(▼コメント欄が見やすい「携帯版ページ」は→こちら。
・・・忙しい毎日の片手間に、ちょっと戦争に反対してみる。
最短30秒からの反戦と平和のアクション。萌える反戦運動!
だいたい1日に10分くらいで、鼻歌まじりに更新していきます。
▼ホームページ ▼旧HP跡地 ▼サイトマップ ▼CL.A.W.ギャラリー ▼アンテナ ▼ブックマーク
▼管理人:九郎政宗 (ID:claw) clawsince2003「@」yahoo.co.jp ←スパムよけに@を「@」にしています。送信時は元にもどしてください。▼プロフィール

▼従軍慰安婦  ▼嫌韓下流
【リンク→】 ▼Yahoo!News「イラク」 ▼Yahoo!News「パレスチナ」 ▼日本史▼『国が燃える』弾圧事件 ▼南京大虐殺&百人斬りFAQ ▼『イヌxワンGP』 ▼BBC ▼阿修羅 ▼2ちゃんねるイラク板 ▼「荒らし」最終解決 ▼2ちゃんねる検索


『華氏911』  それは、アメリカ。(ネタバレ) 

・・・マイケル・ムーア監督『華氏911』を映画館で見てきた。
完全予約制の映画館で、予約した時には「残席2」だった。
郊外のシネコンでこれだから、都市部ではどうなってることか・・・。
このページで少しづつ、ゆっくり感想を書いていこう。(場合によっては何日かかかるかもしれない。)
著しいネタバレがあります。


※まずはアウトラインのみ書き出してみる。

▼『華氏911』に関するメモ (by九郎政宗



【『華氏911』は「ブッシュが悪役の勧善懲悪映画」といったものではなかった。】
http://d.hatena.ne.jp/claw/20040822#p1


【『華氏911』は、アメリカに関する映画だった。】
より厳密には、「アメリカの貧困」に関する映画。
世界最大の富と権力を特権階級にもたらすために、アメリカのそこかしこで生み出され、再生産される貧困。
同じプロセスを世界中に拡大するために行われるアフガン戦争、そしてイラク戦争
ささやかな生活だけではなく、命までも奪われる人々。
貧困は物質的な意味だけでなく、精神的な意味での貧困も含む。
思い起こされるのは永山則夫の『無知の涙』という言葉だ。


アメリカの田舎町は、昭和初期の日本だ】
田舎のショッピングモールでキャッチセールスさながらに若者をリクルート(文字通り!)する海兵隊の新兵募集係。
働き口がないから「軍隊に行くしかない」という、まさに作られた構図。
まるで昭和初期の日本のようだ。学校の教師が教え子に「軍隊に行きなさい」と薦めていた。それも貧乏人のせがれを最優先で。
いやいや、今の自衛隊も似たようなものか。北海道などでは「親を楽させたいから」という動機で自衛隊に行った人も少なくない。
http://d.hatena.ne.jp/johanne/20040115#p1
・・・
「ALBEIT MACHT FREI(働けば自由になる)」(アウシュビッツの門に掲げられた標語)
「軍隊に入ろう。そして世界中を見てまわろう。興味深い人々に出会い、彼らを殺そう」(作者不詳)


【『華氏911』は、ブッシュ政権がもたらした「喪失」を描く。誰の目にもわかるように、明白に。】
911直後、壁をうめつくす「たずね人」の貼り紙。
夫を失い、「生きていく意味が見えない」と涙をこぼす女性。
五体を引き裂かれたイラク爆撃の死者。カメラに向かって泣きわめく初老の婦人。
「神様、どこにいるの!降りてきて!復讐を!」
ベトナム以来最悪のアメリカ兵の死者。泣きながらよろめき歩く死んだ兵士の母。
「知らなかった・・・人がこんなに無知だったなんて・・・私も・・・」
生きて戻ってきた「傷病兵」もまた、手や足や神経を失い、人生を失っている。
映画の中でムーアと街を歩く海兵隊員は「誇り」を失った。彼はもうアメリカのためにイラクで戦えない。
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2004/08/usa.html
イラクに派遣された兵士が言う。「心の中の何かを失わないと、人は殺せない」。


【『華氏911』は、『新世紀エヴァンゲリオン劇場版・death編』だ】
要約不能なものごとを、たとえば90分や120分につめこもうとすれば、それはもう一種の幻視体験のようなものになる。
不可能に近い困難への挑戦。それを「失敗」と呼ぶことはたやすいが、つまらん


【今回、ムーアは言葉を選びながら慎重に話をしている。】
保守派の人間にも耳を傾けてもらわなければならない。
だからムーアは、いわばこんなふうに問うことになる。
「あなたが『保守』したいと願っているものが、ブッシュ政権によって裏切られ、壊されようとしている。本当にそれでいいんですか?」
アメリカの自由、アメリカの誇り、アメリカの安全、アメリカの地域経済がブッシュ政権によって破壊されている。これがあなたの望みですか?」
「政府はテロ警報のラッパを吹きまくるが、実はテロ対策も911の捜査もロクにやっちゃいない。これでテロを防げると思いますか?」
そんなわけで今回のムーアはいつもより「保守的」に見えるかもしれない。


【なぜ字幕で"DO SOMETHING”を訳さないのか】
エンドクレジットに登場する、あの一言を日本語で訳さないのはなぜなのか。だいなしだ!


【『華氏911』は、日本人にとって他人事じゃない!】
http://d.hatena.ne.jp/claw/20040822#p2



【(おまけ)村崎百郎唐沢俊一の両氏は「鬼畜」を引退すべきだ】
http://www.shakaihakun.com/data/extra.html
http://www.shakaihakun.com/data/vol031/main04.html
を参照。
職業鬼畜として「偽善を斬る」つもりなら、2ちゃんねらレベルの鬼畜であってもらっては困る。
ていうか、あんたら、ヌルすぎ。俺が本当の鬼畜のありようを教えてやる。
小林よしのり『本日の雑談(2)』(飛鳥新社)で読んだ、「高遠さん」に関するちょっとイイ話も紹介。



※以下、アウトラインに沿って、思うところを書いていきます。

「憲法9条で、アタマ悪い『対テロ戦争』をかしこくサボろう
「愛国心とか夢見てんじゃねーよw
 国家は国民を守らない。君の生活とか老後は特に。」
「日の丸・君が代とか強制してると国が滅びますよ!(@∀@) (例)大日本帝国」