(▼コメント欄が見やすい「携帯版ページ」は→こちら。
・・・忙しい毎日の片手間に、ちょっと戦争に反対してみる。
最短30秒からの反戦と平和のアクション。萌える反戦運動!
だいたい1日に10分くらいで、鼻歌まじりに更新していきます。
▼ホームページ ▼旧HP跡地 ▼サイトマップ ▼CL.A.W.ギャラリー ▼アンテナ ▼ブックマーク
▼管理人:九郎政宗 (ID:claw) clawsince2003「@」yahoo.co.jp ←スパムよけに@を「@」にしています。送信時は元にもどしてください。▼プロフィール

▼従軍慰安婦  ▼嫌韓下流
【リンク→】 ▼Yahoo!News「イラク」 ▼Yahoo!News「パレスチナ」 ▼日本史▼『国が燃える』弾圧事件 ▼南京大虐殺&百人斬りFAQ ▼『イヌxワンGP』 ▼BBC ▼阿修羅 ▼2ちゃんねるイラク板 ▼「荒らし」最終解決 ▼2ちゃんねる検索


 嫌韓厨はどこから来たのかについて考える

▼問題は「金」という言葉が有するイメージ
http://d.hatena.ne.jp/ClossOver/20060306
>・・・だから若者は「金が欲しい」という。それはすなわち「人間として認めてほしい」という魂の叫びですらある。
山野車輪杉村太蔵は、ウヨや自民党によって「あなたは人間である」と認めてもらう事ができた。
>その実績の存在は、這いずり回る若者たちを十分に引きつけ、魅了した。そして若者たちは希望を持った。
>で、左翼は若者にいったいなにを与えてくれるんだい?

・・・と、言いたくなる気持ちは理解できなくもないし、
「現実がそのように見える」というならそれは別にいいんだけれど、
とりあえず以下のポイントについても考えてみてほしい(@∀@)

▼問題は「若者のほとんどすべては車輪やタイゾーにすらなれない」ということ。


(1)山野車輪杉村太蔵は別に右翼や自民党から「人間扱い」なぞされていない。そのように見えたとしても、それは「一時収入」の大きさからくる錯覚。
※「人間扱い」という言葉に大して、誰がどのようなイメージを盛り込んでいるか・・・は、別に論じる必要があるけれど。


(2)山野車輪杉村太蔵も、間違ったメッセージを発信することで、若者たちの未来と可能性とカネと時間を奪っている。


(3)「与えられるものを待っている若者」には、昔も今も未来などない。
※ただし、これをもって「若者の責任」のみを問うことはできない。教育基本法に基づく人間としてのファンダメンタル、それを「与えられなさすぎた若者」の問題があるからだ。教育基本法を無視して、義務ばかり強制し、権利行使の方法論やエンパワーメントを教えない教育の結果として。


(4)左翼は若者に未来の可能性をひとつ(またはそれ以上)もたらす。
また、「若者が本来手にするはずであったのに奪われたカネ」を取り戻す。
※これは実のところ、日本の左翼ですら忘れていることなのかもしれないのだが、左翼の本質は人々に対するエンパワーメントである。


(5)タイゾーや車輪にのぼせるタイプの若者は、実はそれほど「金が欲しい」とは思っていないのかもしれない。そう考えないと説明のつかないことがいくつかある。

・・・さて、詳しく考えてみよう。


(1)山野車輪は「人間扱い」されているのではない。むしろ漫画家として殺されつつあるのである。


山野車輪が『嫌韓流』で大金持ちになった、という説は確かにある。

嫌韓流の作者の印税は2000万円 http://news19.2ch.net/test/read.cgi/news/1123932334/l100
>印税率は原則として10%ということなので、定価を1000円、実売部数を20万部とすると・・・
>単純計算でだいたい
>定価×実売部数×印税率=1000×20万×10%=2000万円

・・・ただしこれは「想定しうる最大額」であって、出版業界の常として、いきなり最初から10%の印税、ということはめったにない。5〜8%くらいが現実的なラインだろう。そして原稿料はだいたい1ページあたり7000円くらいか。
なお、実際に受け取る額からは、1割がすでに税金で引かれているだろう。
「それでも結構な額ではないか」という人は、ちょっと待って欲しい。それははたして「漫画家として成功した」と言えるのか

新條まゆの年収は一億円
http://kindofblue.s104.xrea.com/blueingreen/blog/archives/2005/03/nhk.html

・・・日のあたる場所を歩く漫画家の成功というのは、こういうものだ。作品は海外にまでファンを増やし、アニメ化もされ、NHKが作者の特集番組を組んでくれる。そしてこれが重要なことだが、フリーランスにとって死活的に重要な要素である「人脈」と「仕事のチャンス」が形成されていく。しかし、いずれも山野車輪には無縁のものである。『マンガ嫌韓流』の作者であることは、実は山野車輪の「漫画家としての成功」をきわめて限定的なものにするだけでなく、生涯収入の面からみれば阻害要因にすらなる。
ついでに言えば、彼はそろそろ告訴されるリスクも念頭に置いておく必要があるのではないだろうか。

▼『マンガ嫌韓流2』より
>「日教組って日本教職員組合のことですよね」
>「ああ・・・しかしその実態はマルクスレーニン主義および北朝鮮主体思想を信奉する反日思想団体なんだ」

・・・少しでもインターネットの検索機能を使用する能力を持つ者であれば、日教組が1995年の定期大会「新運動方針」で、日の丸・君が代の問題に関する記述を一掃したことくらいはすぐにチェックできる。日教組と文部省の「協調路線」が始まってから、もうすでに10年以上が経過しているのだ。山野車輪、アウト。
・・・もしも「漫画家を守り育てよう」という編集者であれば、こういうマンガは描かせないだろう。漫画家を使い捨てライター程度にしか考えていないからこそ、このようなセリフを容認してしまうのだろう。


・・・ところで、杉村太蔵のほうはどうだろう。「人間らしい扱い」を受けているといえるのか。
確かにカネの面では申し分はなさそうであるが、こんなブログを書いているのに、自民党本部からは完全に放置されている。

杉村太蔵ブログ
http://sugimurataizo.net/

・・・つまり、自民党がタイゾーに対してとっている態度は、本来必要であるところの教育やサポートを行っていない、すなわち「ネグレクト」であって、幼児虐待のカテゴリーに含まれる行為である。(@∀@)
・・・いつでも切り捨てられる「お調子者」を飼っておくというのが、いつごろからか、自民党の政治手法としてあるように思うのだ。「お調子者」の存在は、「お高くとまっている」という政治家への反感を緩和して、彼らが「身近な存在」であるかのような虚偽のイデオロギーを形成してくれる。だから多少のオチャメは大目に見るのであるし、もちろんいざとなれば冷酷に切り捨てることもできる。横山ノックのように、あるいはホリエモンのように。




(2)山野車輪杉村太蔵も、間違ったメッセージを発信することで、若者たちの未来と可能性とカネと時間を奪っている。


・・・タイゾーの歳費は、もちろんのことだが国民の税でできている。そして『マンガ嫌韓流』の売り上げは、日本全国の負け犬たち(あるいは、その親)のカネでできている。
・・・いま手元に1000円あるとしたら、就職情報誌を1ヶ月分買うとか、資格取得のテキストを買うとか、実際にカネを得るための投資となるような使い方をまず考えるべきだろうに、こともあろうに『嫌韓流』を買ってしまう奴がいる。しかも「配布用」に何冊も買う。そのくせ、いつもいつも「カネがない」と不満ばかり漏らしている。当たり前である。(@∀@)
・・・こう言ってはなんだが、就職情報誌というのは実におもしろいものである。広告そのものについても、「世の中にはこんな会社があるのか」と思うことが多いが、雑誌の巻頭に掲載されている会社員のインタビューが、またかなり興味ぶかいのだ。「ああ、働くってスバラシイ」(@∀@)という気分が盛り上がる。そんなわけで、仕事帰りに就職情報誌を立ち読みするのが(買えよ)私の趣味なのだ。
・・・自分の仕事に誇りを持って働いている人間は、自分の仕事がうまくいかないことを韓国人のせいになどしない。自分の能力が不足しているのかもしれない。会社が労働力に見合った賃金を出していないのに、それに抗議もしないでいるからかもしれない。職場で定められた仕事の仕方そのものに問題があるのに、自分がそれを放置しているからかもしれない。いずれにせよ問題点は内省を通じて具体的に特定され、実際の行動で改善されるべきであって、うまくいかないことを韓国人のせいにしている限り、一歩も前に進めない



・・・(3)以降は、また明日にでも。




・・・「でも、やるんだよ!」(by根本敬)

▼「わかってもらえるさ」RCサクセション
町山智浩アメリカ日記
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20060304
・・・
スピルバーグもクルーニーもクローネンバーグも、自分と自分の家族の生活のために商業的な娯楽映画だけ撮ってりゃいいのに、無駄だと思っても映画に自分の考えを込め、それが人々に伝わるようインタビューで自分の意図を訴える。
>表現が人の気持ちや考え方を変えると信じている。
なぜなら、彼ら自身が映画や小説や戯曲によって目を開かれ、表現者になったからだ。
>自分が目覚めたように他の人も目覚めるかもしれないと思うから、無駄とは知りつつも表現することをやめることはできない。
>そして僕の仕事は、彼らの意図を彼らの言葉を使って、観客にとって身近なものに結び付けて、観客に伝えることだ。


▼(おまけ)山形浩生×柳下毅一郎×町山智浩やおい
http://d.hatena.ne.jp/spam/20060305/1141560691

・・・町山氏や小林信彦氏の映画評を読んでいると、ときどき映画より面白いので困る。映画とは常に「未完成なパズル」のようなもので、批評はそれにいくつかのピースを付け加えてくれる。それまではっきりと見えなかった、背景にある広大な世界が像を結びはじめる・・・

「憲法9条で、アタマ悪い『対テロ戦争』をかしこくサボろう
「愛国心とか夢見てんじゃねーよw
 国家は国民を守らない。君の生活とか老後は特に。」
「日の丸・君が代とか強制してると国が滅びますよ!(@∀@) (例)大日本帝国」