(※元ネタ:「あたらしい憲法のはなし」
文章 http://homepage2.nifty.com/peacecom/Atarashii_Kempo.htm
画像 http://www.cpi-media.co.jp/zenhoumu/peace/peace01.htm)
みなさん、あたらしい(やらせ)教育基本法ができました。そうして平成18年12月22日から、私たち日本国民は、この(やらせ)教育基本法を押しつけられることになりました。このあたらしい(やらせ)教育基本法をこしらえるために、国(政府)や国会議員の人々が、とてもよくないこと(うそ、やらせ、きたないお金のやりとり、強行採決など)をなさいました。ところでみなさんは、教育基本法というものはどんなものかごぞんじですか。じぶんの身にかかわりのないことのようにおもっている人はないでしょうか。もしそうならば、それは大きなまちがいです。
「みなさんが学校でうける教育について、いちばん大事な方針をきめて、その方針を政府に守らせる法律」、それが教育基本法です。
むかしむかし、日本に「大日本帝国(だいにほんていこく)」という国があったころは、「教育勅語(きょういくちょくご)」という教育の方針がかかげられていました。この方針にしたがって子供の教育が行われた結果、大日本帝国はどうなったでしょうか。大日本帝国は、なんども無理な戦争をくりかえしました。国民は、「日本は神の国だから、この戦争は正しいのだ。負けるはずがない」というウソを教えられ、戦争に協力させられました。戦争に反対する人は、警察(けいさつ)につかまってろうやにいれられ、ときには殺されることもありました。このようなことがつづくうち、とうとう大日本帝国はほろび、なくなってしまいました。子どもをふくめ、たくさんの人が死んでしまったあとに。
こうしたできごとから、何が明らかになったでしょうか。
・教育の方針があやまっていると、国がほろぶこともある。
・国(政府)はまちがいをおかすことがある。ときには国民をだましたり、くるしめたり、戦争で死なせたりすることもある。
・そうしたことをふせぐには、社会の主人公である国民が、国(政府)の政治をよく見はり、よりよいものに変えてゆかなければならない。
大日本帝国がほろびたあとにできた「日本国」では、このような考え方にもとづき、あたらしく「日本国憲法」や「教育基本法」が作られました。
▼日本国憲法
http://list.room.ne.jp/~lawtext/1946C.html
▼教育基本法
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S22/S22HO025.html
ところが、このような法律ができた後でも、「国民はなるべくバカなほうがいい。国民は、国(政府)のすることを見はったり、反対したりしないほうがいい。国民は戦争に反対したりしないほうがいい。」と考える人々がいました。こうした人々は、日本国憲法や教育基本法に書いてある方針を次々にやぶりはじめました。
▼ゆとり教育
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%86%E3%81%A8%E3%82%8A%E6%95%99%E8%82%B2
皆さんの中には、「勉強がおもしろくない」、「何のために勉強をしなければならないのかよくわからない」と思っている人がいるでしょう。勉強のおもしろさというのは、時間をかけて、さまざまな工夫をしてみなければ、なかなかわからないようになっています。試行錯誤(しこうさくご=いろんなことを試したり、失敗したり、そこから学んだりすること)をしていくうちに、みなさんは「あっ、わかった!」という喜びや感動を味わうことができるのです。
けれども、日本の国(政府)は、学校の先生の数を増やしもせず、学校の授業の時間はどんどんへらしていきました。「あたまのいい子どもだけが、どんどんかしこくなればよい。あたまのわるい子どもは、ほうっておいてもかまわない」と考えていたからです。まるで、わざわざみなさんに「勉強がおもしろくない」と感じさせるような方針です。もちろん、これは教育基本法の方針にも反しています。
このような方針をすすめた結果、あまりにも多くの子どもたちが勉強をしなくなってしまい、おおきな問題になってしまいました。
http://allabout.co.jp/children/hsexam/closeup/CU20060724A/
最近になって、国(政府)は、「ゆとり教育」の方針をあらためようとしています。国(政府)の方針があやまっていたことをみとめたわけですが、誰もその責任を取ったりはしていません。
▼イラク侵略(しんりゃく)戦争への協力
アメリカは2003年、イラクに対して侵略戦争をしかけました。アメリカは「イラクは大量破壊兵器(たいりょうはかいへいき=核兵器などのこと)を作っている」というウソをつき、「だから戦争をしかけてもよいのだ」と言いはりました。この侵略戦争により、イラクでは子どもをふくめた多くの人がなくなりました。今もはげしい戦いが続いています。
日本の国(政府)は、この侵略戦争に協力し、アメリカがウソをついたことがバレた今でも、自衛隊をイラクに送りこんでいます。もちろん、これは日本国憲法にも反しています。
そして2006年12月15日、教育基本法をとりやめて、「(やらせ)教育基本法」にかえるという国(政府)の方針が、国会で決められてしまいました。
▼(やらせ)教育基本法
http://seijotcp.hp.infoseek.co.jp/edu0604.html (表の右側を見てください。)
▼国(政府)は、タウンミーティング(政治について国民が意見をのべる場)に
自分たちの言いなりになる人を送りこみ、
「教育基本法を変えた方がいい」と発言するよう、ウラでこっそりたのんでいました。
これは、「国民も教育基本法を変えた方がいいと考えている」かのように
見せかけるためです。
このような形で人をだますやりかたを「やらせ」といいます。
http://d.hatena.ne.jp/claw/20061124#p1
この法律によれば、みなさんは国(政府)を愛さなければならないそうです。しかし、みなさんに対してウソをついてだましたり、侵略戦争に協力したり、勉強がわからなくなるような方針をたてたりする国(政府)を、なぜ愛さなければならないのでしょうか。そのようなことを強制する法律は、日本国憲法にも反していますから、いずれとりやめさせなければなりません。
みなさんは日本国民のうちのひとりです。国民のひとりひとりがかしこくならなければ、国民ぜんたいがかしこく、また、しあわせになれません。国民ぜんたいのしあわせのもとは、ひとりひとりの国民にあります。
けれども、いまの国(政府)は、「できれば国民はバカでいてほしい」と思い、そのような教育をすすめています。もしもみなさんがバカでなくなり、国(政府)のしていることを見はるようになれば、なにかとつごうがわるいからです。
▼消費税率上げ法案、自民税調会長「08年にも国会へ」
(消費税を今の5%からもっと引き上げるという方針)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061217-00000415-yom-bus_all
▼与党が07年度税制改正大綱決定、企業中心に減税
(おおきな会社からは税金をあまり取らず、国民からはもっと税金を取り立てるという方針)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061214-00000014-yom-bus_all
では、いまの日本の国(政府)は、みなさんをどのような人間に育てようとしているのでしょうか。ひとことで言えば、
ウソつきの国(政府)を愛するバカ
にしようとしているのです。
この文章を書いているわたし(九郎政宗=くろうまさむね)は、中学生のころ、こうした国(政府)の方針にうすうす気づきました。そこで「ボンヤリ生きていてはヤバイのではないか」と考えて、勉強をずいぶんするようになりました。マンガ『ドラゴン桜』にも出てくるような、「勉強を『あそび』のように面白くする方法」もくふうしました。その結果、全国的に有名な進学高校に入り、首都圏(しゅとけん)にある国立大学に合格しています。
ここでわたしが言いたいことは、「有名な大学に入れ」ということではありません。「いまの国(政府)がすすめるやりかたで勉強していたら、勉強は決して面白くならない。それ以外の方法で、自分から楽しく勉強する方法を見つけたほうがいい」ということです。
もしも国(政府)の言いなりになって、ボンヤリと毎日を生きていれば、みなさんはどうなってしまうのでしょうか。
小学校・中学校の9年間、高校をふくめれば12年間、「勉強がわからない、つまらない」という気持ちですごしていれば、みなさんはどんどん自信をうしない、心をゆがめられてしまうでしょう。
また、しょうらいどんな仕事につくにしても、かならず「勉強しなければならないこと」が出てきます。「勉強がわからない、つまらない」ままでは、みなさんはこまってしまうでしょう。仕事がうまくいかず、どんどん不自由になったり、お金にこまったりして、どうしていいのかわからないまま生きていくことになるでしょう。
だからわたしは、これからみなさんに、「勉強がおもしろくなる方法」を伝えようとおもいます。
勉強することの面白さを見つけて、より自由な人生を手に入れますか。
国(政府)の言いなりになって、「愛国バカ」のまま、不自由な人生をおくりますか。
それはみなさんが決めてください。
▼[新企画予告] こどもレボ
国(政府)の言いなりに、子どもを「愛国下流」にしないために!
間違った情報にだまされず、自分の力で生きていく
自由で強くかしこい子どもを育てるプロジェクト。
すべての親と子どものために。子どもらを再び「下流」に送るな!
▼魔法先生ネギま!コラ 麻帆良武道会に学ぶ「再チャレンジ支援税制」
安倍政権が提唱したニート・フリーター対策「再チャレンジ支援税制」前半部分の流れを超が分かりやすく解説?
http://www7a.biglobe.ne.jp/~yadoroku7/work.html
>つまり
>拙者たちは一生日雇い労働者の
>ワーキングプアでござるよ
・・・ネギ先生が教える、安倍政権の「再チャレンジ」政策の実態。