▼日本の戦争責任資料センタ− ゼミナール 4月14日(木)
■ 『戦時動員(強制連行)された朝鮮人とその遺族にとっての戦後』
■ 講師:山田昭次さん(元立教大学教員)
■ 日時 4月14日(木)午後6時半から8時半
■ 場所 新宿リサイクル活動センター日中戦争・太平洋戦争の時期に朝鮮人男性は労働者・軍人・軍属として、女性は労働
者や軍「慰安婦」として動員された。戦争が終わっても、彼ら、彼女らの苦難は終わ
らなかった。彼ら、彼女らに対する未払いの賃金や諸手当は、日本国家によって供託
という形で実質的に没収された。1965年に日韓条約が成立したが、戦時動員された労
働者・軍人・軍属に対する補償は1945年8月15日以前に死亡した者に限って僅か30万
ウォン(約19万円)だった。動員された病人や負傷者となった者に対しては何らの補
償もなかった。被害者たちは1990年代に入って日本の国家と企業に対して謝罪と補償を求めて次々と
提訴したが、そのほとんどが敗訴に終わっている。そして動員された肉親がいつ、ど
こで死亡したのか、戦後半世紀以上もたつ現在もわからない遺族が少なくない。
日本が植民地支配責任・戦争責任にかかわるこれらの問題の解決を放置し、日本に対
して積もり積もっている不信の念をそのままにして置くならば、朝鮮民主主義人民共
和国の日本人拉致問題の解決は進展しないだろう。2005年4月14日(木)午後6時半から8時半
新宿リサイクル活動センター
4階会議室 ℡:03-5330-5374
JR、西武新宿線、東西線「高田馬場」徒歩2分
資料代:一般500円 会員・学生300円
問い合わせ:日本の戦争責任資料センター
電話&FAX:03−3204−7477
『季刊戦争責任研究』第47号(2005.3) 「特集 「慰安婦」・性暴力裁判の成
果と課題」が刊行されましたので、ご紹介させていただきます。この特集には台湾とフィリピン裁判が含まれていませんが、台湾は次号に掲載でき
る予定です。フィリピンについては関係者の方、いく人かにお願いしたのですが、返
事がありません。関係者の方がこのメールをお読みになりましたら、ぜひご協力をお
願いします。
▼「季刊 戦争責任研究」47号 2005年3月発行
《特集》 「慰安婦」・性暴力裁判の成果と課題
「在日元従軍慰安婦」謝罪・補償請求事件裁判の成果と課題………………朱 秀子
宋神道さんと歩んだ10年
山西省性暴力被害者裁判と関連する活動………………川口和子・川見公子・石田米子
−その成果と課題中国人「慰安婦」訴訟の10年を振り返って…………………………大森典子・安達洋子
日本軍「慰安婦」問題をめぐる国連機関の動き…………………………………渡辺美奈
関釜裁判の成果と課題………………………………………………………………花房俊雄
オランダ人捕虜・民間抑留者戦後補償訴訟………………………………………高木喜孝
−国際人道法と個人請求権───────────────────────
「つくる会」教科書はこう変わった!?………………………………………本誌編集部
−新旧「教科書」比較から削除・訂正・無修正箇所を示すイラク国際戦犯民衆法廷……………………………………………………………稲森幸一
世論からみる「過去の克服」………………………………………………………中山淳雄
職業人のための歴史教育事業……………………………………………………東 自由里
−ドイツ・ヴァンゼー会議記念館日帝末期強制連行犠牲者遺骨問題の本質と課題………………………………鄭 惠瓊
(監修・金 哲秀、訳・李 善伊)
・・・ええと、これは要するに、産経が大嫌いな「不法就労外国人」というものですか?
▼産経新聞の黒田特派員、就業ビザなく大学で講義
http://japanese.joins.com/html/2005/0411/20050411162815400.html
>韓国政府に対する批判でよく知られる黒田勝弘・産経新聞ソウル支局長
(特派員)が、西江(ソガン)大で就業ビザなく講義を行い、一部の学生が
反発するなど論議となっている。
>西江大によると、黒田支局長は02年1学期から講師資格で「日本文化の
理解」という教養授業を担当、03年から兼任教授として在職中だ。
これに関して西江大の掲示板などには、極右人物の黒田支局長に授業を
任せるべきでないという主張と、自分と違う考えにも耳を傾けるべきだ
という主張が交錯している。
>黒田支局長は「講義は日本の政治、社会、文化を紹介する水準であり、
政治的色彩はない」とし、「学校の要請で授業をしてきたが、就業ビザが
なく不法であるなら、やめなければならないのではないか」と語った。
・・・産経新聞には、いつものように「不法就労外国人=犯罪者」という例の調子で報道をお願いしたいと思います。
・・・韓国からはこんなニュースも。
▼中央日報
「デモする慰安婦は北工作員」…つくる会が妄言
http://japanese.joins.com/html/2005/0412/20050412164933400.html▼KBS「時事トゥナイト」(韓国語)
「独占公開 日本「新しい歴史教科書をつくる会」狂気の現場」
http://www.kbs.co.kr/2tv/sisa/sisatonight/index.html
・・・これはこないだ紹介した「つくる会」の集会。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050411-00000003-san-pol
韓国人記者を排除したはずだったのだが、しっかり撮られていたようだ。
自分の気に食わない奴を工作員認定する」という安倍ぼっちゃまの手法。またしても「反日デモ」の材料が供給された。
・・・いやホントは「反日デモ」じゃないな。デモの怒りの矛先は、要するに「つくる会」的なスタンスに向かっているのだから。
まきぞえにされる現地の人々は、たまったもんじゃない。