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やっちゃった!!今日の産経・DQN記事「ロスアラモス」

産経抄12月29日
http://www.sankei.co.jp/news/051229/morning/column.htm
>中国で情報機関に狙われていたのは、外交機密を扱う在上海日本総領事館の電信官だった。四十歳代の男性職員は昨年五月に自ら命を絶った。「国を売ることはできない」との悲痛な叫びを遺書に残して。弱みを握られ機密情報の提供を強要されていたのか。政府は計四回にわたり中国に抗議している。
・・・
>中国の情報活動が対日工作だけでないことを防衛大の西原正校長が『世界週報』で分析している。二〇〇一年に核研究で有名な米国のロスアラモス研究所の中国系研究員が核の機密を盗み出した。これにより核開発競争で米国に追いついてしまったという。

・・・産経新聞メディアとしての資質が問われる、致命的なミスがここにある。以下の記事を参照されたし。

▼ウェンホ−・リー事件に見る根強い人種差別(2000/09/21)
サーチナ
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2000&d=0921&f=column_0921_001.shtml
核ミサイル情報を持ち出したとするスパイ活動容疑で9ヶ月間も拘留されていた台湾系科学者ウェンホー・リーが今月13日、米連邦地裁によって釈放された。連邦捜査局(FBI)が機密漏えい容疑を立証できず、59件の起訴事実のうちリーが一件だけ(機密情報をダウンロードし、セキュリティ対策を施されていないパソコンに保存したこと)を認める司法取引が成立した。これで長く世界を騒がせていたウェンホー・リー事件は捜査側の完敗に終わった。
>パーカー米連邦裁判所のパーカー(James Parker)裁判官は判決文を読み終えたあと、「政府当局の誤った言論に影響され、昨年リー氏の拘留決定を下した。米司法局の一員として、リー氏に不公平な交流を強いたことに心からお詫びしたい」、「この訴訟における米関係部門の行為は国民に恥をかかせた」と述べ、翌日クリントン大統領もホワイトハウスで「米政府はウェンホー・リー訴訟で責任を持っている。米政府は米国籍台湾系科学者に不公正待遇を与えたことに正当な理由を見つけることができない」という内容の声明を発表し、リー本人に謝罪をしたが、事件の根底にはやはり白人の黄色人種に対する偏見に起因するものだと最初から指摘した人も少なくなかった。
事件の発端はアメリカの最先端の核技術を握るロスアラモス国立研究所で研究員を務めていたウェンホ−・リーが機密情報を無断でダウンロードしたことと、彼が夫人同伴で北京旅行をしたことによるものだったという。しかし、内情に詳しい人の話によると、このようなダウンロードは所内では日常茶飯事だし、問題の「機密情報」も正式なルートからでも入手できるようなレベルのものだったという。
>また、北京旅行をしたたけの理由で、リーと職員2名がブラックリストに記入され、マークされたが、同時期に北京の学術会議に出席した白人研究員は最初から対照から外されていた。拘留中、リーは手錠と足かせをかけられたり、旅行記録と個人履歴、そして嘘発見器で測定したデータなど、プライバシーも公開されたりされて、白人なら考えられないような処遇を受けたということで、華人団体をはじめアジア系米国人の各団体が米政府に対し、検察側の対応に、人種差別的な要素がなかったか調査するよう要求している。

・・・つまり、リー氏は中国系じゃなくて台湾系で、スパイ容疑も証拠の示せないものだった。さらにいえば彼が逮捕されたのは2001年ではなく、1999年だ。間違えたのは防衛大の校長か。あるいは産経新聞か。いずれにせよ産経のチェック不足だ。
・・・そもそもロスアラモス研究所で機密データがなくなるのは日常茶飯事であり、これは別に中国のスパイのせいではなく、職員がボンクラなためだろうと思われる。

▼ロスアラモス研究所、相次ぐ不祥事で活動を全面的に停止
http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20040720201.html
ロスアラモス国立研究所で再び機密データ紛失
http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20040524204.html

また、そのセキュリティときたら、なんの訓練も受けていないジャーナリストでも侵入することが可能なレベルにある。

▼記者がロスアラモス核研究施設への侵入に成功
http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20030226201.html



・・・ところで、前述のサーチナの記事によれば、人種差別主義的な白人から見れば、チャイニーズもタイワニーズもジャパニーズもコリアンも区別がつかないもののようだ。(@∀@)




▼拉致実行犯2人を特定 蓮池、地村両氏が証言
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051230-00000087-kyodo-soci
北朝鮮による蓮池薫さん(48)夫妻と地村保志さん(50)夫妻の拉致事件で、警察当局は30日までに、拉致の実行犯として北朝鮮工作員2人を特定、国外移送目的略取容疑で捜査を始めた。2人は元工作員辛光洙シンガンス)容疑者と「朴」と呼ばれる工作員で、蓮池さんと地村さんが新潟、福井両県警の事情聴取に証言した。

・・・一瞬、新事実が出たのかと思ったが。「「朴」と呼ばれる工作員」というレベルだと、まだ「特定」というにはちょっと遠い。


そういえばこの北朝鮮による拉致事件も、オウムのテロと同様、日本の警備公安警察華麗にスルーした事件の一つだった。相手が労組や平和団体共産党なら、違法な盗聴も盗撮も買収も脅迫も平気でやる、場合によっては交番を自作自演で爆破して冤罪をでっちあげる(菅生事件)、あるいは不法侵入と窃盗を繰り返す http://www.jlaf.jp/ketugi/98/ket_981026_3.html ・・・という、まさにスーパーフリーな日本の警備公安警察が、なぜ北朝鮮拉致事件の容疑者たちに同じことをしなかったのか、これもナゾといえばナゾだ。労組や平和団体共産党をいたぶるのに金と人材を全力投入しすぎたのか、あるいは裏金作りに忙しかったのか(島根県警文書などより)・・・とも思うが、なにせあれでも秘密警察だから、外部から検証ができないのが困ったものだと思う。
・・・こうしたことからも、「スパイ防止法」が日本に必要でないことは明らかだ。そんなものが無くても日本の公安警察やりたいほうだいやってきたし、そんなものがあっても無能であることには変わりないのだから。
むしろ公安警察サボタージュ・違法行為防止法」こそ必要なのではないだろうか?リストラしたほうが安くつくかもしれないけれど・・・。


▼『マトリックス』の原点『V フォー・ヴェンデッタ
ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20051228
>この映画は2005年の夏に公開する予定だったがロンドンで爆弾テロが起こったので延期になったのだ。
>というのも爆弾テロリストをヒーローとして描いているからだ。
・・・
▼『V フォー・ヴェンデッタ』公式サイト
http://vforvendetta.warnerbros.com/
▼つぼやき日記『V フォー・ヴェンデッタ』紹介ページ
http://ameblo.jp/tuboyaki/day-20050724.html

・・・題名をむりやり邦訳すると、『復讐のⅤ』。(スー・グラフトン風)
ブラッドベリ風味なら『Ⅴは復讐のⅤ』とか。
※vendetta(伊)というのは、コルシカマフィアの家同士の抗争史から発生してくるような、根の深い「復讐」のこと。英語だとvengeance。


ファシズムに支配された架空のイギリスで、絶望的な状況下で抵抗を続けるダークヒーロー「Ⅴ」の物語。『1984』世界でバットマンレジスタンスするような、と言えばいいのか。『バトル・ロワイアル』の(伏字2字)や、『未来世紀ブラジル』のロバート・デニーロ演じる「水道屋のタトル」、ちょっとマニアックだけど山口貴由の漫画『蛮勇引力』の由比正雪を思い出す。
・・・『ヴェンデッタ』の主人公はガイ・フォークス仮面(ヒゲのおじさん)をつけているというのが悪趣味でステキ。子供に見せたらひきつけをおこしそう。
 このガイ・フォークスGuy Fawkesというのは、1600年代イギリスで国会議事堂を国王もろとも爆弾でぶっとばそうとしたと言われる男で、背景には国王ジェームズ1世(プロテスタント)とカソリック(フォークス含む)の対立があった。この事件はガンパウダー・プロット(火薬陰謀事件)といわれてマザーグースにも登場するが、国王側のでっちあげ説もあるという。
 いまでも11月5日はイギリスで「ガイ・フォークス・デイ」というお祭りがあって(陰謀発覚と爆破阻止を祝って?フォークス人形を燃やしちゃう)、ハロウィンみたいな感覚で子供たちに楽しまれている。
 そのガイ・フォークス仮面をかぶって、ファシストの独裁政府を相手に爆弾テロを仕掛けるのが「Ⅴ」というわけで、いかにもイギリスっぽいブラックジョークだ。


ちなみに原作は『フロム・ヘル』のアラン・ムーア。『フロム・ヘル』も映画版がある意味すばらしかった。


露骨に『1984』を意識したポスターがイカスよ。


「憲法9条で、アタマ悪い『対テロ戦争』をかしこくサボろう
「愛国心とか夢見てんじゃねーよw
 国家は国民を守らない。君の生活とか老後は特に。」
「日の丸・君が代とか強制してると国が滅びますよ!(@∀@) (例)大日本帝国」