▼しょこたんぶろぐ
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・・・宇多田ヒカルが『たそがれ清兵衛』をホメちぎったり、
意外にも若い女性に親しまれる山田洋次。
俺はこの人にこそ『三丁目の夕日』を撮ってほしかった。
ていうか、初期の『男はつらいよ』を見てごらんよと。
山田作品は喜劇のイメージが強いが、俺はぜんぜんそうは思わない。
悲しい場面は本当にやりきれないほど悲しい。寅さんが己の無力さや
どうしようもなさを実感するシーンは涙出そうになる。
そんな苦しみの多い人生にも、ほんの少しだけ太陽の光が当たる時があって、
つまらないことが妙に幸福で、つい笑ってしまったりする。
山田洋次こそ日本映画の至宝。娘たちよ山田を見よ。