戦争は残された兵士の家族をどう変えたか
▼母の向こうの戦争 1
http://d.hatena.ne.jp/ghoma/20060722
>ソ連侵攻は終戦まぎわの出来事である(だから非人道的なのだ、この事件は。日本の降伏予定を知っていてやったのだから)。で、終戦後祖父が帰ってきた頃には一家は再び北海道に来ていた。
>ある夜、小学4年生の母は祖母に起こされた。
>「お父さんが帰ってきたよ!」
>この時母は「お父さんって何?」と思ったそうだ。父という概念が消えていたのである。
・・・これはあるあるある。
うちの母にとって父親(つまり俺の祖父)は「うちにいない人」のことだった。中国戦線に駆り出されて何年も帰ってこれなかったものだから、帰ってきたときには「ともかく怖かった」そうだ。