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まちがいさがし二題




【問1】2ちゃんねるに掲載された以下の文章を読んで、嫌韓厨のA君は、「朝日新聞は書籍売り上げランキングを捏造したで厨!」と叫んでいます。
しかし、A君の判断には、明らかな論理上の矛盾点があります。
それはいったい、どこでしょう?

▼朝日がランキング改変も!? 『マンガ嫌韓流
2ちゃんねる痛いニュース
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/dqnplus/1124995573/l50



1 :変態仮面φ ★ :2005/08/26(金) 03:46:13
アマゾンの書籍売り上げランキングを毎週紹介していたアサヒ・コムが、ランキングに「※ランキングの
対象書籍にコミックは含まれていません。」の一文を突如追加。
嫌韓流の予約が開始されランキングに顔を出し始めた7月23日の発表文からのようである。
産経新聞のランキングと比較すると

産経新聞(sankei.co.jp)                   朝日新聞asahi.com
1 マンガ嫌韓流                        ??
2 ラヴァーズ・ガイド                  1 ラヴァーズ・ガイド
3 アラシゴト                          2 アラシゴト
4 細野真宏の世界一わかりやすい株の本     3 細野真宏の世界一わかりやすい株の本
5 マンガ中国入門 やっかいな隣人の研究       ??
6 人生の旋律                        4 人生の旋律
7 さおだけ屋はなぜ潰れないのか?          5 さおだけ屋はなぜ潰れないのか?
8 民間防衛                           6 民間防衛
9 頭脳の果て                             7 頭脳の果て
10 なぜか日本人が知らなかった新しい株の本 8 なぜか日本人が知らなかった新しい株の本
                                 9 成功の女神に好かれる人嫌われる人
                             10 星の商人
どちらも7月25日〜31日のもの。

コミックスは含まないとあるが、翌週のランキングは同じ体裁のようにも思える小林よしのりの『靖國論』は
ランクイン。
そういった指摘を受けてのことかどうかはわからないが、その翌週、総評のところには
その他、漫画のタイトルでは、『マンガ嫌韓流』や『マンガ中国入門 やっかいな隣人の研究』が継続的に
売上を伸ばしている。
との一文が付け加えてあった……。

http://www.tanteifile.com/info/2005/08/25_01/index.html


・・・解答はまもなく掲載されます。






【問1:解答例】


▼朝日の書籍ランキングは、amazonランキングを利用しているが、
以前から「コミック」を除外したランキングになっていた。
※ http://book.asahi.com/ranking/index.html 参照。

過去のランキングでは、特に断り書きは存在しないが、実際にマンガは
ランクインしていない。


▼書店・ネット書店の書籍ランキングに対して、嫌韓厨の操作作戦が始まり、
http://find.2ch.net/?BBS=ALL&TYPE=TITLE&STR=%B7%F9%B4%DA%CE%AE&COUNT=10
嫌韓流」はamazon1位へ。
しかし朝日にはそれが反映されない。そこで嫌韓厨は朝日に対する電話突撃、
メール突撃を行う。
朝日は当初、「コミックを含まない」という姿勢を変更する気が無い。
そこで「コミックは含まない」旨の但し書きを着けることにする。


▼まもなく、朝日のランキングに小林よしのり靖国論』がランクインする。
ここで嫌韓厨は、以下のような短絡した発想に走る。
「コミックはランクインしないはずなのに、漫画の『靖国論』はランクインした。
→朝日はウソをついている!(物事の原因を検討・調査しない、ひとりよがりの結論)
→朝日はサヨクだから、『嫌韓流』とか『マンガ中国入門』とかをランクインさせないために
データを捏造してるで厨!!(根拠のない妄想)」

この前提に基づき、嫌韓厨はさらに朝日に電話突撃・メール突撃を繰り返す。
しかし、彼の論理には重大な矛盾がある。



嫌韓厨の論理の重大な矛盾。
・「朝日がサヨクだからランキングを操作している」というのが真だとすると、
なぜ朝日のランキングに、『民間防衛』や『靖国論』などの
反民主主義的だったり、ファシズム擁護的だったりする書籍が登場するのか
説明がつかない。朝日はこれらをランキングから削除していないので、
最初の命題は偽であるということになる。

「コミックは除外」にもかかわらず、『靖国論』が登場した理由、
そして「マンガ嫌韓流」「マンガ中国入門」が登場しない理由も
矛盾なく説明は可能である。



▼「コミックは除外」にもかかわらず、『靖国論』が登場した理由、
そして「マンガ嫌韓流」「マンガ中国入門」が登場しなかった理由。


朝日のランキングは、一定のルールにしたがってamazonランキングから
「コミック」を除外している。
この「コミック」の範疇に、『靖国論』は入っていない。
書店の定位置をみるとわかるが、一般書あつかいである。
これはたとえば他社のランキングでもそうで、たとえばTUTAYAでは
靖国論』はビジネス書のランキングに入っている。
http://www.tsutaya.co.jp/main/book/index.zhtml


一方で、「マンガ嫌韓流」「マンガ中国入門」は、「コミック」として
扱われている。
題名に「 マ ン ガ 」と書いてある限りは。


▼かくして嫌韓厨は、「朝日がランキング操作」という捏造情報を
主張することが出来なくなる。



それを主張するとなれば、「朝日が『嫌韓流』をランクから除外したと
いうなら、なぜ『靖国論』も除外しなかったのか?」という疑問に
答えなければならなくなる。人種差別、ファシズム擁護、帝国主義戦争賛美、
そして歴史に関するウソの記述、いずれにおいても『靖国論』は
嫌韓流』を上回っているのだから。



それにしても、結局朝日は、嫌韓厨の電話突撃に応じて、
コミックを書籍ランキングに取り入れるようになったわけで、
いわばサービス対応のよさを示したことになるのではないかと思われるw





【問2】『海行かば』について、その内容を説明せよ。




・・・解答は夕方以降に掲載されます。


と思ったら、日をまたいじゃったな。
そんじゃ次の日に書き込むか。

「憲法9条で、アタマ悪い『対テロ戦争』をかしこくサボろう
「愛国心とか夢見てんじゃねーよw
 国家は国民を守らない。君の生活とか老後は特に。」
「日の丸・君が代とか強制してると国が滅びますよ!(@∀@) (例)大日本帝国」