・・・吉川猛夫や明石元二郎、リヒャルト・ゾルゲや「エコノミスト」の時代は遠く過ぎ去った。この細分化してゆく世界の中では、もうスパイなんてものは、情報収集の手段･手法としてあんまり有効でもないし、積極的な意味がなくなってしまったのではないかという気がする。
ありていにいえば、コストばっかりかかってベネフィットがともなわないんじゃないか、ということだ。
▼米国内で数千人を盗聴 同時テロ後に安全保障局
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051216-00000138-kyodo-int
▼市民を監視する米国--波紋を広げる国家安全保障局のスパイ活動
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051226-00000007-cnet-sci
▼文化担当装うスパイ増員 ＣＩＡ計画と米誌
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051128-00000047-kyodo-int
▼スパイ活動予算は５兆円 米政府高官が機密漏らす
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051111-00000146-kyodo-int
▼２０カ国以上に情報センター ＣＩＡ、対テロで作戦
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051118-00000193-kyodo-int
▼ アメリカの国家安全保障局が、ニューヨーク国連本部でスパイ行為
http://www.irib.ir/Worldservice/japaneseRADIO/news.thu.htm#4
・・・こんだけやって９１１やロンドン地下鉄テロが防げないなら、担当部門はやはりリストラ（というか「スクラップ」）されるべきだし、それはオウムによる複数のテロを完全スルーした我が国の公安警察にも言える。
ロシアにしても、また中国にしても、他に金をかけるべきところがいくらでもあるはずだ。一度彼らに誰か忠告すべきだろう。「そんなことしてるからいつまでたっても貧（自主規制）」・・・現にレフチェンコがいくらがんばっても、ソ連崩壊は止められなかった。
▼「ママはスパイ」、元ＣＩＡ工作員の息子が正体ばらす
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051230-00000380-reu-ent
ウィルソン元駐ガボン米大使とその妻プレームさんが２９日、間もなく６歳になる双子の息子を連れてこっそりと休暇先に向かおうとしていたところ、息子の１人が「僕のパパは有名で、ママは秘密スパイなんだ」と周囲に宣言した。
・・・よしよし良い子だ。でもそれはもうみんなが知ってるよ。（＠∀＠）
カール･ローブ大統領補佐官が教えてくれたからね。
▼長崎新聞平和ニュース
http://www.nagasaki-np.co.jp/peace/2005/kiji.html
▼「被爆者への冒涜」 県国民保護計画素案に社民県連
http://www.nagasaki-np.co.jp/peace/2005/kiji/12/1703.html
＞社民党県連（今川正美代表）は十六日、県国民保護計画の素案に対し「核攻撃の想定は原爆死没者や被爆者への冒涜（ぼうとく）」などとして、内容の一部削除や変更を求める意見・提案を金子知事に申し入れた。
＞意見・提案書は、有事の際に県が取る対応を規定する同素案についての「基本認識」など七項目で構成。「戦争予防への努力の明記」を訴える項目では、核攻撃を想定した「弾道ミサイル攻撃」の記述削除を要望した。
＞このほか、▽有事の際の軍隊などの行動を規制する▽県民に開かれた討論の場をつくる―などを求めており、県は一月中に文書で回答する方針。
・・・うーん、どうもこのセンスには乗れんなあ（＠∀＠）
「核攻撃の想定」は「原爆死没者や被爆者への冒涜（ぼうとく）」だからいかんのだろうか？いや、それは単に非現実的だから県民保護の役に立たない、という批判でいくべきではないか。
というのも、核兵器保有国が第一攻撃対象とするのは、敵国の核攻撃能力を有する基地あるいは拠点であって（そうでないと逆に自国が核攻撃されるから）、じゃあ長崎はどうするんだよ、ということになる。そういえば佐世保商工会議所が出した「佐世保港の防衛機能強化をめぐる提言」では、「佐世保を米原子力空母の第二母港に」という提案があって、なるほど、そういうことかと思ったりもする。ふざけんなと。（＠∀＠）
しかし、「核兵器で殺るか殺られるか」モードを仮想するとなれば、「県民保護」という概念自体が果てしなく意味を失ってくる。
つまり現実的な「県民保護」を考えるならば、憂国者気取りで「もし核攻撃ありせば」などとＤＱＮな空想を繰り広げる前に、また「被爆の地がアメリカの原子力空母を受け入れる」という国賊のような発想（＠∀＠）をする前に、もう少し地に足の着いた議論をしろよ、軍事的緊張緩和の方向に努力を傾注しろよ、ということで。
▼長崎の街頭で「鉛筆運動」 高校生1万人署名活動メンバー
http://www.nagasaki-np.co.jp/peace/2005/kiji/12/1901.html
・・・核兵器廃絶を求める署名＋フィリピンのスラム在住児童への学習支援（鉛筆を送る）。これはいいんじゃないか。
署名や請願行動というのは民主主義の基本的な「作業」であって、そういうことを一度も経験しないまま生きていく人間が増えると、民主主義の「基礎体力」が育たない。まーなんでも若いうちからやっておくのはいいことだと思われる。
・・・心なごむニュースを（＠∀＠）
▼オフィスでスプーンが消える謎を解明＝豪論文
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1591258/detail
＞・・・同グループは、オフィス生活に不可欠なティースプーンが消える謎について、3つの仮説を提唱した。第1の仮説は、イギリスの脚本家ダグラス・アダムスが著した「銀河ヒッチハイク・ガイド」（イギリス・ジョーク満載のスラップスティックSFシリーズでラジオ版、テレビ版、小説版などがある）を頼りに、スプーンが別の星への移住をひそかに進めているというもの。第2の仮説は、無生物があたかも人間に敵意を持っているかのように思えてしまう、「物敵意説」現象だというもの。そして最後に同研究グループは、この2説の何れでもない場合、おそらく誰かが持っていってしまったのだろう、と推測している。
・・・「スプーンおばさん」が持っていくのかもしれないよ（＠∀＠）
※そういうキャラではない↑
▼銀河ヒッチハイクガイドtheムービー
http://www.movies.co.jp/h2g2/
原作小説も河出から新訳で出たが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4309462553/
旧訳（新潮文庫）のほうがいい、という意見もある。
▼調査団が「秋田県における朝鮮人強制連行」出版−−野添憲治さん編著 ／秋田
「とうほく彩発見」の野添憲治さん編著
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/akita/archive/news/2005/12/20/20051220ddlk05040305000c.html
http://asyura2.com/0510/asia3/msg/413.html
▼鳥飼行博研究室Torikai Lab Network
戦艦「大和」海上特攻の真相
http://www.geocities.jp/torikai007/1945/okinawa-yamato.html
なかなかいい感じなのでメモ。
・・・不可解な事件のつづき。
例の事件が中国語圏でどのように受け止められているか、通称「中華グーグル」こと『百度』で検索してみた。
http://www.baidu.com/s?cl=3&wd=%C9%CF%BA%A3+%C8%D5%B1%BE+%C1%EC%CA%C2%B9%DD+%D7%D4%C9%B1
たくさんhitしてるが全部見ているわけにはいかない。（そもそも読めん！(＠∀＠)漢字から内容を想像するだけ）
ざっと見たところでは、明らかに「日本人は助平ｗ」とか言ってるサイトもあるにはあるが、
http://mil.longhoo.net/html/2005-12/10181.htm
だいたいは客観報道されたニュースに触れている程度のようだ。
※ところで『百度』と言えば、楽曲のmp3が無料でダウンロードできてしまうのでソニーに訴えられたりしたことでも有名だが、
http://news.goo.ne.jp/news/nna/kokusai/20050929/20050929hkd002A.html
日本からもダウンロードしてる奴がけっこういたことは、わが国の国家機密だ（＠∀＠）
http://tindonya.com/archives/000069.html
http://tindonya.com/archives/cat_uieou.html
ただちょっと面白いと思うのは、中国語圏の検索語ランキングのページがあることかな。
http://top.baidu.com/
▼中国側、日本の抗議に「強い憤り」 総領事館員の自殺で
http://www.asahi.com/politics/update/1229/002.html
＞上海の日本総領事館の男性館員の自殺をめぐり日本外務省が中国政府に抗議した問題で、中国外務省の秦剛（チン・カン）副報道局長は２９日の会見で、「中国のイメージを著しく損なう行為に強烈な憤りを表明する」と述べ、日本側の対応を強く批判した。
・・・まー、多分そうくるとは思っていたが、「イメージを著しく損な」われたのは日本（の外務省および上海領事館）だって同じだ（＠∀＠）
・・・２ちゃんあたりでは、何が何でもこの自殺した職員を英雄にしたがる奴がいるらしいが、ホンキでそう思うのだったら、なぜメディアや外務省に実名報道を要求しないのか。
・・・もちろん俺は、今回の事件では実名報道に賛成しない。死んでしまった人間のためというよりは、何のとがもない遺族の生活を保護すべきだと思うからだ。
・・・しかしそれにしても、自殺の動機がまだ納得できない。そもそも在外公館勤務の外務省職員が違法・脱法行為に踏み込むこと自体は、別に珍しいことでもない。（＠∀＠）・・・国家公務員法第99条（信用失墜行為の禁止）に違反することなど、気にしちゃいないのだろう。省外にバレなければ。
▼外務省報償費不開示取消訴訟 訴状
http://www.jkcc.gr.jp/gaimusyo/00046.html
＞３ 秘密情報の９５％は公表資料から得られる
＞１） もともと、お金で買う情報量など、ごくわずかなのだ。第二次大戦を前にして、イギリスのある民間人は、ドイツ国内の日刊紙に載る一般記事や人事、訃報記事などの丹念な分析から、秘密の裡にフルスピードで進むヒットラーの軍備増強を的確に割り出したといわれるし、トルーマン大統領は「アメリカの秘密情報の９５％は公開資料で得られる」と言ったという（中公新書・孫崎亨著「日本の外交 現場からの証言」より）。現に、湾岸戦争当時、中東の大使館では、ＣＮＮ放送にかじりついて、本省に情勢を打電したということである。そして、在外公館での日常の重要な情報収集作業といえば、「現地採用の女性職員による新聞の切り抜き」（テリ―伊藤著「お笑い外務省」より）だということでもある。
＞２） そうした地道な日常活動こそが、情報収集活動の基本なのであろう。このようにいわゆる「情報収集活動」のための費用であっても、公開がはばかられる類のものは、全体の「報償費・機密費」の中のごく一部にすぎないものである。例えば、元在外公館勤務であった久家義之氏によれば、「外交官は、外遊中の国会議員や官僚の世話に忙しく、相手国の重要人物と密接な関係を築くひまがない。たまに、手近な役人や政治家を日本レストランに招く程度だ。問題の『外交機密費』は、大使館では『報償費』と正式名で呼ばれていた。あんな情報活動では『機密費』と言うのが恥ずかしいのだろう」と言っている（５月１０日朝日新聞朝刊「私の視点」）。こうした会食費を公開したからといって、何のはばかりがあるというのか。
＞３） 外務省の決定は、要するに、目的外の使用の露見をおそれ、機密費にかこつけて違法な事実の隠蔽を図るもので、正当な法の解釈を離れた違法な処分である。外務省の言い分は、かって、地方自治体が、「食糧費」を使った自分たち仲間の飲み食いを、なんだかんだと屁理屈をつけて開示を渋ったのを思い起こさせる。
▼日本大使館・領事館
（＠２ちゃんねる海外生活板）
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/world/984165745/
※在外公館での不祥事列伝。
・・・だから、そういう強心臓の持ち主が、たとえ脅迫されたからってみすみす自殺などするものなのかどうか？
その点、いまひとつ合点がいかないのだが。
まだ何か明かされていない事情があるのかもしれない。遺書だからといって、内容がすべて真実とは限らないし、真実をすべて書くとは限らないのだから。
・・・そうそう、このブログの内容を『阿修羅』掲示板に無断で貼ってる人がいるが、はっきり言ってそういうことは、やめてほしくない、「どんどんやってくれ」と言いたい。（＠∀＠）
というのも、そういう人がいればいるほど、俺が自分であちこち貼りに行く手間が省けるからだ。（＠∀＠）
ただ、『阿修羅』にここの内容をそのまま貼り付けると、たとえば太字であるとか、
引用の枠線
などが反映されないので、ちょっと読みにくくなるかもしれない。だから、ブログのサワリの部分だけをコピペして、あとはリンクだけ貼り付けるとかした方がいいのでは？・・・とも思う。まー自由にやってください。
