▼週刊ダイヤモンド
9月2日号
http://dw.diamond.ne.jp/index.shtml
リストラ父さん フリーター息子
悲惨世代バブル経済崩壊後の超就職氷河期に大学や高校を卒業し、就職がかなわなかった若年世代。同時期に企業が進めたリストラで職を失った中高年世代。親と子の関係に相当するこの世代を、本誌は「悲惨世代」と名づけた。
増大する若年層悲惨世代と中高年の「働く貧困層」
【フリーター息子 やりどころのない不満と不安】
すべての始まりは“就職難”から 生活費に事欠く若年世代の不幸
Column 賃金格差は一目瞭然! 正社員とフリーター時給比較
「せめて再チャレンジをさせて」 若年層悲惨世代の声を聞け!【貧困層比率先進国2位の衝撃!】
非正規雇用者の拡大・固定化で日本の経済と社会は疲弊する
Column 貧困層比率は先進国2位 OECDの警告と提言
Chart 正社員vs非正社員 人生すごろく【リストラ父さんの悲痛な叫び!】
年収は生活保護世帯以下! タクシー運転手が語る残酷物語
必死で働いても生活できない! 中高年ワーキングプアの悲惨
・・・巻頭コラムが安倍晋三のマーガレット・サッチャー持ち上げ発言を完全粉砕。要約すると、「この男は勉強不足のアホか、恥知らずな嘘つきのどちらかだ」ということになるかな(@∀@)
▼『ガーダ パレスチナの詩』
(日本/2005年/アラビア語、英語/カラー/ビデオ/106分)監督・撮影:古居みずえ
編集:安岡卓治、辻井潔
製作:安岡フィルムズ、アジアプレス・インターナショナル大地 自由 平和 夢…
歌うことが希望をつなぐ今 ひとりの女性が失われた詩や
暮らしを取り戻そうとしている…●日時:9月3日(日)午後1時30分〜上映 2006年
(開場 午後1時20分)
※上映後、監督からのビデオメッセージあり(予定)
および、感想・意見交流あり会場:ひと・まち交流館 京都 大会議室(2階)
(河原町五条下る 東側)
京阪「五条」駅下車 徒歩8分
地下鉄烏丸線「五条」駅下車 徒歩10分
会場TEL:075-354-8711
案内:http://www.hitomachi-kyoto.jp/access.html参加費:一般 1200円 学生ほか収入の少ない方 1000円
主催:『ガーダ パレスチナの詩』を京都で観る会/
ピースムービーメント実行委員会
問い合わせ先:TEL 075-751-0704(山崎) 夜間21:30〜22:30
E-mail:ANC49871@nifty.com◆作品詳細情報(オリジナルホームページ)
http://www.ghada.jp/◆ストーリー(作品概要)
それまで普通のOL生活をしていた古居みずえは原因不明の病魔に襲われ、
一時は歩くことさえ困難となる。真剣に人生と向き合っていなかった自分を悔
やむ。そして奇跡的な回復。「一度きりの人生。何かを表現したい」フォト・
ジャーナリストへ転身し人生を大きくシフトさせた。
古居は、パレスチナの人々と生活を共にしながら、女性や子供たちを中心に
取材をはじめた。半年近く定住することもあり、難民キャンプの人々から親し
まれた古居は、ガザの人々から「ミツ」と愛称されるようになる。パレスチナ
・ガザ地区の難民キャンプで、本作の主人公ガーダと出会ったのは、ガーダが
23歳の頃である。英語が堪能な彼女は古居の通訳となる。ガーダが結婚を目前
にし、古い慣習に反発していることを知った古居は、彼女にビデオカメラを向
けた。以来12年間、撮影された映像は500時間を越えた。
本作はガーダの23歳から35歳までの、結婚、出産、そして自ら故郷への旅を
歩み始める現在までが描かれる。
ガーダは、古い慣習が残るパレスチナ社会の中で、自立を探求し、さらには、
イスラエルによって土地を奪われる以前の、パレスチナの人々の暮らしや戦争
体験を掘り起こそうと聞き書きの旅をはじめる。ふるさとの料理を訪ね、歌い
継がれてきた素朴な詩歌を掘り起こし、次の世代にパレスチナの記憶を伝えよ
うとする。【プロフィール(監督)】
古居みずえ(ふるい みずえ)
1948年、島根県出身。フォトジャーナリスト。
アジアプレス・インターナショナル所属。
1988年よりパレスチナのイスラエル占領地を訪れ、パレスチナ人による抵抗運
動・インティファーダの取材。パレスチナの人々と生活を共にする中で、特に
女性や子どもたちに焦点をあて、取材活動を続けている。93年にはボスニア・
ヘルツェゴビナ、98年にはアフリカのウガンダ、インドネシアのアチェ自治州、
2000年、2002年にはタリバン政権下とタリバン崩壊後のアフガニスタンを訪れ
る。イスラム圏の女性たちの取材や、アフリカの子どもたちの現状を取材。新
聞、雑誌、テレビで発表。著書に「インティファーダの女たち」(流彩社)、
写真集に「瓦礫の中の女たち」(岩波書店)など。