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・・・忙しい毎日の片手間に、ちょっと戦争に反対してみる。
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いわゆる「デントツ」という同時多発電話テロへの対応を考える

紅白歌合戦吉永小百合が原爆被害をテーマにした詩を朗読することに激怒してNHKに電話突撃してみますた、という人のブログ
http://blog.duogate.jp/tankman/entry/detail/?id=2873817
http://blog.duogate.jp/tankman/entry/detail/?id=2874532

・・・そうかそうか、「反核や非戦は政治的だから」紅白で扱うのはよくないのか。それでいて「反核の詩を読むなら現在進行中の拉致問題を訴えたらどうですか。原爆の詩を読むならば、戦場経験者の芸能人や自分の父や戦友が靖国神社に祭られている芸能人を呼んでください」というわけか。
・・・このミラクルな論理展開、産経抄の愛読者とみた。(@∀@)

・・・さて、2ちゃんねる系の愛国ネチズンによる同時多発電話テロとも言うべき「電話突撃」、略称「電突」であるが、NHKのような組織や企業ならともかく、ふだん日常生活の片手間にNGO活動をしている人々がこういうことをされたら、それはかなりたまらないものがあるだろう。
で、俺としてはそういう小規模なNGOが「電突」の被害を受けそうな場合、被害規模をできるだけ緩和するためのノウハウを考えたり、実際にアドバイスをメールで伝えたりしている。「電突ファイアウォール」だ。
上記のブログを見てもわかるように、非通知で「電突」をかけてくる連中には論理的整合性というものがない。ゆえにまともな受け答えをするのは時間の無駄である。
また、決して彼らに対して怒りを見せてはいけない。他人の感情をかきまわして精神的な優越感を味わうのが彼らの喜びであり、相手が怒りのあまり上手く対応できなくなる様子を記録して、嬉々としてブログにアップロードしたりする。(@∀@)・・・それが彼らの自慢らしいのだが、実に堂々たる日本男児ぶり、武士のふるまいではないだろうか。・・・他になにか自慢できることはないのか。


では、このような「匿名の悪意」に対して、具体的にどう対応すればいいのか。
「対応する必要はない」というのが、俺の考えだ。
電突」厨に議論を吹きかけられても、それにいっさい返答してはいけない。
「申し訳ありませんが、担当者が席をはずしております。ご意見は私、仮名・堂島が承っておきます」
担当者の名を聞かれても答えてはいけない。
「申し訳ありませんがプライバシーにかかわることですので、お答えできかねます。」
意見を求められても答える必要はない。
「わたくしどもの見解を確実にお伝えできるホームページをご用意してあります。どうぞそちらをご覧ください。」
ついでに、ちょっと厨房の神経を逆撫でしてみよう。
「ご意見を正確に承ることができますように、通話記録をとらせていただきます。いまスイッチを入れますので・・・はい、どうぞw」
「貴重なご意見を有難うございます。本日の『電突』の模様は、私どものブログに書かせていただきます。(@∀@)」




・・・なんとなく「逆ギレ」っぽい。

米大統領が仕事始め 盗聴の正当性、改めて強調
http://www.asahi.com/international/update/0102/004.html?ref=rss
>記者団から裁判所の許可を得ないで盗聴を実施していた問題を聞かれると、「米国は戦時下にある。最高司令官として米国民を守るため法律の範囲内でさまざまな方法を模索しなければならない」と正当な行為であるとの考えを繰り返した。



・・・あいかわらず上海領事館員自殺事件にかこつけて、「スパイ防止法の制定」だの「諜報機関の設置」だのと眠たいことを言う人間がいる。彼らは多分、国家公務員法(第99条および第100条)や自衛隊法など読んだこともないのだろうし、公安調査庁の存在も知らないのだろう。その、現存する「日本の諜報機関」が実際に何をしているかも知らないのじゃないかな。

▼お笑い公安調査庁――現場調査官の九六綴り
http://www.gendaishokan.co.jp/goods/ISBN4-7684-6760-1.htm
▼(過去記事)元日経記者が内調、公安庁告発 「北朝鮮側に情報漏えい」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030709-00000152-kyodo-soci
 スパイ容疑で北朝鮮に2年2カ月間拘束され、昨年帰国した元日本経済新聞記者の杉島岑
さん(64)=千葉市=が9日、内閣情報調査室公安調査庁の氏名不詳の職員について「提
供した情報を北朝鮮側に漏えいした」として国家公務員法違反(秘密を守る義務)容疑で、告
発状を東京地検に郵送した。
 告発状によると、杉島さんは1999年12月、平壌で拘束された。北朝鮮の調査官は、杉島さ
んが公安調査庁の担当官から「よど号」事件に関する調査依頼を受けたことや、以前の訪朝
時に撮影して担当官に渡したビデオテープの本数や内容を知っていたという。
 また弾道ミサイルテポドンなどに関する北朝鮮側要人の発言を内閣情報調査室に提供し
たことも、北朝鮮側は把握していたという。(共同通信

・・・↑この記事を要約すると、日経新聞の元記者が、公安調査庁内閣情報調査室のスパイとして北朝鮮に行ったら、先方にバレてて大弱り。公安や調査室の誰かがバラしたんじゃないか?」という話。
スパイ防止法」が制定されれば、こういう恥ずかしい話が「国家機密」として闇に葬られるようになるのだろう。そしてそれだけのことだろう。


・・・今のところ外務省は、「身内の不祥事」をバラしたくないという弱みもあって、屁のような勢いで中国に「抗議」らしきものをするだけだ。どうせやるなら、自らの不始末をも斬る覚悟でやればいい。そこまでやってこそ、先方にもプレッシャーとなるはずなんだけど。いまさら無理か。
・・・かの事件で教訓とすべきはむしろ情報公開の強化や、在外公館職員の義務に対するコンプライアンスにある。それさえ行われていれば、そもそも発生を阻止できた事件だったのでは。


・・・外交上の情報収集に関していえば、何もわざわざスパイによる非合法活動で入手した情報でなくとも、公開されている情報を読み解く力があれば、当該国の状況というのは概略わかるものらしい。それこそ在外公館の仕事だと思うんだが、外務省には違う考えがあるのだろうか。
・・・ルース・ベネディクトは『菊と刀』を書くに当たって、文献とインタビュー(日本人捕虜と日系人収容所の日系二世)しか資料にしていないというが、それだけでもかなり日本人の行動規範についてポイントを押さえることができた。

▼太平洋戦争におけるアメリカの自殺予防プログラムは、「降伏した日本人をいかに自殺させないか」についてもテーマにしていた。そこでベネディクトが起用された。
http://www.okayama-u.ac.jp/user/le/psycho/member/hase/yh-seminar/2002b/Fukushima_21003.html
▼(参考)同性愛者としてのルース・ベネディクト。
http://www.sukotan.com/book/book_03.html




・・・例の不可解な事件の続報。
まず在日本中国大使館が、以下の発表を行った。異様に強気であるが、もちろん日本の外務省の足元を見ているのだろう。(@∀@)

▼2004年の駐上海日本総領事館員自殺事件について
2005/12/31
http://www.china-embassy.or.jp/jpn/xwdt/t228889.htm
>2004年5月、駐上海日本総領事館で館員の自殺事件が起きた。事件後、中日双方は外交ルートを通じて、何度も意思疎通をはかった。日本側は、館員は職務の重圧のために自殺したと表明、遺族の意思に基づいて、中国側に事件を公表しないよう求めた。中国は人道主義の立場から、日本側と遺族に協力して適切な善後処置をとった。
>このような事実経過については、日本側もよくわかっている。中国は事件について真剣に調査し、この事件は中国政府関係者といかなる関係もないことを確認した。中国側はこうしたことを日本側に説明した。
>ところが最近、日本のメディアが突然この事件を盛んに取り上げ、日本政府は事実を顧みず、自殺事件の責任を中国側に押しつけようと企てた。これについて中国外交部報道官はこのほど、「これは自殺事件である。中日双方はこの事件の性格についてつとに結論を出している。1年半たったいま、日本側が古いことを改めて持ち出し、さらに館員の自殺を中国側関係者と結びつけているのは、完全に下心をもったものだ。われわれは、なんとかして中国のイメージを落とそうとする日本政府のこうした悪質な行為に強い憤りを表明する」と厳しく指摘した。
>中国は責任ある国だ。中国政府は一貫して「ウィーン外交関係条約」、「ウィーン領事関係条約」を順守し、日本を含め中国に駐在する各国外交官の合法的権益を守っている。

・・・上の発表は無記名だが、中国外交部の公式見解でも同じことが言われている。

▼上海領事館員の自殺、「日本に強い憤慨表明」外交部
http://www.people.ne.jp/2005/12/31/jp20051231_56382.html
▼日本の抗議に「強烈な憤慨」=上海領事館員自殺で中国外務省
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051229-00000052-jij-int

・・・で、これに対して外務省が何を言っているかと言うと、

▼領事館員自殺、中国発表に日本外務省「事実に反する」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060101-00000051-kyodo-pol
>在上海日本総領事館員の自殺問題で、中国大使館が日本側の対応を非難する声明を発表したことについて、外務省幹部は31日夜、「よくこんなことが言える。我々が把握している事実は、遺書に記されていたことだ。中国側の説明はまったく事実に反する」と反論した。
▼「遺憾な行為あった」総領事館員自殺で外務省が反論
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060101-00000104-yom-pol
>外務省は1日、在上海日本総領事館男性職員の自殺問題について、「日本側は職務の重圧のために自殺したと表明」したとの中国政府声明に対し、「日本側がそのような立場を表明したとの事実はない」と反論する文書を発表した。
▼自殺背景、あくまで「中国公安関係者」=中国の「職務重圧」主張に反論−外務省
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060101-00000030-jij-pol
▼中国政府声明の事実ない 外務省が職員自殺で反論
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060101-00000051-kyodo-pol

ということになる。
・・・将棋で言うところの「千日手」みたいになってきた(@∀@)
日本側には「遺書」だけしか主張の根拠にできるものがない。しかもそれは公開されていない。非公開なのは遺族の名誉のためというが、実は外務省の名誉のためじゃないかという気がする。そうでないと、これまで事件を非公開にしてきた理由が見えない。
そしてまた中国側にも、いかにもヘタを打ったという弱みがある。まー中国サイドの公安(※)関係者が、自殺した領事館職員と接触していたところまではおそらく確かなんだろう。それを「日本の外務省の捏造」というのは、あまり現実的な考えとは思えない。だが情報を取得しようとした相手が自殺してしまったのは、彼らの基準から見ても明らかに失態だろう。


※中国の警察機構は日本のソレとは違うので、「公安」といっても日本の公安調査庁または公安警察と同じに考えることはできない。中国で「公安」といえば日本の「警察」のことで、日本の「公安」にあたるのは中国の公安の中で「敵偵局(処)」と呼ばれる部門。ただしこれは国内の反体制派を取り締まるのがメインで、外国のスパイを取り締まるのは「国家安全部」の仕事になる。・・・今回の事件で問題になっているのは、はたしてどっちなんだか、報道をいくら読んでもよくわからん。


・・・てことで、どうもこの事件、2004年の段階で中国の「中国公安関係者」と外務省の間で、双方の不手際と不名誉が表に出ないように手打ちが行われていたものの、最近になって自殺した領事館員の遺書が日本のメディアに報道されたものだから、やむなく外務省が事件の存在を認め、もちろん中国側としてはムカッパラ、ここはあくまで開き直ってシラを切っている・・・というふうに見えるんだけど、違うのかな。
・・・日本の外務省は言う。「領事館職員が『中国公安関係者』に圧力かけられて自殺したことに抗議します。公開できないけど、遺書がその証拠です。」・・・これでどうしろというのか。
ホンキで抗議をする気があるというのなら、我が身を斬る覚悟くらいは示さなければどうにもならん気がする。

「憲法9条で、アタマ悪い『対テロ戦争』をかしこくサボろう
「愛国心とか夢見てんじゃねーよw
 国家は国民を守らない。君の生活とか老後は特に。」
「日の丸・君が代とか強制してると国が滅びますよ!(@∀@) (例)大日本帝国」