▼米国「対テロ戦争」1兆ドル 今後10年間 議会予算局が試算
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-08-04/2007080407_01_0.html
>イラク、アフガニスタンその他で米国が進める「対テロ戦争」の経費が、二〇〇一
年九月からこれまでに六千四十億ドル(七十一兆八千七百六十億円、一ドル=一一九円)にのぼり、二〇一七年
までの今後十年間の経費が最大で一兆ドル(百十九兆円)以上にまでふくらむとの見通しを米議会がまとめまし
た。・・・
・・・このブログは中学生も見ているようだから、ここで夏休みの勉強方法についてメモしておこう。
(1)目標の設定は具体的に
夏休みの目標というのは、「数学をやる」「国語をがんばる」などといった主観的なたわごとをいうのではない。「新中問の121ページから207ページまでの87ページを30日で2回解く。ということは、1日あたり6ページ解かなければならない。1ページは平均すれば20分で解けるから、1日の数学の学習時間は2時間ほど。」・・・と、このようにやるべきことの量と必要時間を具体的・客観的に明らかにしておかなければならない。
もちろん、遊びにだって行けばいいし、ボーっとする日もあっていい。そのぶんの埋め合わせをする日を作っておくとよい。マチルダさんの言うように「寝るのも仕事のうち」なのだ。
「目標の見直しをする日」も決めておくといい。実現不可能な目標を立ててしまうと、夏休みの最後まで不愉快な気持ちで過ごさなければならない。「できることをやるんだよ/だからうまくいくんだよ」と、ボブ・ディランも歌っている。
最悪なのは、上記ニュースの「対テロ戦争」のように、具体的な目標設定(誰を殺すのか、何人殺すのか、どこをいつまで占領し続けるのかなど)や、必要時間や、何よりもコスト(お金や人命を含む)について、何も決めずに物事を始め、やめることができなくなることだ。
戦争というのは、何をもって「勝利」あるいは「敗北」とするかの目算をつけておかないと、「正規軍による戦闘では勝ったと思ったのに、最終的に撤退を余儀なくされた」ということになる。中国大陸の大日本帝国しかり、ベトナム戦争のアメリカ軍しかり、アフガンのソ連軍しかり・・・。
日本政府は小泉政権のときに「対テロ戦争」の支援をはじめ、安倍政権になっても支援し続けている。とてつもないムダだ(@∀@)「いつ終わるのかわからない戦争」など、目標設定からして間違っている。
こういうダメな大人を見習う必要はない。
(2)「今日この日、何をやるのか」・・・その積み重ねが結果を決める
毎日の積み重ねというのは勉強においては大きな意味を持つ。最近よくある「大人の勉強法」の本では、「1日30分、なにかをやり続けよ」という。ビリーズ・ブートキャンプだろうが英会話だろうが、毎日やり続けることが重要なのだという。
戦争においても同様だ。米軍がバグダッドを占領できたとしても、バグダッドで1日に1人ずつ米兵が誰かに殺され続けることは、ブッシュ政権にとっては大きなダメージとなっていく。(現になっている)
一時的な成果に一喜一憂してはいけない。ものごとを決定するのは、けっきょくは毎日の積み重ねなのだと言えるだろう。