▼不条理日記
扶桑社「新しい歴史教科書」の問題点
http://himadesu.seesaa.net/article/4411112.html(P-168)日露戦争と独立への目ざめ(下段欄外)
「日本がロシアに勝った結果、アジア民族が独立に対する大いなる希望をいだくにいたったのです」(中国革命の父・孫文)
「もし日本が、もっとも強大なヨーロッパの一国に対してよく勝利を博したとするならば、どうしてそれをインドがなしえないといえるだろう?」(インドの独立運動家でのちの首相・ネルー)>という発言を紹介しておりますが、ついでに以下の使い古されたコピペも紹介して欲しいものです(笑)
ジャワハルラル・ネルー(独立インド初代首相)
「日本のロシアにたいする勝利がどれほどアジアの諸国民をよろこばせ、こおどりさせたかということをわれわれは見た。ところが、その直後の成果は、少数の侵略的帝国主義グループに、もう一国をつけ加えたというにすぎなかった。そのにがい結果をまずさいしょになめたのは朝鮮であった。・・・日本はその帝国政策を遂行するにあたって、まったく恥を知らなかった、日本はヴェールでいつわる用意もせずに、大っぴらで漁りまわった。・・・日本人による朝鮮人の抑圧は、歴史の中でもまことにいたましい、暗黒な一章だ。・・・」 (出典・ジャワハルラル・ネルー『父が子に語る世界歴史・』(みすず書房 1959))・・・4年ほど前に2chに書き込んだことですが、姜尚中氏が「朝まで生テレビ」で扶桑社教科書について「この教科書は受験には使えない」と述べておりましたが全く同感です。この「教科書」で授業を受けた生徒には思わぬ悲喜劇が待ち受けているかもしれません。いや、人生を左右しかねないことですので笑い事では済みません。
しかし受験以前の問題として、「大東亜戦争」という、アメリカがイラク戦争を“Operation Iraqi Freedom”と称すが如き、侵略戦争を正当化・美化するための字句を恥ずかしげも無く用いている限り、義務教育の場での教材として扱われるべきではないでしょう。