・・・『ハチミツとクローバー』の最終回を読んだ。
竹本は「ムダな恋などはない」と思う。俺は「ムダな恋はいくらでもある」と考える。ムダに終わった人生が無数にあるように。ただ、いかなムダな人生であろうとも、そのムダさ加減が誰かの記憶にとどまる限りは、決してムダになりはしないのだろう。ただ、ムダであった人生を無理やり「きれいごと」にしてしまった瞬間、それは本当に無意味になる。たとえば靖国神社の「英霊」のように。(@∀@)
・・・記憶に残る「ムダな恋」のマンガといえば、たとえばこんなのがある。
- 作者: 耕野裕子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1988/11
- メディア: 新書
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・・・たぶん絶版だが、地方の古書店にならまだ見つかるかもしれない。
今となっては絵柄もやや古いが、奇妙に記憶に残る作品ではあった。
ちなみに耕野裕子の夫が榎本「ゴールデンラッキー」俊二であることを最近になって知った。↓な、なんだって------?!!!!(@∀@)
- 作者: 耕野裕子
- 出版社/メーカー: 宙出版
- 発売日: 2006/05/18
- メディア: 単行本
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- 作者: 耕野裕子,伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/04/27
- メディア: コミック
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↑これも意外な仕事だ。ちょっと買ってみたくなった。
・・・ともあれ、青少年がもっと「ムダな恋」について学べるように、「ムダな恋」のマンガがたんと描かれることを願う。
※「記憶の丘」とは、大日本帝国による戦争の死者を記録し、記憶する仮想の「場」を作ろう・・・という構想であり、さまざまな記録へとリンクしてゆく。靖国神社とは異なり、「従軍慰安婦」や戦災死した市民、戦争の犠牲となった他国の国民や兵士についての記録を排除しない。また、彼らの死について宗教的な意味づけを行わない。詳しくは以下参照。
http://d.hatena.ne.jp/claw/20060814#p1