▼国立大授業料、私大並みに 財務省、5200億円捻出案
http://www.asahi.com/national/update/0519/TKY200805190264.html
>財務省は19日の財政制度等審議会(財務相の諮問機関)で、国立大学予算で授業料引き上げなどによって最大5200億円を捻出(ねんしゅつ)できるとの試案を発表した。生まれた財源を高度な研究や人材育成、奨学金の拡充に充てるべきだとの主張も盛り込んだ。国から国立大に配る運営費交付金(08年度予算で約1兆2千億円)の増額論議を牽制(けんせい)する狙いがあると見られる。・・・
・・・冗談ではない。これはもう「貧乏人は高等教育を受ける必要は無い」という、究極の超階級社会を招く悪魔の計画だ。
俺のような貧乏人のせがれでも大学にいけたのは、やはり国立大学(&日本育英会の無利子奨学金)というシステムがあったからこそだし(とはいえ当時すでに国公立大に貧乏人の子が入りにくい状況は拡大していたわけだが)、だからこそ国立大学の学費値上げを食い止める運動にも学生時代から参加してきた。学生諸団体と文部省との交渉の場にも出かけていって、学生の生活実態調査などをもとに、負担引き下げの要求をしたりもした。ろくに学生の経済状況も知らずに「受益者負担」論をふりかざす役人根性に激怒したことも多い。しかし、今回の財務省試案ほど恥知らずな発想を目にするのは初めてかもしれん。
格差の固定化による社会の硬直を防ぐためには、いっそ国公立大学の学費は無料でもいいくらいだ。財務省のこの計画だけはなんとしてでも止めさせなければならない。
そしてまた、このような極端な計画のあとには、「やや妥協したように見える負担増計画」が提出されてくるのもいつものことで、だからこそ逆に「国公立大学の学費負担引き下げ」「私立助成の拡大」などを要求していかないとね。
▼財務省への抗議先(メールフォーム)
http://www2.mof.go.jp/enquete/questionnaire_jp.html
(文例)
財務省の「国立大学の学費を私立並みにする試案」は、
経済的に苦しい国民を高等教育から隔離し、
日本を硬直した超格差社会にして、
いずれは破滅させようという悪魔の提案です。
満腔の愛国心をもってこれを弾劾し、試案の撤回を求めます。
・・・ていうか、あんたらアホですか? (@∀@)
アタマ使えと。仕事しろよと。給料返せよとw