▲ファルージャで米軍によって砲撃され、片足を吹き飛ばされた「テロリスト」。ある法学者きどりのバカによれば、米兵が彼を殺してもジュネーブ条約には違反しないらしい。
22万ヒット御礼。
・・・半年ほど放置しておいたホームページの掲示板だが、ログをとって廃止することにした。
ログをみたいひとはこっちへどうぞ。http://claw.nobody.jp/clawbbslog.txt
で、面白かった書き込みがこれだ。
by 平和ボケが生んだ悲劇
ファルージャでの米兵による射殺事案がプロ市民のネタ
になっているようなので。まず、ジュネーブ条約の捕虜に関する、該当項目を見てみようか。
第四条〔捕虜〕A この条約において捕虜とは、次の部類の一に属する者で敵の権力内に陥ったものをいう。
(1) 紛争当事国の軍隊の構成員及びその軍隊の一部をなす民兵隊又は義勇隊の構成員
(2) 紛争当事国に属するその他の民兵隊及び義勇隊の構成員(組織的抵抗運動団体の構成員を含む。)で、その領域が占領されているかどうかを問わず、その領域の内外で行動するもの。但し、それらの民兵隊又は義勇隊(組織的抵抗運動団体を含む。)は、次の条件を満たすものでなければならない。
(a) 部下について責任を負う一人の者が指揮していること。
(b) 遠方から認識することができる固着の特殊標章を有すること。
(c) 公然と武器を携行していること。
(d) 戦争の法規及び慣例に従って行動していること。
(3) 正規の軍隊の構成員で、抑留国が承認していない政府又は当局に忠誠を誓ったもの今回問題とされている映像および報道を見る限り、
射殺されたのは明らかにこの項目では捕虜とは
認められないことが判る。
とりわけa.b.c.dの項目にはいずれも該当していない。状況的にも15日に、問題のモスクから攻撃を受けた
ということで、この場で死人を装っていたのは
ゲリラやテロリストの類と考えることができる。以上のことだけ見ても、あの射殺は正当な行為である、
と判断できる。
..2004/11/17(Wed)1:06
・・・やれやれ(@∀@)半可通の法学者きどりほどミットモナイものはないなw
この書き込みのどこがボケかと言うと、まず書き込むところが「半年で2000人ほどしか見てないような掲示板」だったということ。なにしろ設置者の俺でさえ忘れてたような場所で、いったいなにを大演説ぶっているのかとw それだけでも笑いを禁じえないが、さらに笑止なのが、「丸腰のイラク人が米兵に射殺された場合、イラク市民にとって『国際法違反かそうでないか』にどれほどの意味があるのか」という、まさに現実的な観点が皆無であることだ。
▼射殺事件に市民ら反発 中東TVが映像放映(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041116-00000224-kyodo-int
すでに、戦争法違反の容疑で米軍が調査を開始している。
▼米軍、負傷イラク人射殺映像で調査開始
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041116-00000528-reu-int
▼米陸軍少尉、イラクでの殺人容疑で起訴
http://www.excite.co.jp/News/main/20041117124808/JAPAN-162616-1_story.html&sc=in
>米軍は16日、バグダッドのサドルシティで8月、負傷したイラク人の射殺に関与したとして、エリック・アンダーソン陸軍少尉を計画殺人と、計画殺人教唆の容疑で起訴した。バグダッドの米軍当局が声明で明らかにした。
>軍法会議で有罪判決が出た場合、死刑もあり得る。
>軍当局は、アンダーソン被告が、すでに重傷を負って生存の見込みがなくなったイラク人青年に発砲することを部下に許可したかどうかを調査。ただ一部の軍関係者は、事件が安楽死措置だった可能性にも言及している。部下2人は、9月にこの事件で起訴された。
(九郎註:コメント欄でpippo氏に教えていただいた記事)
占領政策の円滑化のためには、「射殺した兵士に対してなんらの処分が行われない」という状況はむしろ危険であると、米軍は判断した。平和ボケしたおまえさんの屁理屈なんぞ、米軍にさえハナもひっかけられなかったというわけだw
そう、それはまさに屁理屈でしかなかった。射殺された男が米軍を攻撃していたと言う証拠は何一つないのだから、それが証明できない以上、おまえさんの理屈は文字通り砂上の楼閣、すべて無駄無駄無駄無駄ァってことだw(@∀@)
コメント欄でも指摘されてるが、そもそもおまえさんはジュネーブ条約の条文すらろくに読んでいないんじゃないのか。どうせ2ちゃんねるのコピペでも見てひねり出した理屈だろう。
はーい残念!!!これからもまた、こういうバカなネタを書き込んで、みんなを思うさま失笑させてくれ!!
▼捕虜の待遇に関する千九百四十九年八月十二日のジュネーヴ条約(第三条約)
http://www.jda.go.jp/j/library/treaty/geneva/geneva3.htm
第四条〔捕虜〕A この条約において捕虜とは、次の部類の一に属する者で敵の権力内に陥ったものをいう。
(1) 紛争当事国の軍隊の構成員及びその軍隊の一部をなす民兵隊又は義勇隊の構成員
(2) 紛争当事国に属するその他の民兵隊及び義勇隊の構成員(組織的抵抗運動団体の構成員を含む。)で、その領域が占領されているかどうかを問わず、その領域の内外で行動するもの。但し、それらの民兵隊又は義勇隊(組織的抵抗運動団体を含む。)は、次の条件を満たすものでなければならない。
(a) 部下について責任を負う一人の者が指揮していること。
(b) 遠方から認識することができる固着の特殊標章を有すること。
(c) 公然と武器を携行していること。
(d) 戦争の法規及び慣例に従って行動していること。
(3) 正規の軍隊の構成員で、抑留国が承認していない政府又は当局に忠誠を誓ったもの
(4) 実際には軍隊の構成員でないが軍隊に随伴する者、たとえば、文民たる軍用航空機の乗組員従軍記者、需品供給者、労務隊員又は軍隊の福利機関の構成員等。但し、それらの者がその随伴する軍隊の認可を受けている場合に限る。このため、当該軍隊は、それらの者に附属書のひな型と同様の身分証明書を発給しなければならない。
(5) 紛争当事国の商船の乗組員(船長、水先人及び見習員を含む。)及び民間航空機の乗組員で、国際法の他のいかなる規定によっても一層有利な待遇の利益を享有することがないもの
(6) 占領されていない領域の住民で、敵の接近に当り、正規の軍隊を編成する時日がなく、侵入する軍隊に抵抗するために自発的に武器を執るもの。但し、それらの者が公然と武器を携行し、且つ、戦争の法規及び慣例を尊重する場合に限る。
・・・こういうことがあるから、俺はなかなか荒らし連中の書き込みを禁止することができないのだ(@∀@)
▼集団的自衛権の行使容認、自民が憲法改正大綱原案(@読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041117-00000001-yom-pol
▼自民が憲法改正素案 「自衛軍」設置、女性天皇は容認(@朝日新聞)
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/seiji/20041117/K2004111701980.html
自民党は憲法改悪してでもイラクその他で自衛隊を戦わせたいらしい・・・
・・・「この憲法に従えば、自衛隊はイラクやアフガンやそのほかの地域で何をさせられるのか」をシミュレートするべきだろう。
「家庭を保護する」とはよく言ったもんだ。・・・(@∀@)母子家庭も保護してくれるのかね?
・・・さらに無視できないのがこれだ。
>青少年を保護するため、「出版及び映像に関する規制を法律で定める」との規定も創設する。
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/seiji/20041117/K2004111701980.html
・・・冗談じゃない。これは検閲の復活じゃないのか。
▼丸腰の負傷者を撃つ米兵(自粛してないほうの映像。音声も文字起こし)
http://www.informationclearinghouse.info/article7296.htm
その他の気まずい映像もあり。
▼米兵の負傷者射殺、国際法違反=早急に対策を−アムネスティ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041117-00000935-jij-int
▼[アクション]これらファルージャ事件への抗議先一覧
http://www.jca.apc.org/stopUSwar/actions/actions_top.htm
▼那覇防衛施設局は辺野古沖でのボーリング調査を強行する動き
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%CA%D5%CC%EE%B8%C5&st=t
・・・「つくる会」の中の人も大変だな。
▼東中野修道亜細亜大学教授主催 「南京学会」会員による誹謗中傷デマに関して
@南京大虐殺はウソだ!(いわゆる「なかったで厨」サイト)
http://www.history.gr.jp/nanking/titile_hiretu_galtukai02.html
▼[かわいいもの]Amazing Cat Collection
http://www.amazingcatcollection.com/index.php
・・・ネット上でよく見る名作ネコ写真から、家族が撮ったネコスナップまで。(´д`;)
こころなしかおデブのネコが多い気がする。
▼[ヲタ]メガドライブ(ジェネシス)のゲームソフト the Immortal
(邦題『ウィザード・オブ・イモータル』)
画面写真
http://www.whipassgaming.com/genesisreviews/immortal_low.html
不必要に残虐な戦闘シーンの「キメ」描写をgifアニメで。
http://www.whipassgaming.com/genesisreviews/immortal.html
(ピクセル数が少ないので、陰惨な雰囲気はない)
・・・迷宮の中を謎解きしながら進んでいくゲーム。ともかく、すぐに主人公が死ぬ。巨大ミミズに食われ、スライムに溶かされ、落とし穴に落ち、指輪の閃光に打たれ、そのたびに死ぬ。「なぜ!」
・・・たしか新品をワゴンセールで買った記憶がある。あまりに難しくてエンディングまでたどりつけなかったが、その理不尽な戦闘シーンは未だに忘れられない。そして時々、むしょうに再挑戦したくなる。なにか人間性の根源に訴えかける魅力があるゲーム、ということだろうか。