・・・九郎政宗からのお勧めはこちらデす。
▼小池善之『南京大虐殺と軍事郵便』
http://www1.vecceed.ne.jp/~swtamura/asaba.htm
※静岡県磐田郡浅羽町に残されていた軍事郵便。第三師団第二陸上輸卒隊に所属していた人が残した手紙。
1937(昭和12年)、天津にて。>[今いるところは天津であるが、毎日天津より南西の二十里位の所の列車警備に行くのですが、実弾がビューと音立てて走って来るのですこぶる気持ちが悪いよ。(中略)天津でも毎日毎日便衣隊が我々の手に捕われるのですが、道路上で皆銃殺してしまいます。幾日も幾日も置いて紫色にくさった様を見て、初めは食事もとれませんでした。しかし今は何とも思いません。故郷の方でも相当騒いだことでしょう。天津の戦いは、大きな建物は我が空軍の為に全部破壊されまして見るも哀れな姿です。今いるところは金坊という会社である。此の会社でもやられて非常なる損害を受けたそうです。]・
>[このころは毎日、保定永定河近くに自動車にて残兵狩に出ています。今いる自分等のところから近いので、自分等の夜も安心するように毎日出ていくのです。毎日五人や十人くらい殺して帰ります。中には良人も殺しますが、何分気が立っているので、いる者は皆殺しす。哀れな者さ、支那人なんて全く虫だね。]同年、第十軍(柳川兵団)に転属し、天津から中支へ。杭州湾から上陸し南京に向かう。
>[自分等のいるところは此の城外である。城外でも揚子江の沿岸で中国銀行。家は五階であるが、三階までは焼けている。自分等のいる隊は乙兵站部で、隊長は青木少佐であって良い人です。兵站部は食糧等の分配をして各部隊にやるところである。揚子江を船で来る全全部の荷物が自分等の所に来るのです。沢山な荷物を五十人足で歩哨に立つのでなかなか苦労は多いよ。去年の三十一日まで支那兵の捕まえたのを、毎日揚子江で二百人ずつ殺したよ。川に、手を縛って落としておいて、上から銃で撃ったり刀で首を切ったりして殺すが、亡国の民は実に哀れだね。まるで鶏でも殺すような気がするよ。十二月二十七日の夜は、兵站部に食糧を盗みにきたので七人捕まえて銃剣で突き殺したが面白いものだったよ。全く内地にては見られない惨状だよ。](1938年1月の年賀状)
(九郎政宗註:太字で示した殺害方法は、祖父に聞いた話と酷似している。私の祖父の場合、「捕虜」を数珠つながりに縛って川に放り込んだという。彼らは放置しておいても溺死するのだが、死に切れない者には銃弾が打ち込まれ、浮かんできた者には刀で斬りつけた。また、暴れださないように手足を針金で縛ったこともあったという。上記の手紙の事例といい、こういう方法が当時は一般的だったということなのか。)
・・・ついで、日本軍占領後の南京の状況。>[平和になった南京市には南京市民が続々と帰ってくるよ。来てもだね、夜が来ても寝るところも無し。此の寒さにふるえて死んでいく者も一日に何百人ですよ。哀れな支那人ですね。]・
>[俺達の居る南京地方は、此の頃は暖かになりました。一週間前は雪が降っていたが、此の頃は毎日春だよ。襦袢一枚で毎日暮らしているよ。もう支那兵の死人が暖かになって腐るので、悪臭が鼻を切るように匂ってくるよ。全く戦地だね。揚子江の隅には死人の山で□の如くだよ。一寸内地の人が見たら驚くね。腐ってどろどろになって居るよ。]・※詳細については、「南京事件を追う」(『静岡県近代史研究』第24号、1998年)、あるいは『浅羽町史』通史編(2000年3月刊行予定)。
※以上のコンテンツは『田村貞雄のページ』http://www1.vecceed.ne.jp/~swtamura/index.htmより。
ニュースもおさえときマしょー。
・・・ユニセフが米軍のサマラ市民殺害に抗議を行っていマす。
▼米軍とイラク治安部隊 サマラで大規模掃討 武装勢力109人を殺害 - 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041002-00000010-san-int
>一方、サマラの病院の医師は、戦闘で女性や子供を含む民間人少なくとも四十七人が死亡したとしている。
▼子供や女性ら3人死亡か 米軍、ファルージャ空爆 - 共同通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041002-00000038-kyodo-int
・・・軍による虐殺は何によって起きるのでしょウか。
おそらくは「死の恐怖」と「焼けつくような焦燥」によって、です。
もちろん、第一の原因は、「派遣するには適当でない場所に軍を派遣した、政府指導者の政策ミス」でス。
第二の原因は、「現実を無視した、軍の指導者のおおざっぱな命令」デしょう。
すると、現場に派遣される兵士には何が起こルか。
歓迎されていないことが明らかな「敵地」で、迫り来る死を感じ取りながら、さりとて命令に反して逃げることもできナい。
恐るべきストレスが発生するでシょう。
あまりにも大きなストレスの存在は、生命の存続をおびやかしマす。
ストレスから逃れるべく、恐怖と焦燥を目に浮かべながら、兵士は虐殺を開始する。
笑っているように見えるとしても、それは笑いではないように思わレます。
▼<米テレビ討論>イラク市民の間でも高い関心 - 毎日新聞 - 海外
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041001-00000154-mai-int
>古本市場に来ていた歯科医のナイム・ダラジさん(46)は「ニュースを見たが、2人はイラクを利用して自分の勝利を狙っているだけだと思った。イラクでは連日、子どもが死んでいるのに2人がその責任を感じているとは思えなかった」と憤慨していた。
>また、大学院で歴史を学ぶアブドラフマン・カザスさんは「ブッシュ(米大統領)の発言はうそばかりだった。これだけ、イラクがめちゃくちゃになっているのに、まだ、自分のやったことを正当化しようとしていた。私はブッシュに謝罪を求めたい」と述べた。
>古書店主のアブドルハッサン・アハマドさん(58)も「イラクでは市民が連日、死んでいく。それにどう対応するのかの答えが聞けなかった」と残念そうに語った。
>アラビア語衛星放送「アルアラビーヤ」のコメンテーターを務めるサアド・ハッサニ氏は「イラクが主題にはなっているが、米国人のためにイラク問題をどう扱うかということであり、イラク人のために何をするかという視点ではない。だから、一般のイラク人は冷めた見方をしているのではないか」と分析した。
・・・イラク市民とブッシュ大統領がテレビ討論したほうが面白そうデす。
▼自衛隊派遣で影響懸念 防衛庁、英国対応を注視 - 共同通信 - 政治
>政府は1日、ブレア英首相の与党・労働党がイラク戦争をめぐり国連安保理決議の有効期限が切れる2005年12月以降の撤退の可能性に含みを残す声明を採択したことについて、自衛隊派遣への影響が出ることに懸念を強めている。
・・・はっきり言えばいいノに。
「イギリス軍がいなくなって、米軍に守られることになるのは怖くてイヤだガクガクブルブル」と。
▼ザワヒリ副官とほぼ断定 「日本攻撃」声明でCIA(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041002-00000013-kyodo-int
>米中央情報局(CIA)当局者は1日、国際テロ組織アルカイダが「日本攻撃」などを呼び掛けた録音テープを分析した結果、声明を読む人物はアルカイダのナンバー2、ザワヒリ副官本人である可能性が「極めて高い」ことを明らかにした。
>中東の衛星テレビ、アルジャジーラを通じて同日放送されたテープは、世界各地で日本や米英両国などの関連施設を攻撃するよう、イスラム教徒の若者に呼び掛ける内容。「アフガニスタンやイラク、(ロシアの)チェチェン共和国で占領軍に参加している」ことを攻撃理由に挙げた。
・・・事実とすればヤな感じですが、CIAの声明が真実である(あるいは、真実でない)可能性は、誰がチェックすればいいのでしょウか?
「テロに負けない国より、テロに遭わない国を」(江川達也)
それではまタね。'ila-l-liqaa'!