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『国が燃える』弾圧事件の関連報道 「読者の皆様へ」をめぐって。

▼Publisher to censor comic book pages on Nanjing Massacre @Kyodo
http://asia.news.yahoo.com/041111/kyodo/d869fqno0.html

Publisher Shueisha Inc. said Thursday it will delete or modify parts of a comic depicting the Nanjing Massacre which were carried by its weekly manga comic book, when it is published in book form.
"The lack of prudence in selecting and verifying the materials for the comic has caused misunderstanding among readers," the publisher and the comic's author, Hiroshi Motomiya, said in a statement printed in the latest edition of Weekly Young Jump.

The 21 pages that include "inappropriate scenes" will be deleted or modified, they said.

Their decision came after a group of 37 local assembly members complained that passages from "Kuni ga Moeru" (The Country is Burning) printed in the magazine's Sept. 16 and 22 editions "distorted history" in describing Japanese soldiers massacring civilians in the Nanjing Massacre of 1937.

"Kuni ga Moeru," a serial cartoon story carried in the weekly magazine since November 2002, is a fictional tale about the life of a bureaucrat in the turbulent times in the early part of the 1926-1989 Showa era.

Shueisha, which has suspended the comic on the magazine since October, said no date has been fixed for its resumption.

The Nanjing Massacre refers to atrocities committed by the Japanese Imperial Army against civilians in the Chinese city and its vicinity in December 1937 and January 1938.

The Tokyo War Crimes Tribunal concluded that more than 140,000 people were killed. Some Chinese historians put the death toll at 300,000 in Nanjing alone. Japanese accounts vary from several thousand to 200,000, and some deny there was any massacre in Nanjing.


▼Comic bows to Japan's nationalists 
By Colin Joyce in Tokyo (Filed: 12/11/2004)
@Telegraph
http://news.telegraph.co.uk/news/main.jhtml?xml=/news/2004/11/12/wcomic12.xml

A popular Japanese comic announced yesterday that it would censor one of its own stories after nationalist anger about its portrayal of Japanese brutality during the Rape of Nanking.

Young Jump, which sells two million copies a week, halted publication of its long-running story, The Country Burns, in September after being inundated by phone calls and e-mails objecting to the latest episode.


Japanese soldiers bayonet Chinese prisoners in Nanking
The magazine ran an apology yesterday for illustrations showing Japanese soldiers bayoneting helpless captives, assaulting women and beheading civilians during the assault on the Chinese city in the 1930s.

The publisher also said it would delete 10 pages and amend another 11 when the story is released in book form. There is no precedent for such self-censorship in Japanese comics, which often have graphic war scenes.

The Country Burns relates the travails of a civil servant during the turbulent 1930s. It is written by the manga artist Hiroshi Motomiya, whose work contains serious social commentary.

Japanese apologists claim that the Rape of Nanking is a fabrication or that the number killed was small and not unusual for wartime.

In October, the Right-wing Sankei newspaper denounced Mr Motomiya's account of "the fictional, so-called Nanking Massacre".

In fact, women, children and civilians were killed in a rampage that lasted for months. Most historians believe between 100,000 and 300,000 were killed.

Mr Motomiya studied contemporary pictures and accounts of the massacre. However, nationalists questioned the veracity of one particular picture he echoed in an attempt to cast doubt on the evidence and imply the massacre never happened.

Similar tactics were used against Iris Chang's 1997 bestseller, The Rape Of Nanking. A Japanese edition was cancelled after threats to the publisher.

Ms Chang was yesterday reported to have committed suicide in California after battling with depression.



▼'Manga' account of Nanjing Massacre axed amid protests
@The Japan Times: Nov. 12, 2004
http://www.japantimes.co.jp/cgi-bin/getarticle.pl5?nn20041112a7.htm

Publisher Shueisha Inc. said Thursday it will delete or modify parts of a comic depicting the Nanjing Massacre that were carried by its weekly "manga" edition, when it is published in book form, after assembly members complained that the slaughter never happened.
"The lack of prudence in selecting and verifying the materials for the comic has caused misunderstanding among readers," the publisher and the comic's author, Hiroshi Motomiya, said in a statement printed in the latest edition of Weekly Young Jump.

The 21 pages featuring "inappropriate scenes" will be deleted or modified.

This decision comes after a group of 37 local assembly members complained that passages from "Kuni ga Moeru" ("The Country is Burning") printed in the magazine's Sept. 16 and 22 editions "distorted history" by describing Japanese soldiers massacring civilians in the Nanjing Massacre of 1937.

The politicians claim no such massacre took place.

"Kuni ga Moeru," a cartoon serial carried in the weekly magazine since November 2002, is a fictional account of the life of a bureaucrat in the turbulent early part of the Showa Era (1926-1989).

Shueisha, which has suspended "Kuni ga Moeru" since October, said no date has been fixed for its resumption.

The Tokyo War Crimes Tribunal concluded more than 140,000 people were killed in the massacre. Chinese historians put the death toll at 300,000 in Nanjing alone. Japanese accounts vary from several thousand to 200,000.


▼連載漫画「国が燃える」21頁を削除・修正…集英社(@読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20041111ic03.htm

集英社は11日、同社発行の週刊ヤングジャンプ誌上に連載されていた漫画「国が燃える」(本宮ひろ志さん作)の南京事件を巡る表現に適切ではない部分があったとして、この作品を単行本にする際、計21ページにわたって削除したり修正したりすることを同誌上で明らかにした。
 「国が燃える」は、昭和初期を舞台に若い官僚などの生き様を描いた作品で、2002年11月から今年10月にかけて掲載され、現在休載中。
 同社広報室によると、問題になったのは、今年9月16、22日発売号の作品。南京で旧日本軍が民間人の格好をした中国兵を切る場面などが描かれたことに、「歴史をわい曲、ねつ造している」などの批判が多数寄せられたという。
 11日に発売された同誌では、「読者の皆様へ」と題して2ページにわたって経緯を説明。真偽が明確でない写真資料を基に描いた部分などを削除・修正すると説明している。


▼「国が燃える」計21ページを削除・修正へ 休載問題(@朝日新聞)
http://www.asahi.com/national/update/1111/008.html

 集英社週刊ヤングジャンプ連載中の漫画「国が燃える」が、中国での南京虐殺の描写をめぐり、「真偽がはっきりしない写真を参考資料として用いた」などと読者らから抗議を受け、一時休載した問題で、同誌は11日発売号で釈明記事を掲載した。この中で集英社と作者の本宮ひろ志氏は「資料の選択、検証に慎重さを欠いた」として、単行本化の際には、指摘されたうち計10ページを削除し、計11ページを修正することを明らかにした。漫画の戦争表現に絡んで外部からの抗議で内容を削除するのは異例だ。
 「国が燃える」は昭和初期の若い官僚の半生を描いている。問題となったのは9月16日と22日の発売号。南京で旧日本軍の少尉2人が、民間人に紛れ込んだ中国兵を並ばせ、次々と切る場面などが描かれている。後ろ手に縛った捕虜に銃剣を突きつけたり、女性の下半身をむきだしにしたりする場面もある。
 11日号の「読者の皆様へ」とした説明では、「南京事件については死者の数をめぐり議論が分かれている。描かれているシーンが過剰な虐殺のイメージを想起させる」「真偽について明確な結論が出ている写真資料とはいえない」などと削除や修正の理由を述べた。南京虐殺に絡んだ計27ページのうち、削除と修正は計21ページにわたっている。

▼「南京大虐殺」描写で釈明記事=集英社ヤングジャンプ」の人気漫画 (@時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041111-00000754-jij-soci

集英社の「週刊ヤングジャンプ」に連載されていた人気漫画「国が燃える」(本宮ひろ志作)に描かれた南京大虐殺の描写をめぐり、地方議員グループなどから抗議されていた問題で、同社は11日発売の同誌に、指摘された部分のうち計21ページについて削除や修正を行うことを説明する記事を掲載した。 

南京大虐殺巡り削除へ 本宮ひろ志さんの漫画で (@共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041111-00000073-kyodo-ent

 「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中の漫画「国が燃える」(本宮ひろ志さん作)に登場する南京大虐殺の描写について、地方議員グループらから抗議を受けていた問題で、同誌は11日発売号で釈明記事を掲載。単行本化の際には「作品の描写として適切でないと思われるシーン」を含む計21ページ分について削除・修正することを明らかした。
 「国が燃える」は昭和初期の若手官僚の半生を描いたフィクションで、2002年11月から連載。問題となったのは今年9月16日発売号と22日発売号で、旧日本軍が南京で市民らを殺害する様子が描かれている。
 掲載された同誌編集部と本宮さん連名の「読者の皆様へ」とした説明では「参考資料の選択、検証に慎重さを欠いたことにより、読者の皆様に大きな誤解を生じさせてしまった」などとしている。

▼<週刊ヤングジャンプ>「国が燃える」釈明記事(@毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041111-00000053-mai-soci

集英社の「週刊ヤングジャンプ」に連載中の漫画「国が燃える」が南京大虐殺の描写をめぐり「真偽の定まらない写真を資料に使用している」などと抗議を受けて休載した問題で、同社は11日発売号に、2ページにわたる釈明記事を掲載した。「参考資料の選択、検証に慎重さを欠いた」として、計21ページを削除、修正する。

▼<メディア>ページ削除乏しい論争
出典: 朝日新聞 2004/11/12 [37面]第3社会 13版
http://d.hatena.ne.jp/dempax/20041114#p1

日中戦争での南京虐殺を描いた集英社週刊ヤングジャンプの漫画「国が燃える」に対し,「虐殺を事実として描いている」などと抗議が相次ぎ,休載した問題で,同誌は11日発売号で釈明記事を掲載し,計21ページにわたって削除・修正することを表明した. この結果,単行本として発行される時には南京虐殺の場面はほとんど消えることになる.



南京虐殺巡り休載の漫画

昭和初期を舞台にした「国が燃える」は本宮ひろ志氏(57)の作. 02年から連載が始まり,今年9月16日と22日の発売号で計27ページにわたり,南京虐殺を描いた.

削除されることになったのは計10ページ

(1) 日本兵が中国兵を並ばせ,2人の少尉が刀で切る

(2) 中国兵や民間人に向かい,日本兵が一斉に銃撃を浴びせる

(3) 後ろ手に縛った捕虜の頭を日本兵が押さえて銃剣を突きつける

などの場面だ. 修正されることになった計11ページは

「南京では,人類が絶対に忘れてはならない日本軍による愚行があった. いわゆる"南京虐殺事件"である」の説明文が書かれたぺーじなどだ.

削除・修正の理由について集英社は釈明記事で

過剰な虐殺のイメージを想起させる

(使用した写真資料が)真偽について明確な結論が出たものとはいえない

などと説明した.



抗議370件,議員の来訪も, 集英社「過剰な虐殺想起」

同社広報室は,作者の本宮氏との共同見解として,

本社は南京虐殺を歴史的事実と考えており,削除・修正後もストーリーからなくすわけではない. 残虐さを強調する場面はなくすが,登場人物のせりふなどで補う

と話している.

集英社によると,発売後,電話やファクス,電子メールで抗議が相次ぎ,10月1日までに計370件にのぼった. インターネットにも批判が書き込まれた.

東京都大田区議の犬伏秀一氏(47)ら地方議員のグループは10月5日,集英社を訪れ,

南京虐殺』はないという強力な証拠があるのに,真実として漫画化している

将兵,遺族や日本国,国民の誇りを傷つけた行為は漫画でも許されない

などと抗議した.

同行した「誇りある日本をつくる会」の田形竹尾会長(88)は南京陥落当時,戦闘機のパイロットだった. 陥落3週間後,南京に入ったという.

死体は一体もなかった. 中国人も私たちを見て, 逃げ出すどころか花見に誘ってくれた. 虐殺はなかったと言い切れる

外務省中国課は,南京虐殺について,

非戦闘員の殺害・略奪行為などがあったことは否定できないというのが日本政府の見解

としている.

被害者や遺族が日本政府に損害賠償を求めた訴訟でも,東京地裁は'99年の判決で

規模などは確定できないが南京虐殺がなかったこのように言うのは正当でない

とした.

歴史の教科書にも「南京事件」などとして取り上げられている.



「過剰反応だ」「表現狭める」

集英社の対応について,一橋大学大学院の吉田裕教授(日本近現代史)は

過剰反応だ. 陥落後に捕虜や中国兵とみなした人々を集団処刑したのは事実. 『過剰な虐殺のイメージを想起させる』とは思えない

表現の自由」の問題に詳しい飯田正剛弁護士は語る.

漫画という表現手段で戦争をどこまで描けるのか,出版社と作者には出版文化の担い手として論争してほしかった. 南京虐殺という歴史的事実に関して,どこまでが事実でどこからがはっきりしないのかを明確に示すべきだ. 一般的に『抗議されたら削除すればいい』という安易な流れができると,表現の幅を狭めることになりかねない


▼<取材日記>日本、南京虐殺も歪曲?(@中央日報 日本版)
http://japanese.joins.com/html/2004/1112/20041112200539100.html

日本軍による1937年の南京虐殺は、日本現代史の大きな汚点だ。 日本軍に殺害された中国人は多くは30万人にのぼるという。 日本の政府と裁判所も「数字については確定できないが、事実自体は否定できない」と認めている。 しかし日本社会で南京虐殺は、誰もが敬遠する禁忌の一つだ。 ところが最近、日本のある漫画家がこの禁忌に触れて苦境に立たされた。
漫画週刊誌『ヤングジャンプ』に現代史を素材にした「国が燃える」という作品を連載している本宮ひろ志氏は、今年9月、南京虐殺の部分を2回に分けて載せた。 民間人集団処刑場面なども描写した。その後、出版社の集英社は抗議訪問と電話攻勢に苦しめられた。 「ありもしないことで日本国民のプライドを傷づけた」というのが理由だった。 右翼団体らは宣伝車両を出し、大型拡声器を使って脅迫した。 自治団体議員団など世論主導層もこれに加勢した。
結局、集英社は11日、「単行本を出す際、作家と協議し、27ページのうち10ページを削除し、11ページを修正する」と発表した。「人類が絶対に忘れてはならない日本軍による愚行があった」という表現も修正対象に含まれた。 蛮行を愚行と婉曲に表現したことさえも抗議対象になったのである。
ともすれば歴史問題で騒ぎを起こす右翼勢力が、日本全体の世論を代弁するわけではない。 しかし日本屈指の出版社がお手上げした今回の事件は、この数年間に日本社会全般で強まった右傾化気流の一断面を見せている。
今回の件がもっと深刻なのは、来年の教科書検定のためだ。 日本では4年に一度ずつ各出版社が教科書を修正し、政府の検定を受ける。 01年には従軍慰安婦など日本の侵略事実を歪曲・美化した右翼団体「新しい歴史をつくる会」の中学校歴史教科書が、外交問題に飛び火している。 漫画をめぐってこの程度の騒ぎが起こるのなら、来年の教科書はどうなるのか心配が先立つ。

「憲法9条で、アタマ悪い『対テロ戦争』をかしこくサボろう
「愛国心とか夢見てんじゃねーよw
 国家は国民を守らない。君の生活とか老後は特に。」
「日の丸・君が代とか強制してると国が滅びますよ!(@∀@) (例)大日本帝国」