▼>「病身(ピョンシン)とは身体障害者を罵倒する言葉さ 韓国慶尚南道に伝わる 障害者の身振りをまねて滑稽に表現した踊りなんだ」(『マンガ嫌韓流2』第7章)
▼(反論)病身舞(ピョンシンチュム 병신춤)は、「身障者の仕草を真似た踊り」ではなく「アホ踊り」と訳される。(韓国国立民俗博物館)
http://www.nfm.go.kr:8080/japanese/hall_3/hall3_menu4_6.jsp
▼(考察1) 韓国においてわが国同様、障害者に対する差別や福祉の不十分さがあるのは事実だが、韓国を貶めるためなら障害者をネタにすることも平気な山野車輪は、より悪質な差別を再生産している。
▼(考察2) わが国における障害者への軽視や差別・福祉切り捨ても深刻である(例:2ちゃんねるにおける『池沼』などのスラング、東急インにおける障害者対応サービスのカット、障害者の自立を妨害する「障害者自立支援法」など)。
障害者のエンパワーメント(自由や権利の拡大)を進めるために、韓国の教訓にも学んでいく必要がある。
▼(参考)韓国における障害児教育改革
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/rehab/r093/r0930005.htm
▼韓国の障害者運動http://www.geocities.jp/hituzinosanpo/han.html
▼(参考)『障害者差別の社会学 ジェンダー・家族・国家』
http://www.netlaputa.ne.jp/~koumi/R19990712.html
▼(参考)日本における身体障害者を題材にした伝統文化。
イザナミ、イザナギ二神の間に生まれた最初の子は、3歳になっても体がグニャグニャで足が立たず、ヒルコと名付けられる。ヒルコは葦の船に乗せられて海に流される。(『古事記』)
弁財天を除く七福神は、身体障害者の特徴を持っている。
「弁天をのぞけばあとはかたわなり」(江戸時代の川柳)
▼実際に障害者でも暮らしやすい街づくりを進めているのは、たとえば『嫌韓流』が中傷した東京都国立市。街なかでも障害を持った人々がどんどん出歩いている。また支援ボランティアも盛んに行われている。
※筆者(九郎政宗)は国立市で脳性マヒの人をサポートするボランティアをやっていたことがある。