▼魔女狩りをする浦島太郎
http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20060803/1154571054
>すなわち、「新しい時代のリテラシー」である、マーケティング、生産性、マネージメント、イノベーションとは、ようは、金と時間の使い方だということだ。そのリテラシーを持たないヤツは、そのリテラシーが必要だということすらわからない。
・・・
>企業に搾取されている?勝ち組ばかりに不当に所得が行っている?ばからしい。
>この不可視のリテラシーとは、まさに、「富を生み出す力そのもの」だ。そのリテラシーを持たない人間は、富を生み出さない。富を生み出さない人間から、いったい、どのように搾取しろと言うのだ?この不可視のリテラシーを持たぬ者たちは、それを持たぬが故に、この簡単な構造が見えない。まさに、魔女の存在を信じて、多くの無実の人を火あぶりにした、中世の無知な群衆だ。
・・・とりあえず、これを↑書いている人がマルクスの言う「搾取」概念について無知なことは明らかだと思われます(@∀@)。立派な資本家になりたければ、『資本論』の第一巻くらいは読んでおいて、効率的に労働者を搾取する方法(=生産性の向上)について学ぶ必要があるでしょう。
・・・いまどき魔女狩りというセンスもどうかと思いますが、「マーケティング、生産性、マネージメント、イノベーションとは、ようは、金と時間の使い方だということだ」という一文に至っては、読んでいるほうが恥ずかしくなります。これは結局、「資本主義」や「富」や「搾取」や「イノベーション」に関して、青少年に非常に貧困な認識しか持たせることができない、そんな教育の問題であるとも言えるでしょう。それはもちろん、意図的に行われてきたことですが。
・・・ともかく、夢見る若者に対しては、「部屋から出ろ、社会に出ろ」とアドバイスしておきましょう。(@∀@)