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・・・忙しい毎日の片手間に、ちょっと戦争に反対してみる。
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靖国神社に対抗しうる「アンチ靖国神社」の構想



・・・靖国神社に対する、アンチ靖国神社とでもいうべき場所を作ってしまえばどうだろう。


そこでは8月15日、戦死者・戦病死者のみならず、
戦災でなくなった人々、植民地支配の犠牲者、原水爆被害による死者、
南京・上海・海南島をはじめとする日中戦争での犠牲となった人々、
戦争に反対したために殺された人々らを思い起こすための
集いが行われるのだ。
そこに集う人々の共通点はひとつ。
日本のファシズム軍国主義帝国主義および戦争による、すべての犠牲者を記憶すること。


・・・靖国神社の巧妙かつ悪辣なところは、それ自体がファシズム軍国主義の思想的バックボーンであった(ある)くせに、戦死者の追悼の場を偽装するところだ。実際には、それは国家のための戦死を顕彰するイデオロギー発生装置なので、遺族は「戦死者を弔う」つもりで、「戦死者を生み出したイデオロギー(=国家神道ファシズム)の再生産」に加担させられることになる。彼らはその二側面を自分でも区別できないまま、被害者と加害者の両方を演じることになる。


・・・このような、靖国神社によって仕掛けられた心理的な罠を解体するためには、いったいどうすればいいか。
・・・まず、遺族の戦死者を悼む感情を回収(←大塚英志の言い方)できるような場を作らなければならない。近代主義的なモニュメントでは、そのような機能を持つ事はできない。靖国神社(と国家神道)は、みずからを「日本の伝統」と位置づけ、遺族にもそれを信じ込ませてきたからだ。実際には、それはたかだか100年の歴史しか持たない新興宗教でしかないのだけれど。
・・・近代の産物である靖国神社が、表面的に「伝統」を偽装しているのであれば、それを圧倒する力を持つのは真の意味での伝統であろう。たとえばそれは「塚(つか)」であり、あるいは「巨石」「巨木」、「鎮守の森」など、明治時代に国家神道によって破壊され、変質させられた日本の真の伝統のアイコンではないか。
(この考え続く。)



▼【愛知】日本がいたわしい 東條英機元首相の孫・由布子さん講演★2
http://www.isenp.co.jp/news/_2005/0814/news01.htm
東條英機元首相の孫娘、東條由布子さんが十三日、名古屋市愛知県中小企業センターで開催中の「もうひとつの戦争展」(同展実行委主催)会場を訪れ、「東京裁判の不当性を訴える」と題して講演した。
この中で、東條さんは、小泉首相が十五日の終戦記念日靖国神社に参拝しない考えを示唆したことについて、「総裁選で約束していたことが、守られなかったのは本当に残念。せめて十月の例大祭には来てほしい」と述べた。 
>東條さんは、朝日系テレビ局関係者から、小泉首相が今年の終戦記念日靖国参拝しないと決め中国や韓国に通告した、と衆院解散の前日に聞いたとし、情報通りの結果になったと残念がった。
東京裁判極東国際軍事裁判)に絡み、東條英機元首相の宣誓供述書を読み返すと「あの当時のあの国際環境の中で、戦争指導者たちはどんな思いで開戦に持っていったのだろうか。侵略戦争だったと語るのは容易だが、正しくはないと思う」と述べ、大変な苦悩の末に戦争に突入した日本がいたわしいとした。

・・・お年をめしたミネバ・ザビみたいな人だ。
このニュースについての、2ちゃんねるでのコメントに傑作なのがあった。

2ちゃんねるニュース速報+板
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1124036248/
18 :名無しさん@6周年:2005/08/15(月) 01:30:16 id:wduxO5mX0


東条英機は、あの世で「英霊」たちに集団リンチされてると思うよ。

・・・なんで集団リンチされるかわからない人は、こちらを。↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E6%A2%9D%E8%8B%B1%E6%A9%9F
そんなわけで、東京都知事の石原閣下も東條英機のことはお嫌いらしい。



・・・イラク情勢、というか、サマワ情勢。

▼「陸自報じるな」と脅迫状 サマワ地元メディアに
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050808-00000212-kyodo-int
陸上自衛隊が駐留するイラク南部サマワで、地元有力紙アッサマワとムサンナ・テレビに対し、陸自の活動を報道しないよう警告し、従わねば「社員を殺害する」などとする脅迫状が送りつけられていたことが8日分かった。両メディア関係者が明らかにした。
脅迫後、両メディアは陸自絡みの報道を一時停止。脅迫の狙いは、復興支援活動に対する市民の支持を遮断し、陸自を孤立化させることにあるとみられる。治安が不安定化する中で、陸自の活動は新たな問題に直面した。
サマワでは7日、暴徒化したデモ隊と警官隊が衝突、1人が死亡し約60人が負傷するなど不穏な情勢が続いている。

サマワ知事の解任を決議=サドル師派も支持−政府内の対立深刻・警官1人死亡 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050809-00000007-jij-int   
陸上自衛隊が駐留するイラク南部サマワで起きたデモ隊と警察の衝突事件で、ムサンナ州評議会は8日、電力不足問題や治安悪化の責任を問い、ハッサン知事の解任を決議した。
イラク南部サマワで、武装勢力が警官隊を攻撃   http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050808-00000177-reu-int
イラク南部サマワで8日、武装勢力が警官隊に対し、ロケット弾(RPG)で攻撃した。複数の目撃者が明らかにした。
>7日には、公共サービス改善を要求する市民のデモが暴徒化し、警官隊と衝突。警官隊の発砲により、死傷者がでたばかりだった。


2ちゃんねるイラク板より
http://sports2.2ch.net/test/read.cgi/iraq/1123524553/
472 名前:あるやーばん ◆FVgZM7PrgI [age] 投稿日:05/08/08 23:28 ID:???
【写真集】陸自駐留のサマワで暴動が武力闘争へ発展 8.7−8.8(※注:ファルージャではない、サマワだ)
サマワ市内に公然と姿を表したイラク武装勢力。ロケット砲と自動小銃武装している
http://us.news3.yimg.com/us.i2.yimg.com/p/rids/20050808/i/r2694076561.jpg
■覆面姿にカラシニコフ銃。典型的なイスラム聖戦士のファッション 南部サマワ
http://us.news3.yimg.com/us.i2.yimg.com/p/rids/20050808/i/r1372996379.jpg
■対戦車ロケット砲を構える武装勢力の脇を通り過ぎる女性 南部サマワ
http://us.news3.yimg.com/us.i2.yimg.com/p/rids/20050808/i/r2681060493.jpg
サマワ市の中心街で炎上し横転する車両。
http://us.news3.yimg.com/us.i2.yimg.com/p/rids/20050808/i/r1788017029.jpg
サマワの暴動は収束どころか拡大しつつある。今日は武装勢力が、ついに移行政府の治安部隊に向け、対戦車ロケット弾数発を発射。イラク北部、西部、首都バグダッド等、武力抵抗の活発な地域との差が無くなりつつある。
サマワイラク南部にあり、シーア派住民が多数派の小都市。イラク国内では比較的平穏とされてきただけに、この地域での暴動発生は、人々を驚かせている。
住民の不満は、高失業率、電力・水不足など極めて切実なもの。陸自隊員550名が、イラクへ派兵されてから、すでに1年半以上が経過するが、状況は悪化の一途を辿っている。復興支援を名目に派遣された隊員は、一体、今まで何をやって来たのか?
同市のサドル師代理人は言う「ハッサン・ムサンナ州知事が辞職し、インフラが改善されない限り、抵抗は続くだろう」と。
サドル師のグループは、サマワ市民からすれば、「ただの役立たず」、日本国民からすれば「ゴク潰し」の陸自派遣部隊に対して、即時撤兵を求めている。当然の要求と言えよう。



・・・自衛隊にはできないが、僕らにできる「国際貢献」、
「復興支援」というものがある。

イラク“命の水”支援プロジェクト・・・高遠さんからのメッセージ
http://blog.livedoor.jp/iraqhope/20050814034514
>私たちは、①バグダッド市内に井戸を掘ります(生活用水として)/ ②ミネラルウォーターをバグダッドに送ります(飲料水として)
井戸を掘る費用はおよそ12000ドル(500家族分)。ミネラルウォーターは1家族1週間分として10ドル必要です。
>★1000円で1家族の飲料水1週間分を送ることが出来ます。
>★みなさま、バグダッドの人々が無事にこの夏を過ごせるようにご支援ください。
>*イラク“命の水”支援プロジェクト振込み口座は
郵便振替口座:00150−4−540335  口座名:イラク「命の水」支援プロジェクト


・・・
今日はバグダッドの様子をお知らせします。
写真の地域はバグダッドの西。下水システムがストップしたため汚水が道路にあふれています。このような場所は今バグダッドではあちらこちらに見られるそうです。
さらにこの地域では、水道が止まったため飲み水が手に入りませんでした。
衛生状態がよくないため、病気になる人が増えているのがいまや大きな問題になっているとのこと。
ある地域ではこの汚水が水道水とまざってしまったというようなことも起きています。
さて、井戸を掘る作業ですが、私たちの資金のほかに、イラク人自身の資金提供もあり2つの井戸が掘れそうです。また井戸掘り作業もすべてボランティアで行うことになりました。
暑い日差しの下で頑張って井戸を掘っている彼らのために一日でも早くミネラルウォーターを届けたいと思います。



・・・西村幸祐センセイの好きな(動員可能な)「ネットアンケート」と、
そうでない世論調査のちがい。

▼首相支持率61% ニッポン放送緊急アンケート
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050809-00000002-san-pol
郵政民営化法案が参院で否決されたことに伴いニッポン放送は八日、緊急アンケートを実施し、
小泉純一郎首相の支持率は61%にのぼった。
ニッポン放送では、八日午後三時半から七時までに放送した番組内で、「小泉首相を支持するか・
しないか」「日本の将来を託せる次の首相は誰か」の二つの質問を告知し、回答を得た。
>その結果、小泉首相「支持」は61%で、「不支持」の39%を引き離した。理由は「公約をや
り抜こうという姿勢」「利権の構造を改革すべきだ」などだった。半面、「郵政民営化に賛成」と
いう意見はほとんどなかった。「不支持」理由は「国民生活のことを考えていない」など。
>また、「次の首相」には一位(二百八十二票)が小泉首相。二位(百二十八票)に安倍晋三・自
民党幹事長代理、三位(七十九票)に石原慎太郎都知事が名を連ねた。
回答は首都圏の千百二十五人から、メールやファクスで寄せられた。



内閣支持率は微増、47・7%…解散直前の世論調査
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050808-00000215-yom-pol
小泉首相衆院を解散する前の6、7の両日、読売新聞社は全国世論調査(面接方式)を実施したが、それによると、小泉内閣の支持率は47・7%と、前回7月調査に比べ、2・0ポイントの微増だった。
>不支持率は40・8%で、前回より2・4ポイント減少した。また、郵政民営化関連法案が廃案となった場合、小泉首相衆院解散・総選挙を行うことについて賛否を尋ねたところ、「賛成」は49%で、「反対」は39%だった。
内閣支持率47・3% 共同通信社の緊急電話世論調査
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=FLASH
【17:35】 共同通信社が8、9両日に実施した緊急電話世論調査小泉内閣の支持率は47・3%と、前回7月調査を4・7ポイント上回ったことが分かった。

・・・61%。
・・・61%。
・・・61%か(@∀@)。



毎日新聞 万能川柳

原発日本海側なぜ多い 長門 田村 光俊
万能川柳:原発日本海側なぜ多い 0:19
万能川柳:サボる部下文句いえるか石原氏 1:01
万能川柳:自虐あり自慰もありそな歴史観 0:08
万能川柳:口悪いいいの腕いい歯医者さん 0:39
万能川柳:ぐにゃぐにゃと言った最初の人すごい 0:09


・・・そんな毎日新聞のアンケートです。


▼<戦争調査>「間違った戦争だった」43% 毎日新聞実施
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050814-00000044-mai-pol
>戦後60年の終戦記念日を前に、毎日新聞は13、14の両日、戦争の評価などについて全国世論調査(電話)を実施した。日本が米国や中国などと戦った戦争を「間違った戦争だった」と答えた人は43%で、「やむを得ない戦争だった」の29%より多かった。「分からない」という回答も26%あり、日本人の戦争の評価は必ずしも定まっていなかった。戦争責任に関する戦後の議論については「不十分だった」との回答が75%に上り、「十分だった」の14%を大きく上回った。
>◇「やむを得ない戦争だった」29%
>「間違った戦争」との回答は男性44%、女性43%でほぼ差がなかった。年代別では、20代と70代以上が3割台で、ほかの年代に比べてやや低い傾向がみられた。
>これに対し、「やむを得ない戦争」という回答は男性36%、女性24%と男女差が見られた。戦争を体験した70代以上では、「やむを得ない」(45%)が「間違った戦争」(37%)を上回り、60代でも「やむを得ない」が36%と全世代平均に比べて高かった。20〜30代では「分からない」との回答が3分の1を占めた。
>支持政党別では、自民党支持層で「やむを得ない」(44%)が「間違った戦争」(31%)より多かった。しかし、自民党支持層以外では「間違った戦争」との認識が、民主51%、公明69%、共産79%、社民81%といずれも高率だった。
>戦争責任に関する議論が十分だったかどうかでは、男女とも「不十分」との回答が7割を超えたが、年代別では20代と70代以上で6割台だった。自民党支持層でも「不十分」は68%を占めた。「十分」と答えた人の49%は「やむを得ない戦争だった」と答えた。
>また、近い将来に日本が外国と戦争する可能性があると思うかとの設問では、「ないと思う」が73%と高率だったものの、「あると思う」も22%あった。特に20代では「あると思う」が34%を占め、年代別で唯一3割を超えた。戦後日本の出発点が戦争との決別だったにもかかわらず、2割以上が戦争の可能性を認識していることは、60年間の変化であるようだ。

・・・あのう、アフガン・イラク戦争という侵略戦争に、すでに日本は参加・協力してるんですけど・・・しかもまだ、その協力が続いてるんですけど・・・。みなさん、もうちょっと戦時下の国民としての自覚をもってほしいと思います。
・・・そういえば「アルカイダが8・15靖国テロ」とかいうトンデモ情報、あれからどうなったのかな。「まさかね」と思いつつ、九段あたりから足が遠のくのがチョイト哀しいね?(@∀@)侵略国民として。

つづき。

▼戦争調査:世代間の差、浮き彫りに 戦争の風化が進む
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050815k0000m010084000c.html
>戦争に関する日本人の意識を探るために実施した毎日新聞の全国世論調査では、世代間の差が浮き彫りになった。戦争の評価で30〜60代は「間違った戦争だった」との回答が40%を越え、「やむを得ない戦争だった」より多かったのに対し、70代以上では逆に「やむを得ない戦争」との認識が45%で多数派だった。戦争をどの程度知っているかの設問では、20〜30代で「あまり知らない」との回答が30%以上を占めるなど、戦後60年を経て戦争の風化が着実に進んでいることを裏付けた。
>日本が米国や中国などと戦った戦争についてどの程度知っているかという設問で「十分に知っている」は16%、「ある程度知っている」は61%と両方で約8割を占めた。「あまり知らない」は21%、「まったく知らない」も1%あった。
>これを年代別に見ると「十分」という回答は20代で6%、30代で7%に過ぎず、60代では23%、70代以上では55%と大きな違いが出た。「あまり知らない」は20代で31%、30代で30%に達した。
>戦争体験の設問では、「身近な人から聞いた」が68%と最も多く、「自分が体験した」は11%、「どちらもない」という回答も19%に上った。年代別に見ると、70代以上の80%が「自分が体験した」と答えたのに対し、20代の30%、30代の29%は「どちらもない」と回答。20〜30代にとっては、両親や祖父母から戦争体験を聞く機会も乏しくなっているようだ。
戦争への評価を年代別で見ると、20代では「間違った戦争」が各世代を通じて最も少ない36%にとどまった。「やむを得ない戦争」は29%、「わからない」も34%いて、20代では認識が割れた。逆に「間違った戦争」と答えた人の比率は40代が最も高かった。
>戦争責任に関する戦後の議論については、「不十分」という回答が20代で66%、70代以上で63%と、他の世代に比べて低かった。逆に20代では「十分」という回答が23%と30代などと比べても目立って多かった。
>近い将来に日本が外国と戦争する可能性については、「あると思う」と答えた人が20代は34%と、突出して高く、特に20代男性では37%に上った。


>◇ショック受けた
>▽ 昭和史に詳しい評論家、保坂正康氏の話 
調査結果に正直、ショックを受けた。「やむを得ない戦争」は自衛戦争、「間違った戦争」は侵略性のある戦争を指す。60〜70代では「間違った戦争」と答える人が60%ぐらいと思っていたが、自衛戦争の比率が高い。しかも70代では逆転している。戦後民主主義がなし崩し的に風化しているのではないかと感じた。
20代には70代との共通項がいくつかある。20代男性で「やむを得ない戦争」と答えた人は31%もいた。20代は社会の雰囲気をストレートに反映する。60〜70代も地肌で社会の空気を感じるところがある。日本社会が右傾化する素地が20代や60〜70代に見られる。戦後民主主義歴史観を、「自虐史観」と批判する勢力が入り込む余地が出てきている。私自身は歴史を考える時は「自省史観」が大事と思っている。

・・・20代と70代の大きな違いは何か。それは戦争を実際に体験しているかどうかだ。小林よしのりで戦争を知った(気になった)ような世代の認識と、教育勅語皇国史観で生まれたときから洗脳されて戦争にコミットさせられた老人たちの認識とは、似ているようでだいぶ違う。だから単純に「似ている」というのもどうかと思われる。
・・・できれば10代にも聞いてほしかったところだ。質問項目も、「間違っていた」「やむをえなかった」「正しかった」にすればいいのにね。(@∀@)
・・・しかし日中戦争・対米戦争が「やむをえない」ですむのなら、たいていの戦争は「やむをえない」んじゃないのう?(@∀@)
ちょっとその辺の、「やめとくこともできたのにやっちまった」事情を、みなさん見ないようにしてませんか?
それは結局、今後も「やめとくこともできたのにやっちまった」戦争を繰り返す発想だと思うんだけど。イラク戦争のようにネ(@∀@)


このアンケートに関しては、もっとシニカルなことも考えたりしたけれど、それはまた別のときに。


・・・愛国ネチズンの人々が知らない(知りたがらない)、ドイツの歴史。

紙屋研究所
近藤孝弘『国際歴史教科書対話』書評
http://www1.odn.ne.jp/kamiya-ta/kokusai-rekisikyoukasyo.html

>本書は、ドイツと他国の歴史認識共有が決して平坦な道ではなかったことを教え、昨今日本で跋扈する「つくる会」教科書への批判の批判の批判(!)の視角を提供してくれる。ま、筆者はそんなふうに言われるのは少し迷惑なのだろうが。あまり有名でないのが不思議な本である。
>本書の全5章のうち、1〜3章まではドイツとフランス、ドイツとポーランドの間でおこなわれた歴史教科書をめぐる国際的な対話の経験が書かれている。
>すでに歴史教科書を自国一国の狭い枠組みから解放し相互理解の契機にしようという運動や声は19世紀から存在していたと近藤はのべる。二度の大戦がその動きを押しつぶしてしまうなか、このとりくみが本格的に実を結ぶのは二次大戦後のドイツであるという。


>ドイツとフランスとの対話
>西ドイツ最初の首相・アデナウアーは、反共主義者であった。しかしそれゆえに、西側の結束を重視し、フランスとの和解に力をそそいだ。「単なるナショナリストではなかった」(p.33)。
・・・・
>興味深いのは2、3章で、これはポーランドとの間の教科書対話である。
>すでにソ連型社会として東側に組み込まれていたポーランドとの対話は、遅れに遅れた。西ドイツで社民党政権(ブラント政権)ができた70年代にようやく出発点につくのである。
>よく教科書をめぐる国際的対話についてドイツの例をひくと「あちらは文化が同じだから」と判で押したような、しかも無意味と思えるような「反論」に出会うことがあるが、そもそも独ポ間は民族が違う上に、複雑きわまる政治・歴史問題がからんだところから出発していたという事実を直視しなければならない。
・・・
>「彼によれば、共同教科書委員会による勧告は、ポーランド共産主義的・民族主義的観点を強調するあまり歴史の真実を軽んじており、歴史学的観点からはもちろん政治的にも完全に誤っているというものだった。とりわけオーダー・ナイセ国境を承認する姿勢はドイツの憲法に明確に違反し、国際法の観点からも許容しがたいと彼は主張した。フブカを支持する人々からは、『そもそも共産主義者の歴史家とのあいだで、党や国家の利益に拘束されない自由で学問的な議論ができるのか?』という問いが投げかけられた」(p.109〜110)
見てわかるとおり、ここには、現在日中韓の間で、日本の右派(またはそれに同調しているネットのぷちナショのみなさん)が浴びせている非難の言葉の多くが、顔を出している。
>このような泥沼の地点から問題は出発しており、それがどのように克服されていったかを本書を読んで味わってほしい。


・・・なぜ監視カメラに包囲されたロンドンでテロが発生しえたのか、についてのひとつの答え。

▼ミヤダイ・ドットコム
http://www.miyadai.com/index.php?itemid=281
>二五〇万台の監視カメラが設置されているロンドンでの、二度の同時爆破テロも、事前に予測されていながら、防げませんでした。なぜなのでしょう。

>【監視社会化=データベース管理社会化の、実効性】
>■「監視社会化」といっても事後に犯人を機動的に追尾できるだけ。捕まるのを恐がる社会成員への犯罪抑止効果はあっても、逮捕を恐れぬ確信犯に効果がないからです。でも社会の流動性が高まるほど、不安と不信が上昇し、監視カメラを要求する世論が高まります。
>■ここには重大な逆説があります。一方で、社会が流動的になるほど、不安と不信から監視化が要求されるのですが、他方で、社会が流動的になるほど、社会にコミットにしたがる意欲を持つ者が減って、「捕まろうが死のうが知ることか!」というふうになるのです。
>■最近の日本では、性犯罪にせよ、拉致監禁にせよ、「おいおい、それじゃすぐ捕まるぜ」という類の杜撰な犯罪ばかりが目立ちます。この杜撰さは、犯罪者の頭の悪さというよりも、捕まって社会的制裁を受けることを恐れる気持ちが希薄化していることの、表れです。

・・・ちなみに、この文章の続きにあるミヤダイ先生の結論については、私は同意しない。
・・・「監視カメラ化社会」に対してのアンチテーゼとして、マンガ『警察署長』→現在の連載名『警視正椎名啓介』(やぶうち ゆうき・講談社) を参考までに。ドラマ「こちら本池上署」の原作である。
なお『警視正椎名啓介』には、番外編で朝鮮総督府時代の朝鮮半島情勢を描いたシリーズがある。こちらも一読の価値あり。

「憲法9条で、アタマ悪い『対テロ戦争』をかしこくサボろう
「愛国心とか夢見てんじゃねーよw
 国家は国民を守らない。君の生活とか老後は特に。」
「日の丸・君が代とか強制してると国が滅びますよ!(@∀@) (例)大日本帝国」