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震災をダシにして自衛隊や米軍を賛美したがる奴がいるけど、バカなの?氏ぬの?(@∀@)

 ・・・さいきん、TOMODACHI作戦(失笑w)を見て「やはり米軍は頼りになる」とか口走ってる人々がいるようだ。
 東北ではヤクザも東京電力も被災者支援をするが、だからといってヤクザや東電を絶賛すべきだろうかw 被災者を支援するのは当然のことで、それで何かが帳消しになる、というものではないだろう。
 個々の米兵の救援活動における善意や熱心さを問題にしているのではない。俺が問題にするのは、「彼らがなぜ救援活動を命じられたか」という客観的な背景、政治的な意味だ。米軍-米政府-米原子力産業というシステムが、善意で動いていると思っている「お花畑の平和ボケ」には困ったもんだと思うw
 言うまでもなく米軍は、旧ソ連や中国などにさきがけて、核実験による大量の放射性降下物で地球を汚染してきた当事者だ。その被害はときに米軍の軍人にもおよんだ。http://bit.ly/gQIs3v 映画『ダーク・サークル』が示すように、アメリカ市民にさえ被害は波及した。
 米軍-米政府-米原子力産業というシステムあればこそ、日本における原子力発電の導入も行われた。もちろん、受け入れ側の日本の政府や財界の中にも、「核ありの再軍備」をめざす思惑があった。http://bit.ly/fHpAW4 軍事的・経済的な目的のために「安全」は無視された。
 自民党政府によって「ソ連の脅威」「中国の脅威」「北朝鮮の脅威」がさかんに喧伝されたが、彼らはぜんぜん本気で言ってたわけじゃなかったw もしも本気なら、原発日本海側に作るなんてことはしなかっただろう。そして今となっては、真の「脅威」がどこに存在するのかはあきらかだ。
 自衛隊出身の知人がこんなことを言った。「自衛隊の訓練は『訓練のための訓練』だ。それをあたかも意味のあることであるかのように隊員を洗脳してくるのがイヤだ」・・・なるほど、と思った。なぜそういうことになってしまうのかは、自衛隊の設立以来の歴史を見ればわかる。
 1950年代、アメリカ政府は朝鮮戦争に出て行く在日米軍の「補完物」を求めていた。旧軍出身者や大日本帝国政府の残党は日本の再軍備を願っていた。双方の思惑は一致するようで実は食い違う。自衛隊は誕生したものの、それは妥協の産物で、基本的にはアメリカの動向を無視できない組織になった。
 そんなわけで、自衛隊は米軍を補完する仕事は上手だが、本当の意味で「日本の国民の安全」を守るようにはできていない。中国や北朝鮮との戦争を遂行しぬく能力など元からない。「俺が終わらせてくる」なんつっても、暴走する原発を収束させる力もない(ソ連軍はやってのけたが)。
 なるほど、自衛隊には炊き出しや捜索やガレキ撤去はできる。だとしても、それは軍隊の主要任務だろうか。それらについての専門的な技術は、自衛隊の独占物ではないのだ。
 ・・・ただ、そうはいっても、自衛官の中にはそうした仕事にやりがいをもって取り組んでいる人々もいるはずだ、なぜなら彼らは今やっと「訓練のための訓練」ではなく、国民の生命を実際に守る仕事をすることができているのであるから。 そういえば杉山 隆男の自衛隊ルポ『兵士に聞け』で、空自でソ連の軍用機を警戒するパイロットをしていた自衛官が、仕事にやりがいをなくす話があった。(あまりの仕事の退屈さにw) そのパイロットは、救難隊に配置転換を申し出て、事故の救援の最前線で仕事をするようになって、そこで生きがいを見いだしたという。その気持ちはわかる。
 ・・・今回の震災での自衛隊による救援活動を見て、「やっぱり自衛隊は必要だw」とかマヌケなことを言う人がいる。だが事実は逆であって、必要なのは、震災(とくに原発震災)に対する救援活動の専門組織である。米軍の補完物としての自衛隊ではない。日本に対する現実の脅威とは、中国でも北朝鮮でもなく、地震原発・火事・津波だということは実証されまくっている(@∀@) それに10式やライトニングではどうにもならん。
 こんな時期なのに、日本政府は年間1881億円の予算を5年間「思いやり予算」として米軍に投下することを決めた。この予算は3月末に国会を通過した。http://bit.ly/dKaK30 
 たいした大盤振る舞いではないか。これに比べると、米政府のTOMODACHI作戦関連予算は68億円である。もし予算を超過したら、差額は日本に請求するかも・・・という話も出ているw 妙にせこい「トモダチ」だなあ(@∀@) 
 そういえばアメリ海兵隊のCBIRF(特殊兵器事態対処部隊)は、150人から来日したものの、横田基地あたりで情報収集や訓練をしていただけで、被災地では活躍せずに帰国した。まあ原発事故がさらに深刻化した場合のために、在日米軍基地の軍人を守るために来たんだろうけどね(@∀@)

▼「思いやり」は被災地へ
>強調されるべくは、思いやり予算は米軍への経費全額の1/3を占めているにすぎないことです。2010年度、日本政府は米軍基地関係経費に6,729億円(7.92億米国ドル)という膨大な額を負担しています。前国務省日本部長ケビン・メイヤーがいったように、米国は「日本と、とてもよい取引」をしているのです。世界で第6位の軍事費を支出している日本は、米国が超軍事大国の位置を保持していることに、大きく加担している国の1つなのです。
http://bit.ly/dKaK30 

 ・・・米軍の兵士がTomodachi作戦で被災者を救うのは、別にかまわない。だから沖縄で女の子をレイプするのはやめてくれ(@∀@) 
 自衛官災害派遣で被災者を救うのは、どんどんやればいい。だが被災地に本当に必要なのは「暴力装置」ではない(@∀@) 本当に必要な組織はほかにたくさんあるが、そちらには人も予算もまわされていないから、しかたなく米軍補完用の「暴力装置」を流用しているのが現状なのだ。
 自衛官の大半は災害救援のプロではないので、彼ら自身のメンタルケアや健康維持にもほころびが出ている。第2特科連隊での過労死や「ちよだ」乗員の下半身露出などは氷山の一角だ。
 そんなわけで、いくらTomodachi作戦で米軍が活躍したといっても、それは米軍という存在を賛美するための理由としては不十分だ。「進駐軍にギブミーチョコレート」の時代じゃないんだから、ちょっと飴を投げられたくらいで有頂天になるのはみっともない。米軍の動力は善意ではない。
 また、いくら自衛隊災害派遣で活躍しているとしても、「自衛隊があってよかったね、よかったねw」という話にはならない。震災からもう1ヶ月にもなるのに、被災地各地の避難所では劣悪な環境がなかなか改善されず、原発事故の収束は先が見えない。

▼避難者の栄養不足が深刻、宮城県が栄養士派遣
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110421-00000073-yom-soci
東日本大震災で約4万2000人が避難生活を続ける宮城県で、避難者の栄養不足が深刻になっている。
>長引く避難所暮らしで体の不調を訴える人も目立ち、県は400か所以上ある避難所に栄養士を派遣、実態を調査し改善を急いでいる。
>・・・風邪を引きやすくなり、栄養の偏りから口内炎ができた人もいる。
>約600人が暮らす同市の渡波小も同じ状況で、国際協力機構(JICA)が昼食に野菜や肉の入った料理を提供。メンバーで栄養士の津田千恵子さん(36)は「牛乳や乳製品は今も手に入りにくい」と証言する。・・・

「日本の安全保障」の概念は再検討を迫られている。ほぼ確実に来るべき「地震原発・火事・津波」の被害に、自衛隊では対応しきれないだろう。
 阪神淡路大震災当時、兵庫県知事だった貝原俊民氏は言う。「(震災時の)救助活動の多くは家族や隣人によるもので、自衛隊など公的機関の救助力を誇張し過ぎれば住民の自助共助が軽視される」http://bit.ly/dIXwLl  
 真の「安全保障」の基礎は、地域住民の防災ネットワークを強化すること。「米軍や自衛隊が天から助けに来てくれるから安心」などという平和ヴォケは早期に払拭しておかないと、早々に死ぬことになるのではないか。

 
 

「憲法9条で、アタマ悪い『対テロ戦争』をかしこくサボろう
「愛国心とか夢見てんじゃねーよw
 国家は国民を守らない。君の生活とか老後は特に。」
「日の丸・君が代とか強制してると国が滅びますよ!(@∀@) (例)大日本帝国」