ところで最近、マイケル・ムーアの『シッコ』http://sicko.gyao.jp/を見てきたのですが、「革命」という言葉がこれほど美しく響く映画を知りませんな(@∀@)
アメリカの民営化された保険制度がどれだけ悲惨か、ネタバレはしませんが、息を呑む恐ろしさです。にもかかわらず「アメリカで国民皆保険などを実現したら社会主義になる」と主張するアメリカの権力者たちがいる。
一方で、カナダ・イギリス・フランスなどの資本主義諸国の実情が示される。保守主義者さえ「国民皆保険制度は助け合いの精神にもとづいている」と言い、「廃止したら革命が起こるだろう」という人もいる。
そして圧巻は、「911の救援活動で体を壊した消防士たちがアメリカで放置されている実情」に怒ったムーアが、グアンタナモの米軍基地とキューバの病院、それぞれに患者を連れて行って「治療を受けさせたいんだけど」と申し出るシーン(@∀@)マジ涙出るわ!
この作品の中で、「権力者は国民から健康と教育と自信を奪う。権力者は健康で教育があり自信のある国民を恐れているのだ」という言葉が出てくる。
不健康でバカで「こんなことしたら『サヨク』と思われるんじゃないか」という国民こそ権力者の思うツボだ!(@∀@)「自由主義社会」を守れ!w
・・・ちなみに私が映画館で見たときは、年配の方もきておられ、時々共感の笑い声も聞こえる和やかな雰囲気の中で上映されていました。
▼戦争と格差の先進国アメリカ最新情勢
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2007/09/post_7c04.html
▼荒木飛呂彦が全米生物学雑誌の表紙でデビュー
http://10e.org/mt2/archives/200709/080448.php