>進まぬ6カ国協議、なし崩しの核武装、ウヤムヤの拉致問題……すべて北朝鮮のペースじゃないか!「瀬戸際外交」とバカにしたけど北朝鮮のタフさは本物。ついにアメリカもその実力を認めた「笑えない北朝鮮」の凄さと、置いてきぼりの「日本」をとことん分析した刮目の書。 著者のひと言 北朝鮮が米国からいよいよ〈東アジア限定の軍事的パートナー〉として認められ、日本が対支のカードとしてほとんどスルーされつつあるのも、あたりまえじゃなかろうかと思えてくるわけです。北朝鮮の美点を検討することによって、逆説的に、日本のどこがどうダメなのか、ハッキリと見えてきます。結局は、自前で核武装すると決意できないことが、あらゆるタルミの根本原因だということが……。
- 作者: 兵頭二十八
- 出版社/メーカー: 並木書房
- 発売日: 2008/02/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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・・・兵頭二十八(ひょうどう・にそはち)という人は、「だいたい二十件しゃべったことのうち八件くらいしかマトモな内容がない」みたいな人で(@∀@)自称「軍学者」。
「日本国憲法は無効だ」とか、渡辺昇一みたいな寝言も言うことは言うのだが、私はこの人の本、たまに立ち読みしています。というのも、「中二病的軍事論」をとことんまで突き詰めたら、いったいどこに行き着くか?・・・という思考実験として、これはこれで面白いからです。水木しげる先生風に言えば「オモチロイ」のです。
もちろん、この本のタイトルは完全に「釣り」です。