▼『おおかみかくし』
≫「女に生まれるという事が、ただそれだけで世界の半分に怯えなければならないという事を、
貴方たち男は全く理解していない!九澄君も電車に乗ったことがありますよね?
満員電車の中で見知らぬ男性に自分の匂いを嗅がれたことがありますか?
髪の匂いを嗅がれて『良い匂いだね』と言われたことがありますか?
落としたハンカチを拾われて匂いを嗅がれた経験は?匂いだけじゃない!
スカートを履いて外出して何の意味も無くジロジロと足を見られた経験は?うなじを見られたりした経験は?
歩道橋を登るとき、下からのぞき込まれた経験は?
私はそう言う人たちが邪な感情でそうしていることを知っている。でも警察に突き出すことが出来ない。
彼らは私に『指一本触れてはいない』から!私たち女は見知らぬ男全てを警戒しなくてはならない。
女は弱いです。男の悪意ある暴力から身を守れる力を持ちません。つまり私たちの女の平穏は、
私たちに乱暴しないと自戒する男達の一方的なモラルだけの上に成り立っているのです!!
女と握手をして、『今日は手を洗わない』なんていう男がどれほど不気味で気持ち悪く感じられるかが、
今の九澄君になら理解が及ぶのではありませんか?どうです?『可愛いね』と声をかけられることが、
あるとき、どれほどの悪寒を伴って聞こえるか、貴方たち男に想像が付きますか?どうですか!?」
…だいぶ前にプレイしたゲームだが、PSPでここまで突き刺さるテキスト見たことない(@∀@)
永久に忘れそうにないw。