・・・やや旧聞に属するが、
『週刊朝日』2006年6月9日号は、『反イラク派兵ハンストで20キロやせた文芸評論家』という記事を載せている。
京都市の文芸評論家（専門は永井荷風）である末延芳春さん(63歳)は、2004年1月末（衆議院でのイラク派兵承認）以来、有志による「ガンジーの会」でリレーハンストを開始した。つまり自衛隊が撤退するまでは、メンバーの誰かがハンストを行う・・・というスタイルだ。
▼ガンジーの会
http://ganjisan.exblog.jp/
▼マハトマ・ガンジー
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%8F%E3%83%88%E3%83%9E%E3%83%BB%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%BC
↑ガンジーは大英帝国のインド支配を破綻させたファンキーな爺さん。支配者にとって「宗教的なバックボーンのある非暴力の抵抗運動」ほどタチの悪いものはない、ということを実証した男。
それはさておき、ガンジーの会には2000人を越える人々がハンストに参加。
そして末延さんは・・・
164センチ、75キロ
↓
週に三回の24時間ハンストを2年間。普通に生活しながら、
正午から翌日の正午まで、食べ物はとらず、水かお湯しか飲まない。
↓
164センチ、55キロ
５０代で痛風を発症した体が健康体に。
食生活は自然と菜食中心へ。ごはんがおいしく、体が軽く感じるように。
・・・というわけで、２０キロのダイエットに成功したのである。
いうまでもなくダイエットで重要なことは動機づけであって、戦争犯罪であるイラク戦争への怒りはまさに強力な動機づけとして機能したのだ。かくしてポリティカル・ダイエットまたはソーシャル・ダイエットという新たなダイエットのノウハウが確立された（違
・・・ただ、俺自身の体型や好みから言えば、
反戦を訴えるならハンストより焼肉パーティーがいいな。（＠∀＠）
大量の肉と野菜を街頭で人々にふるまいながら、自衛隊のイラク侵略からの撤退を訴える・・・というのはどうだろう？
▼さだまさし吠えた「日本は米国の５１番目の州か」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060807-00000012-ykf-ent
＞「平和は個人の持ち物であり、コンサートには政治的・思想的なものは何もない」と振り返るが、当初は「原爆の日に長崎でコンサートといっただけで、左翼、と言われたこともあったけど、そういう見方もなくなってきたね」
＞ただ、さだの心には、「この２０年間、戦争は絶えなかったし、ましてや日本まで戦争に加わるようになってしまった。本当に今の日本が平和といえるのか？」と曇りも残っている。
＞「セルフディフェンス（自衛隊）というなら、海外に行くべきではなかった」と断言するさだ。
＞「今の日本は明らかに米国の属国であることに、国民は気付いているのか、という思いもある」という。
＞そのため、当初は９月に発売するニューアルバムに『５１』という曲を入れようとしたほどだ。
＞「イチローの歌ですか、って聞かれたけど、違います（苦笑）。難しくて作りきれなかったけど、日本が米国の５１番目の州という意味です」
＞まもなく、任期満了を迎える小泉純一郎首相についても、「お金しか出さないで批判されたとしても、それを続けていくような一貫性が必要」と苦言。イラクへの自衛隊派兵については、「日本はやばい角を曲がってしまった」苦い思いを持っているのが実情だ。
・・・まっさん、中学生の頃からあんたのファンだが、今こそ
それは間違ってなかったと確信できるよ。
（つづき）
＞ それでも、そうしたやりきれない状況の中で、さだが訴えてきたことは着実に育ってきた。
＞「…長崎から」のゲストとして、２回登場したＢＥＧＩＮは、沖縄で、「うたの日コンサート」なるものを開催。今年６月の同コンサートは６回目を迎えた。
＞ＢＥＧＩＮの比嘉栄昇（３８）は、「さださんやみなさんから頂いた種がちょっとずつ育ってきました。それぞれができることをやれば」と、さだと同様の趣旨のことを訴えている。
＞広島のピースコンサートに触発され、そこに里帰りするように、「来年で本当に最後」という、「夏 広島から」を開催するが、「長崎からのステージに立ちたいという人が育ってきて、そうした人たちが自ら長崎で動きをおこしてくれれば、このコンサートは永遠にずっと続くでしょう」と話している。・・・
・・・バトンタッチの時がきた、ということだな。
