)。府内は1023校のうち105校(10%)にとどまる。
>府は今年度から1校あたり530万円まで補助する芝生化事業を始める。希望校を募った上で夏休みに向けて着手する。橋下知事は担当部局の提案の5倍にあたる目標50校を掲げ、2億7300万円の予算をつけた。
>だが、担当者は「学校の反応が悪い。50校はしんどい」と漏らす。
>原因の一つが野球だ。
>「内野が芝生だとボールがイレギュラーする」
>夏の甲子園で全国最多の10回の優勝を誇る大阪。豊中市のある小学校では、歴代PTA役員の多くが野球関係者で、芝生化に難色を示す声があがった。学校や保護者らは今月、内野にかからない部分を芝生化することを決めたが、この校庭を練習に使う少年野球の代表の男性(61)は「芝生化されたら他の練習場を探すしかない」と漏らす。 ・・・
>サッカーくじ「toto」を運営する日本スポーツ振興センターが今年度、100億円の予算で芝生の整備費を最大で5分の4(上限4800万円)助成する事業を始めたが、府内の学校は申請ゼロ。
>もう一つの課題は維持管理の負担。4年前に芝生を導入した大阪市内の小学校では、校長、教頭が芝刈りや肥料まきなどを担う。校長は「橋下知事は簡単に言うが、そうそうできるもんじゃない」。毎朝、水まきを続ける地元の女性は「芝は子どもを育てるようなもの。手入れとお金が不可欠」と理解を求める。
>芝生化が1校にとどまる守口市は1校あたり年10万円以上の水道代に二の足を踏む。
>「現状では慎重にならざるをえない」(市教委)という。
・・・よくこれだけムダなことをやるものだと(@∀@)