▼米無人機戦争:批判高まる、国連人権理事会で報告書
http://www.asyura2.com/10/warb5/msg/112.html
http://mainichi.jp/select/today/news/20100617k0000m030114000c.html
>オバマ米大統領の推進する「無人機戦争」に批判が高まっている。米本土から無人機を遠隔操作する「米兵が死なない」新戦略だが、国連人権理事会には今月3日、多数の民間人が巻き込まれているとの報告書が提出され、攻撃停止を求めた。国連で米無人機攻撃に関する詳細が報告されたのは初めて。アフガニスタンでは先月末、米軍の無人機が子供の姿を確認しながら地上軍に伝えず、民間人23人を殺害していたことも判明。司令官や操縦士が処分された。
>オバマ政権下では、米軍がアフガンとイラク、米中央情報局(CIA)がパキスタンで無人機を使用。ブッシュ前政権時代を上回る規模で民間人被害が拡大している。
>報告書は、世界各地の非合法殺害(処刑)について同理事会に報告するフィリップ・アルストン特別報告者が作成した。特にCIAの攻撃について「数百人が殺され、罪のない人々が含まれている。秘密裏に実施され、市民が違法に殺されても事後調査が行われているのかどうかすら国際社会は分からない」と批判。国際人道法(ジュネーブ諸条約)違反の疑いがあるとして、攻撃の停止を求めた。
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>空軍では、SOは一般に20歳前後の若い兵士だ。大半は戦場経験がなく「映像だけで現地の状況を把握するのは極めて難しい」(無人機操縦士の元指導官)とされる。一方、戦争の長期化で「兵士の死なない」無人機の活用は急増。人員不足が続き、勤務は12時間にのぼる。疲労による集中力の低下も指摘され、空軍関係者がまとめた調査報告によると、03〜06年に起きた事故のうち約7割は「経験不足による判断ミス」など人為ミスが原因だった。