・・・世界を幸せにしない「対テロ戦争」のはなし。続き。
▼＜露大統領＞学校占拠事件で武力鎮圧を正当化（毎日新聞）
＞ロシアのプーチン大統領は６日深夜、英ガーディアン紙など外国メディアと会見した。北オセチア共和国の学校占拠事件に関連し、大統領は「道徳上、誰も子供を殺す連中と話をしろ、とは言えない」と語り、交渉のない武力解決を正当化した。
＞同紙によると、大統領は、事件の背景や、多大な犠牲者が発生した原因追究については、外部独立機関にゆだねず、政府部内で行うことを示した。議会の委員会による調査についても「拒否はしないが、政治ショーになる。非常に非生産的だ」と語った。
＞また、大統領は、チェチェン紛争でロシア軍が人権侵害を行っていることを認めた上で、イラクのアブグレイブ刑務所での虐待事件を例に挙げ、大統領や軍トップが命令したわけではないと弁明。「戦争では独自の論理を持った醜い過程がある」と開き直った。
・・・政治にも独自の論理を持った醜い指導者がいるな。
・・・えーとなんだっけ、16歳の女の子が、ある湿地帯でペリカンの繁殖数低下のなぞを探るレポートを作成してたら、「最近のペリカンの卵の殻が薄くなっている」ということが判明、そこから付近の工場からの化学物質汚染が発覚して・・・というのは何の話だっただろうか。度忘れ。
▼アムネスティ ロシア・キャンペーン
http://www.amnesty.or.jp/campaign/cup/rus/＞ロシアからの分離独立を求める武装勢力とロシア軍との間で長引くチェチェン紛争。その影で、何十万人という一般市民の命と安全が脅かされている。グロズヌイなどの都市はロシア軍による無差別攻撃のため、2002年半ばまでに約16万人の市民が隣国イングーシ共和国などで苦しい避難生活を送っている。さらに、数千人というチェチェン人が紛争を逃れるため、イングーシ共和国に入る際や、ロシア軍による一掃作戦によって逮捕され、拷問を受けたり殺されたりしている。
＞「テロとの戦い」？
＞2001年9月11日の米国の同時多発攻撃以降、ロシア政府は、軍によるチェチェン人に対する拷問や虐待、殺害に対する国際的な批判に対して、「チェチェンの武装勢力はテロ集団であり、テロとの戦いだ」と訴えた。そうしたロシア政府の主張の前に、西側諸国もチェチェンで起きている人権侵害に対して次第に沈黙するようになってしまった。
▼チェチェン総合情報
http://chechennews.org/
チェチェン ――― 失敗した侵略
http://chechennews.org/chn/0428.htm＞日本では、こういう考え方はまだ一般的ではないかも知れないが、チェチェン戦争とは、ロシアによる侵略戦争だ。初めは、この土地の人々が独立宣言したことに対する敵意と、エリツィン政権の延命のためだった。９４年の第一次チェチェン戦争の直前、ロシア安全保障会議のロボフ書記が「われわれには勝利をもたらす小さな戦争が必要だ」と発言したのは、つとに有名だ。
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＞まず、チェチェンとロシアの置かれた状況を、自分とは関係ないものとして捉えることを、もうやめよう。その立場は無害どころか危険だ。私たちが調べ、それぞれの視点から意見を発表したり、報道することそのものが、悲惨な戦争の終わりを、早めもすれば、遅めもする。今のように、ロシア政府の政策に無批判な報道（たとえば「人権」の二文字が使われない記事）が続けば、それは「客観報道」のつもりでも、この悲惨な戦争の終わりを後に延ばす役割を果たし、人権侵害を続行させる力になるだろう。続けることで得をし、批判もされない仕事を、進んでやめようとする政治家や官僚、軍人など稀なのだから。
＞私たちがチェチェン人を直接助け出すことは、たぶん、ほとんどできない。けれども、きわめて効果的な武器はある。わたしたちは今、何冊もの本を手に入れることができ、星の数ほどあるインターネットサイトから情報を得て、それをもとに考えることができる。武器は容易にチェチェンに流れ込んでも、ジャーナリストは入れない。その封鎖が意味することは―――ロシア政府がもっとも恐れているのは、チェチェンで何が起こっているかを、世界が知るという「危険」だ。
＞だから、時間の歯車を早めて人の命を救うことも不可能ではない。人権侵害と未曾有の貧困に苦しむチェチェンの人々を意識しながら、報道し、文化を紹介し、授業や研究会で発表しよう。さらに一歩進めると、ホームページやウェブログで意見を書き込んだり、新聞やロシア大使館宛てに投書したり、芸術の場に引っ張り出すことができる。たとえば歌でチェチェンを歌ったっていい。考えつく、あらゆる場でチェチェンにスポットライトをあてれば、確実に関心は高まっていくはずだ。
▼イラク関係ニュースクリップ
イラク米兵、８月の負傷最悪の１１１２人・死者６６人
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040906-00000313-yom-int
＜イラク＞アルメニア軍派兵へ ポーランドと合意
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040906-00000128-mai-int
小泉首相、２１日に国連演説＝米大統領と会談へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040906-00000453-jij-pol
ファルージャなど投票除外も＝イラク選挙で米軍高官
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040906-00000399-jij-int
イラク、８月原油輸出急減 破壊活動で収入落ち込む
「雇用安定が治安に貢献」＝防衛庁長官に帰国報告−イラク派遣２次部隊指揮官
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040906-00000376-jij-soci＞記者会見した今浦１佐は「雇用が安定すれば、民心も安定する相乗効果がある。治安のためにも大きなプロジェクトが必要」
・・・要するに↑いままでやらされてきたことは、雇用安定・治安回復には役立たなかった、と。
