悲しき「同盟国」(@∀@)なかなか買えないF22
▼空自次期戦闘機(F-X)はF-22A、F-15FXの2段構えに
http://d.hatena.ne.jp/LM-7/20070422/1177258225
・・・ちょい古いニュースになるが、メモ。
>さて、F-15FXを先行取得と言うが、最低1飛行隊と教育減耗予備の導入が必要となるので、それなりの数を導入せざるを得ない。そもそもF-4代替の導入数は50〜60機しかなく、ここにF-15FXとF-22Aの2機種導入ということは考えにくい。しかもF-22Aの製造ラインがまもなく閉じるという問題は解決されておらず、本当にこのような導入案が実現可能なのか疑問が残る。早期にF-22の対日輸出許可が得られなければ、全数F-15FXとなる可能性が最も高そうだ。・・・
>結局、ラプターの対日輸出許可が下りなければ事態が解決しないという状況は以前から何一つ変わっていない。機密保護がネックとなるのだが、毎月のように自衛隊の機密情報がWinnyで流出しているようでは望み薄か。
・・・こういう報告もある。
▼【核の脅威】[第3部] 日本の抑止力(5)自衛隊の攻撃力争点に
http://www.yomiuri.co.jp/feature/fe7000/fe_ki20070325_01.htm
>2004年12月、防衛研究所が「大量破壊兵器を搭載した弾道ミサイルの脅威下における専守防衛のあり方」と題した報告書を作成した。A4判44ページ。同4月、当時の石破茂防衛長官の指示で、敵基地攻撃の選択肢を極秘に検討したものだ。
・・・
>その結果、時速20キロ程度で素早く移動するミサイル発射装置の攻撃には、〈1〉発射後の目標変更に制約のある巡航ミサイルでは困難〈2〉パイロット自らが攻撃目標を確認できる戦闘機による誘導型ミサイルなどが有効――と分析した。さらに、戦闘機で北朝鮮領空に侵入するには危険が伴うため、レーダーに捕捉されにくい最新鋭ステルス戦闘機「F22ラプター」が「最善」との判断を示している。
>一方で、費用対効果や近隣国の警戒などの問題点を挙げ、日本の敵基地攻撃能力の保有は「現在の国際環境では、デメリットの方が大きい」と結論づけた。
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>仮に日本がF22と空対地ミサイルを導入し、敵基地攻撃能力の保有に踏み出す場合、様々な課題がある。
>空自は攻撃的な軍事行動の経験がない。「装備だけを得ても、すぐに部隊運用できる訳ではない。F22ならパイロット養成に約10年かかる」(防衛省筋)という。
>F22は1機約250億円と高額だ。現在の主力戦闘機F15は約100億円。国防族議員は「ミサイル防衛に巨費を投じる一方で、本格的な攻撃能力も保持するのは予算上、難しい」と語る。
>近隣国には、日本の攻撃能力の保持に対するアレルギーがある。・・・
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>防衛省筋は「攻撃的兵器の取得を自制してきたことが、日本が『二度と侵略しない』と主張する下支えだった。攻撃能力を持てば、『専守防衛』を掲げ続けても、戦略転換したと周辺国には見られる」と指摘する。日本に対抗し、中国などが軍備を一段と増強する恐れもある。
>米国も、日本の敵基地攻撃能力の保有には懐疑的だ。・・・