「これは以前にもあった。同じことがまた起こる」(@『ギャラクティカ』)
▼米英仏がリビア空爆、死者48人 CNN.co.jp 3月20日(日)11時21分配信
>米英仏軍が19日にリビア上空で行った空爆で48人が死亡、150人が負傷した。リビア国営テレビが伝えた。現時点でCNNはこの情報を独自に検証できていない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110320-00000010-cnn-int
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▼リビアへの軍事介入支持=日本政府
>松本剛明外相は20日、米英仏各国がリビアに対する軍事行動を開始したことについて「日本政府はリビア当局による自国民に対する暴力の即時停止を求める立場から、国連加盟国が安全保障理事会決議にのっとって(軍事的)措置を取ることを支持する」との談話を発表した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110320-00000048-jij-pol
▼【リビア空爆】アフリカ連合「リビアでの軍事行動が即座に停止されることを求める」[11/03/20]
http://japanese.ruvr.ru/2011/03/20/47684405.html
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▼多国籍軍のリビア空爆続く、いまだカダフィ勢力を撤退させられず ロイター 3月24日(木)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110324-00000242-reu-int
▼カダフィ政権軍の空軍力は無能力化〜米英 日本テレビ系(NNN) 3月24日(木)22時24分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20110324-00000085-nnn-int
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▼<リビア>UAEが参戦撤回 欧米に痛手
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110324-00000122-mai-int
>リビアへの軍事作戦に関し、アラブ首長国連邦(UAE)が当初表明していた戦闘機参加を取りやめたと、UAE紙「ナショナル」(電子版)が22日伝えた。近隣のバーレーン情勢に関する欧米諸国との見解の不一致が原因という。今後は、リビア国民への人道支援などにとどめるとしており、リビア攻撃でアラブ諸国との一体感を演出したい欧米諸国には痛手となる。
>同紙が伝えた元空軍幹部の話によると、バーレーンでは2月中旬からイスラム教シーア派住民らのデモが続き、イランの関与で情勢が悪化。欧米諸国はこうした事態の深刻さを理解せず取り組みが不十分だとしている。
>一方で、バーレーンのシーア派住民の間では、サウジアラビア軍のバーレーン介入や市民弾圧を黙認して混乱を招いているのはむしろ米国だとの見方が強い。こうした中、欧米諸国によるバーレーン情勢への深入りは難しく、UAEの翻意を促すのは困難とみられる。アラブ諸国では、ほかにカタールがリビア攻撃への軍事参加を表明している。
▼リビアの混迷とアメリカの覇権の黄昏 - 「仮に軍事介入して成功を収めても、その後に、イラクのような困難に満ちた「国家建設作業」が待ち受けている」。FOREIGN AFFAIRS JAPAN(3月11日)
http://www.foreignaffairsj.co.jp/archive/kaidai/201103
▼オバマはデモ隊の味方? リビア空爆で更に複雑化したアラブ情勢
ニューズウィーク日本版 3月22日(火)21時8分http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110322-00000302-newsweek-int
(要旨)
・3月19日(土)のフランス、英国、アメリカ(およびカナダ、イタリア)によるリビアのカダフィ政権に対する空爆は、オバマ大統領としても苦渋の選択。
・空爆に踏み切った理由①日本の原発危機に端を達した国際的なエネルギー危機の中、カダフィはベンガジという大油田の破壊を示唆。アメリカは座視できず。②リビアの反政府勢力を「見殺し」にすれば、オバマのイスラム政策(チュニジアやエジプトでの民衆蜂起支持、アラブの民主化支持)が貫けなくなる。
・一方でアメリカは攻撃の先頭に立つことはできない。オバマが積極的に「アラブでの戦争を仕掛けた」という印象を与えることは、ブッシュのイラク戦争を批判してきた「コアの支持層」の離反を招く。またアメリカは「軍事費も聖域化せず」という財政再建の途上であり、軍は大規模なリストラの直前。今回の攻撃もフランスを先頭に立てている。
・しかし今回の問題はリビア一国でカダフィ政権を打倒すれば済む問題ではない。チュニジア、エジプトの民主化運動の流れは、バーレーン、イエメンにも拡大。市民の無抵抗なデモ隊に向けて軍が発砲する事態に。ところが双方とも親米国家なのでアメリカは介入しにくい。特にバーレーンの場合は王家(スンニー派)vs貧しい多数派の住民(シーア派)住民の構図があり、シーア派にはアフマデネジャド大統領(イラン)やムクタダ・アル・サドル師などが支援を表明している。これで万が一、サウジアラビアのサウド王家の政権が動揺すれば世界経済に大動乱がおこる。
・リビア空爆に中ロ2カ国は「遺憾の意」を表し、アラブ連盟も動揺。ところがバーレーン王室は公然と「空爆支持」。
・アメリカの世論、特に保守派の世論としては、イエメンの「反アルカイダ政権」やバーレーンが崩壊しサウジの動揺が起こるのは困るのがホンネ。